普段私が寂しいって言ったら
あんまし構ってくれないくせに
貴方ったら急に寂しいって
私の名前を呼んでくるから
しょうがなくて構ってしまうの
好きだから。
軋むブランコ
揺れるシーソー
錆が目立ったジャングルジム
夕陽が沈んだ公園に
僕と黒猫と甘い残り香
コマイヌは別に足元を気にすることもなく、スタスタと進んで行く。
最初は適当に歩いているようにしか見えなかったけれど、彼が進む場所が、わたしがあの休憩スペースに来るまでに歩いてきた道とだんだん一致してきた時、本当に彼は、わたしが移動してきた道筋を見ているのだと思った。
彼に見える風景は、わたしが見ているものと、全く違うとも思った。
そしてネクロマンサーにも、コマイヌともわたしとも違うものが見えているのだ。
そう考えると、彼らに見えている世界はどんなものなのか気になった。でも今聞くとまた怒られるだろうから、聞きたい気持ちをぐっとこらえた。
ふと、コマイヌが足を止めた。
「ここ…”道”が分かれてる」
「あーそっか…じゃこっちの”記憶”は本人のかな」
ネクロマンサーは広い通路の床を指さした。
「そーだな、こっちの”道”は濃い…多分そっちだな、細いし、薄いし…”道”が不規則だから、落ちたストラップの軌跡に間違いない」
そうブツブツと話し合う2人を前に、わたしはちょっと首を傾げた。
「…ストラップ、移動してるの?」
ネクロマンサーとコマイヌが振り向いた。
なにかとあの子 思い出して
俺はもうひとつ 詞を書こうとしてる
ひとつマテリアル 増えた気がする
「俺はいつまで 君で眠れないの」
いつもおんなじ 夢にはならない
俺はいつでも 触れたいからね
きっとまた会える なんて思っても
ミスト 曇って 邪魔をする
枯れない花とかないんだけどね
朝になってた 薄手のカーテンの向こうで
鳥のなく声 なんかいいよね。
俺は今でも 誰かの声と
誰かの言葉を借りて 詞を書こうとしてる
風呂に逆上せりゃ マシなデタラメ
書ける気がしたんだけど
なんかあの子のことになると
「君はいつから 誰で眠れないの」
結月視点
「涼香、家ーー特殊部隊本部に連れて行くのはいいけど、一つだけ頼みごとがあるんだ。」
「何?」
「時雨ちゃんには会わないで欲しいんだ。」
そう、言い放つと、涼香の表情は一気に暗くなった。
「…なんで?」
「時雨ちゃん、さ。涼香が死んでから、しばらくして、急におかしくなってさ。…多分、思い詰めてるんだと思う。…涼香を…守れなかった事、後悔してたんだと思う。」
そこまで言うと、涼香は悲しそうな顔をした。
涼香視点
結月は、何か隠し事をしてる。それは、結月は隠し事をしてる時、頭をかく癖があるから。
「ねえ、隠し事しないでよ。」
結月は、驚いたようだった。
「なんで、分かったんだよ?」
結月は、うっすら笑いながら、あたしに、聞いた。
「長年の勘。」と、ドヤ顔をしながら答えたら、
結月は、
「なにそれ」って笑った。よかった。笑った。
私に、できるのは、これくらいだから。特攻班の四人みたいに、誰かのことを護れるほど、あたしは強くない。だから、あたしにできるだけのことは、したい。
【続く】
誰もいないはずのプールサイド。今年初めて水を張った今日、僕はふらっとプールに向かった。
ぴちゃん、ぱちゃん、ぱしゃん。プールから音が聞こえた。不思議に思いながらプールサイドに出る。まず目に飛び込んできたのは、青い硝子玉のように美しい空を反射する新しい水。そして、1人の少女。
「西城さん…。なに、やってるの?」
なに聞いてんだ…。1人でため息を吐く。見たらわかる。水に足をつけてゆっくり動かしてる。西城さんと話すことはほとんどなかった。感じた違和感は、夏の空に似合わない白い肌だった。長い黒髪を揺らして振り返る、
「何って…。死のうと思って」
冗談とも本気ともとれない表情で言い放った。
「死ぬ…?」
「冗談だよ。こんなとこで死のうと思って死ねないでしょ?本気にしちゃって、君、面白いね」
「西城さんって…変な人?」
「ふははっ。そうかもね。梢でいいよ。西城さんって固い。この際仲良くなろうよ」
「梢…は本当は死にたいと思う?」
「誰だって思うんじゃないかな。君も思うでしょ?意味もなく死にたくなるとき」
「うん」
「一回、死んでみようか」
「え」
あとどのくらいの時間一緒にいられるんだろう。
この世界に永遠なんてないけど、できるなら君とずっと一緒にいたい。
これから沢山の嬉しい事や悲しい事があるかもしれない。昨日のような事もあるかもしれない。
でも、君となら乗り越えられる。乗り越えてみせるんだ。
これからも一緒にいてください。大好きです。
ポエム掲示板にたまに投稿してるさいこぱす。です。(通信制限がやっと明けました!)
今年2月に欅坂46さんの風に吹かれてものMVをみました。何故かわからないのに泣いてしまって、欅坂46って凄いなと思いました。
そして何回も聞いているうちに、歌詞が凄いなと気づきました!
そして秋元康さんリスペクトになりました!
そして、僕も作詞家になりたいと思いました!
今こっそり作詞してます。
いつか、あの時みたいに誰かを泣かせられるような歌詞を書きたいと思っています。
突然ですが、私は小説を書きます。
と言っても、何ヶ月か前に書き込んだ物ですが。
続きが少しできたので、書き込みます。
私の気分で、最初から改めて書きたいので、
「一回読んだわ!」
っていう方も、どうぞお付き合いください。
ある方からの感想に、生死に触れたものがありました。生死を描くようなものでもありますので、すごく考えて書きました。
拙い文章で、反響が怖くもありますが、頑張って書きますのでよろしくお願いします。
この書き込みが、掲示板に反映された時点から、
打ち始めます。
近頃の寒さのせいだろうか
春と櫻はしばらく休むそうだ
気候が和らいだら
開きかけていた蕾をもう一度咲かせて
優しい春を見せてください
それまでいくつ季節を跨ごうと待っています
夏と秋と冬も応援してくれています
春の席はいつでも空いています
本当は早くがいいけれど急かさないので
ゆっくりでいいので
在るべき居場所に帰ってきてください
心はいつもここに