知ってる人はこんばんは、初めての人ははじめまして。
テトモンよ永遠に!改め、“魔法の伝道師”大賢者の代弁者です。
早くも企画「魔法譚」(読み:まほうたん)のスタートが、明日に迫ってきました。
…え、なにそれ?って人もいると思うので、ここで改めて企画の概要説明をしようと思います。
文明の発達により、非科学的なものがほとんど否定された現代。
だがそんな世界で、“魔法の伝道師”大賢者は魔法を扱う素質があるコドモ達に、願いを叶えるための魔法の道具“マジックアイテム”を作り与えていた。
大賢者によってマジックアイテムを手渡された人々、“魔法使い”は、その命を狙うバケモノ“ファントム”とマジックアイテムの変身機能を使って人知れず戦っている…
そんな世界を舞台に、魔法使い達のお話を詩や小説という形でみんなで作って楽しもう!というのが、この企画の概要です。
(詳しくはタグ「魔法譚」から「企画概要」を見てね)
企画の参加方法は、自分の作品に「魔法譚」のタグを付けるだけ!
投稿作品は詩でも小説でも何でもOKです!
三人称や魔法使い視点じゃなくても、大賢者視点のお話も良いですよ。
開催期間は、7月7日21時〜7月10日24時までです!
あと予定ですが、企画終了後に企画「魔法譚」のまとめを作ろうと思っているのであしからず。
細かいこと(用語解説など)はタグ「魔法譚」から「企画概要」や「用語解説」を見ることをおすすめします。
あと、質問や気になることがあったら、どんなことでもレスからどうぞ。
初めての企画なので慣れないところもありますが、頑張って進めていきたいと思います。
皆さんのご参加、楽しみに待っています。
僕たちに必要なものだけど
突然牙を向く
僕は彼に何もした覚えはないのに
こちらを睨む
外で脚を踏み鳴らしてる
大声出してドアを叩く
それでも僕が生きるのに必要なもの
僕を生かしてるもの
だから
僕らはここで死にやしない
早起きは三文の徳って
お陰で朝から嫌なニュースを見られたわ
素晴らしくドブ色の空
背伸びの先
漂ってる浮遊霊
さあカーテンを開けて
偉大なる仕事
これで満足わたしは立派な社会人
蹴つまずいた街道
わたしの心は伽藍堂
消えそこねた羊が
いつまでも気怠く鳴いている
ぽつ、ぽつ、ぽつ、と雨が降る
踊るように跳ねては消える
不規則な
母の鼓動
流れてゆく血潮 排水口へ滴っていく涙
仄かに香る 湿った空
色の剥がれた薄暗い部屋で
目を閉じ 耳をすませてみると
僕は大海を進む一艘の舟
誰にも振り返られずに 揺られている
ママがくれた白い
ロウヒール履いて
待ち合わせの公園へ
はやる気持で
“男子にもらったの!”
あなたをちょっぴり
からかってみたけれど
なにも言わない
白い嘘ならついてもいいでしょ?
つぐんだその口の
秘密よりマシよ
私 見たの黒い
ハイカット鳴らし
あのコと会っていたのね
おなじ笑顔で
“日曜、何してたの?”
さりげなく聞く
答えた後に目を伏せた
下手なアリバイ
あなたの瞳をグッとのぞいたら
私 見てなかった
嘘つけない人ね
嘘でいい、トモダチと言って
抱きしめて、ヤキモチ 妬・い・て
白いロウヒール あなたの靴を踏めば
痛みなくなる頃
恋に手を振るでしょう...
生きないと
貴方を生かさないと
前を向かないと
貴方の顔を前に向けないと
いつか駄目になっちゃう。
弱音吐かなきゃ。
貴方と泣かなきゃ。
手を繋がなきゃ。
そうでもしなきゃ、壊れちゃう。
大変でも
絶対に
貴方と貴方の大事な人の命を止めないで。
今は辛いかも
今は悲しいかも
今は怖いけど
明日は来るよ
夜は明けるし雨は止む
太陽の笑顔を見る頃には鳥も歌う
一人で部屋の傍らで泣いているけど
それも、笑顔に変わる
枯れかけの花が、美しく咲き誇るような奇跡が
明日には起きる
だから今日を生きて
数え切れない明日たちに手を振って
明日を迎えにいざ行こう
企画「魔法譚」の用語解説、Ⅱの続きです。
企画概要はタグ「魔法譚」から。
〈魔法使い〉
大賢者からマジックアイテムを受け取って魔法を使えるようになった人のこと。
マジックアイテムを使うことで魔法を使用できるが、1つのマジックアイテムで使える魔法は1種類までなので、実質1種類しか魔法を使えない。
異方からやってくる“ファントム”に命を狙われる運命にあるが、マジックアイテムの変身機能を使うことで戦うことが可能。
変身後の姿は人によって様々である。
基本的に大賢者からマジックアイテムをもらって魔法使いになれるのは子供のうち(10代くらい)である。
だが世の中には少数だが大人の魔法使いもいる。
それでもコドモの魔法使いが多い。
なぜならほとんどの魔法使いは、大人になる前にファントムに命を奪われるからだ。
〈ファントム〉
異方からやってくるバケモノ。
理由は不明だが魔法使いの命を奪いにやってくる。
実在する生物っぽい姿から、なんとも言えない異形の姿まで、様々な姿形をしている。
普通の人には見えない。
そのくせして魔法使い達に物理攻撃や精神攻撃などを仕掛けてくる。
魔法使い達にできる唯一の対処法は、マジックアイテムの変身機能を使って戦うことのみである。
たまに大賢者に手を出すことがあるが、チート級に強いので一撃でやられる。
これで用語解説は終了っと…
何か分からないことがあったら、レスで質問してくださいね。
企画「魔法譚」は7月7日21時よりスタート!
企画「魔法譚」の用語解説、Ⅰの続きです。
企画概要はタグ「魔法譚」から。
〈マジックアイテム〉
文字通り、「魔法を使うための道具」。
大賢者が、魔法を扱う素質のあるコドモに「願いを叶えさせるため」に作り与えている。
ただし、マジックアイテムで使える魔法は基本的に1種類、持ち主の願いを叶えることができる魔法のみである。
使える魔法は持ち主の願いによって決まってしまうそう(例:あの人と結ばれたい→魅了魔法)。
基本的に持ち主しか使うことができないので、持ち主以外が使おうとしても魔法は使えない。
ちなみに、マジックアイテムの形は持ち主によって千差万別。
王道っぽいステッキやコンパクトから、ホウキ、スマホ、ガラケー、ペンダントに指輪、リストバンドにナイフまで、何でもありである(でも手のひらに収まるくらいのサイズがいいよね)。
魔法使いを狩る“ファントム”と戦うための「変身」機能もついており、その気になったらいつでも変身できる。
変身後の姿も人によりけり。変身ヒーロー・ヒロイン的な感じから、かなり地味な格好まで、個性が出やすい。
そして変身後は大抵の場合マジックアイテムは武器に姿を変えたりする(そもそも武器の形をしているのでそのまま、マジックアイテムとは別に武器が出てくる、など例外はあるが)。
お一人様1つまで。
もう1つ欲しいなんて言ってもくれはしない。
あと紛失したり壊したりしても、大賢者から新しいマジックアイテムをもらうことはできない。
大賢者曰く、同じ物は二度と作れないから無理、とのこと。
Ⅲに続く。
企画「魔法譚」の用語解説です。
ちなみに企画概要は「魔法譚」のタグから。
〈大賢者〉
世界を巡り魔法を扱う素質があるコドモ達に“マジックアイテム”を渡し、魔法使いを生み出している謎の人物。
よく”魔法の伝道師”を自称する。
ゆるいウェーブのかかった金髪に青いエプロン、白い帽子に白い日傘とそこそこ目立つ見た目をしている(ちなみにモデルは某スキマ妖怪さんだったりする)。
どうやら有史以前から存在しているらしく、様々な歴史上の出来事を経験してきたとかしてないとか。
人間好き。見てて面白いから、とのこと。
マジックアイテムを何もないところから一瞬にして作り出すことができる(そういう魔法を使っているのか、大賢者自身の能力なのかは不明)。
「マジックアイテム」を作り出すこと以外にも、瞬間移動や日傘による飛行、変身、透明化やテレパシー、読心に各種属性攻撃など、様々な魔法を使うことができる。
掴みどころがなく、めちゃくちゃ胡散臭い。でも基本的には人間の味方である。
Ⅱに続く。
「今日はありがとうございました。つむぐと言いま
す。名前だけでも覚えていってください!」
今日も。手応えなし。
そして今日も、昨日とは違う駅にいる。
僕、春風紡は、毎日全国を回って、全国各地の大きな駅でライブをしている。
大きな駅といっても、建物に入らせてもらう訳ではなく、人通りの多い改札口の隅で路上ライブをする程度の小規模だ。
今日は、いつもより立ち止まって聴き入ってくれるお客さんが多かった。あと一週間ほど、ここでライブを続けよう。
ギターケースにアコギをしまいながら、僕はそんな事を考えていた。
毎日6時、会社の定時がくる頃、僕はライブを始める。
会社から帰る疲れた会社員の皆さんに届けるように、一曲目を捧げる。
買い物や、幼稚園のお迎え帰りの親子に楽しくなってもらうために、ギターを掻き鳴らす2曲目。
こんな感じで、時間帯で歌う唄を選んでいる。
僕が一番大切にしたいことは、人のために歌を唄う。人がいるから歌が唄えることを忘れないことだ。
なんて、かっこいいことを考えてみたけど、僕にも生活がある。
今は各地のネットカフェを転々としながら、貯金を切り崩して生活している。本当は、人の心配なんてとても出来ない現状なのだ。
でも、これからもっと頑張れば、誰かが認めてくれる。そんな思いを支えにして、今日も僕は唄っている。
魔法なんてものは初めからない。
そんなことはきっとなくて
君の持っているものが魔法だよ。
誰かの事を考えられる心も
立ち向かえる勇気も
すべてが君の使える魔法なんだよ。
せっかく持っている魔法を使わないなんて
もったいないだろう?
君の笑顔さえも
僕にとったら大切な魔法だ。
ほら
敵がまた来た。
君の魔法で倒してごらんよ。
僕が君をサポートするから。
間違えたって大丈夫。
さぁ
あの敵を二人で倒そうか。
車庫のトタン屋根に落ちて
跳ねる雨粒は
どこか儚げで
雨が弱まってしまうと
跳ねることさえできず
ただただ落ちて行くだけの
一粒の水へと変わっていく。
私はどちらかというと
神社で耳を澄ますと聞こえる
木の葉にあたる微かな音の方が
好きなのです。
鉛筆で書いた文字を
消すためだけに生まれてきた
なんだか
ずっと
すみません すみません
って
へこへこ謝っているように見えたので
そっと
小指で撫でてやった。
落ちる
落ちる
加速度をつけて。
落ちる
落ちる
重力と貴方への愛を背負って。
落ちる
落ちる
さあ堕ちろ。
いろとりどりの紫陽花が
つゆくさと共に雨に揺れている
かすみゆく視界
皆の嘲い声
がいとうが歪んでる世の中
わすれたかった君の後ろ姿
らふれしあの色に惑わされ夢と現実の狭間で
えらくなくたって
まちがったっていい
すすんだ道の先に君がいて欲しい
よるを照らす君の声
うその笑顔でもいいから
にじんだ涙の向こうにまた君を探す