あれから数日後、わたしはなぜか”彼ら”と共にいつものショッピングモールにいた。
「…何で呼んだの?」
「事情聴取って奴だよ」
わたしの質問に、ネロは間髪入れずに答える。
「…はぁ」
思わずわたしは呟く。
…何しろ、いつものようにショッピングモールをほっつき歩いていたら、急に捕まえられたのだ。
色々と状況を理解できないのも無理はない。
「でも”事情”って…」
「いや分かんねーのかよ」
わたしの言葉を遮ったネロに対して、わたしはうぐっとしか答えられない。
…まぁ実を言うと察しがついているんだけど。
「あれ、そう言えば黎は?」
いつものようにネロ、耀平、師郎…といるのに黎だけいない事に気付いたわたしは、何の気なくそう言う。
「え、あれ?」
「そう言えばいない…」
わたしが言って気が付いたのか、ネロと耀平は辺りを見回した。
聞き流してくれ
ただの僕の独り言だから
愛されないのは分かってるよ
若すぎたんだと分かっている
「マメは潰れて血が出て
夢が膨れるたびに大きくなった」
そんなのに憧れてた
不器用なクセに華奢なこの手が嫌いだった
誰かの足音が聞こえた気がして
振り向いても誰もいないのに
いつだって僕らは欲しがって
なんだって掴みたがるけど
僕には僕の歌しか歌えないから
僕には君の歌は歌えないから
産声をあげたとき君は叫んだんだ
誰も知らないステルスナンバー
無いものが欲しい
夏になれば冬が好き
僕らはみなきっと
猿を辞めた人
上手く言えないけど
君のことが大事
理屈じゃないルール
出来の悪いゴール
生きる時 生きればそれでいい
飽きるほどあって
ひとつも足りなくて
上手くいかなくて
素敵ではないけれど
生きる時 生きればそれでいい
今年も貴方の誕生日が祝えることが嬉しい
また一歩進んでいく貴方が大好きです
いつか直接会えますように
思ってたのと違う
好きだった絵本は そうでもなかった
そんな的外れな 例え話
傷ついたガラスが光を吸って
屈折した大人になった
好きだった横顔は そうでもなかった
良い人ぶった報いかな
ねえ、夕日で燃えてるみたいだよ
地獄は意外と春かもな
窓を開けて外を見てみた
桜がふわふわ舞っていた
「毎年卒業おめでとう、そして入学おめでとう」
花びらに向かって言ってみた
ポエム掲示板に投稿してた吸血鬼と女の子の話なんですが、僕の勉強という名の都合でしばらく投稿できないと思います。
多分再開までにだいぶ時間がかかるので、再開するときはお知らせと、タイトル決めておきます。
では、また〜
凍った世界が溶けて、
あたたかな光が私たちを照らして、
優しい風が背中を押す時期。
その色鮮やかな空気を、
恥ずかしがりで無邪気な空気を、
胸いっぱいに吸い込みたい。
けど、
それはできない。
それが、
花粉症の定めだから。
「約束忘れてたのか。あ、
君だけど君じゃなかったね」
私にそう言い放った。
あなたが自分を仮称するとき
「われわれ」を使うよね。
なぜ貴方は追われているの?
貴方は何か知ってるの?
この世の何かしらの真理を……。
一介の信者でしかない私をなんで
首脳のあなたが気にかけるの?
なんで貴方の声はそんなにノイズが
かかっているの?
なんでそんなに悲しげな表情で私をみるの?
まるで私が消えるみたいじゃない
やっぱりそれもあの厚みのせい?
私はその厚みが何かを知らないけど、
貴方の大切なものだと信じてるから。
貴方がその出会いを大切にしていると
思ってるから。
何かより良くしようと踠いているのだろうから
どうしようもなくつらそうに見えたら
何か私に出来るとは思わないけど
困難を半分に分かち合いたい。
だから一緒に手を繋いでもいいですか?
『 貴方達 』と。