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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 10.ウロボロス ⑪

鱗 円ことウロボロスを追いかけ始めて暫く。
わたし達は路地のあちこちを歩き回っていた。
時々気を抜いてしまって、1人だけ違う方向へ向かってしまったりもしたけれど、とりあえずは同じ所を通らずに済んでいる。
だが、今回探している人物は中々見つからない。
「…見つかりそう?」
わたしはつい気になってコマイヌに尋ねる。
コマイヌはうーんとうなった。
「さっきから痕跡は追えてるんだけど…相手が移動してるみたいで中々追いつけない」
まだ時間がかかりそうだな、と彼は苦笑いした。
「早い所とっちめよーよ」
ネクロマンサーはそう言ってコマイヌの服のすそを引っ張る。
コマイヌはそうだなと答えた。
「あ、ちょっとコマイヌ」
ふと師郎がコマイヌに呼びかけた。
「ちょっと…良いかな?」
師郎は横道を親指で指し示した。
コマイヌは最初、何だかよく分からなかったようだが、すぐにあー分かったと返事した。
その様子を見て、師郎は黎と共に横道へと向かった。

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絵の具

僕の心は真っ黒だ
時々心から溢れ出したモノが
口から嫌な言葉として出てしまう
愚痴 恨み辛み 嫉妬
全部塗りつぶせたらいいのにな

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よろしくでしゅ

ぽえむ掲示板でびゅー!()
僕は日頃から趣味で曲を作ってます。
それで、ここで作った歌詞をあげてみたいなぁと思いました((
タイトルは曲名で、歌詞はその曲の一部です
曲っていうと、あの、歌詞に音つけてコンピューターで打ち込んでるんで()
よろしくでしゅ!w

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詩を書くこと

誰かの言葉に感銘を受ける
もしくは
その言葉を思い出す瞬間に出会う
この時、視界が輝くような気がする

その瞬間を書き留めたくて…
見えるものを言葉にしたくて…

いつしかそういうフィルターをかけて
世界を見るようになってしまった
世に言う色眼鏡ってやつだね

だからかな…せかいにいろがないんだ…

感じようとすることをやめて初めて
色を感じられるんだ

矛盾してるよね
自分でも笑えるよ
でもね、

抱えた矛盾の狭間に
今もまた詩が生まれるんだ

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恋のミステリー

トランペットを吹くあの男の子。
なぜ、話しかけられるとこんなにドキドキするんだろう…。やっぱり、恋なのかな?
神様。この恋の悪魔って、だあれ???
私のこの気持ちは、なに??

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 10.ウロボロス ⑩

「…で、どうする?」
耀平がネロに尋ねた。
「そりゃぁ、今回も捕まえてやるよ」
そう言って彼女は目を赤紫色に光らせる。
「そうかい」
耀平も両目を黄金色に輝かせた。
「んじゃ、行こうか~」
2人はそう言って歩き出す。
「あ」
しかしコマイヌはすぐに足を止め、くるりと振り向いた。
「しっかり意識して歩かないと、”ウロボロス”の異能力でまた同じ所を回るハメになるからさ」
気を付けろよ、お前、と耀平はわたしの目を見る。
「あ、うん」
わたしは急に話を振られて一瞬戸惑ったが、すぐにうなずいて答えた。
「じゃあ行こうかね」
わたしの様子を見て師郎はそう言って歩き出した。
わたしもうん、とその後を追った。

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さぷらいず

おはようってニコってしようとした
その影から現れた君の姿に
驚きすぎた私だから
すこし言葉に詰まってしまったんだ
君に初めて会った日から
突然君が現れる想像とかしてたはずなのに
そんな現実しあわせすぎて
1人前を歩きながら
笑顔を噛み締めるのに大変だった

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想いの行方

不安定に宙をさまよう想いが
ゆっくり形作られて
一つのアイデアになった。

急いで文字にしなきゃ!
スマホをつけて、掲示板に書き込み…

言葉たちはどこか居心地悪そうだ。
「あぁ、また、ダメだった。」
消して、消して、からっぽにして。

また、はじめから、やりなおし。
何度も、何度も、繰り返す。
いつかこの想いが誰かに届くまで。

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詩を書くこと

空に流して 部屋を充たす それが僕の匂いになる

僕の思いが燃えている 僕の思いが灰になる

海に流せば 誰かが飲む 飲んだ誰かが腹を壊す

僕の思いが溶けていく 僕の思いが解される

詩を書いて 音を読む 死を描いて 生を読む

君の思いも消えていく 僕が飲み込み 腹壊す

詩を書くとはそういうこと