予告通り、企画「テーマポエムを作ろうの会」の企画要項の再掲版です。
ナニガシさんが既に紹介してくれてたけど、ぼくの方からもリマインドさせてくださいな。
という訳で以下要項。
どうも、テトモンよ永遠に!です。
超突然ですが企画です。
タイトルは「テーマポエムを作ろうの会」。
皆さんの作った「キャラクター」とその設定から、他の方がテーマソングならぬ「テーマポエム」を作る多分今までにない企画です。
詳しくルールを説明すると、
①自分が今までに作ったキャラクター(ポエム掲示板への投稿の有無は問わない)、ないし新たに創作したキャラクターの設定をタグ「テーマポエムを作ろうの会」とタグ「(キャラ名)の設定」を付けて投稿します(タイトルはなんでもOKです)。
この時、テーマポエムを作る側にとって作りやすいようできるだけ詳しく、分かりやすい設定を投稿してください。
あとテーマポエムを作る人の制作の参考になるかもしれないので、ポエム掲示板で既出のキャラクターであれば登場作品のタイトルや投稿時期を載せておくといいでしょう。
もちろん現在進行形の物語のため、まだ出せない設定があるというキャラクターは無理してその設定を載せる必要はありません。
② 自分がテーマポエムを書けそうな設定を見つけたら、それに沿ってポエムを書いて投稿してみましょう。
この時タイトルは自分の好きなものを付けても構いませんが、タグ「テーマポエムを作ろうの会」とタグ「(キャラ名)のテーマ」を忘れないようにしてください。
ちなみにポエムを書く時は、設定の投稿にレスを付けるか付けないかは自由にします。
また、同じ設定投稿から複数のテーマポエムができることがあると思いますが、それはそれで良しとしましょう。
という訳で、上記のルールを守った上で企画を楽しんでください!
開催期間は6月28日(金)24時までです。
今回開催期間を長めに設定したのは、ここでは遅筆な方が多そうだからな〜という思いと現在開催している企画との連動を考えているためです(詳細は企画「鉄路の魔女」の要項をチェック!)。
開催期間中は定期的に要項の再掲を行うので自然消滅はしないからご安心を!
ぼくも頑張って韻文に挑戦してみようと思うので、皆さんも気軽にご参加下さい!
それではこの辺で、テトモンよ永遠に!でした〜
どうも、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の作者です。
この度、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は20個目のエピソードが完結いたしました~!
15個目のエピソード完結から約1年…長かったような短かったような。
とにかくあっという間でした。
さて、今回のごあいさつでは超重大発表があります。
それは…
小説「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は27個目のエピソードを以って「完結」することです。
投稿開始から約5年、2年程の投稿休止を経て続いてきたこの物語ですが、とうとう終わりが見えてまいりました。
これもひとえに皆さんのお陰です。
一応打ち切りとかそういうのじゃなくて、早い内から27個目のエピソードを以って終わりにしようと決めていました。
本当は25個目のエピソード(ストーリーの内容的にキリがいい所)が終わってから発表しようと思っていたのですが、あまりギリギリで発表するのもよくないよなということでここで発表することにしました。
ビックリされる方もいると思いますが、異能力者たちの物語はそこで一旦おしまいにしようと思ってます。
…まぁ、まだぼくの学生生活は続きますし、「造物茶会シリーズ」の投稿も続くので当分ぼくはここにいます。
だから「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」が終わっても、すぐにはここからいなくならないのでご安心を。
まだまだ先は長いですが、いつか来る終わりへ向かって歩いていきたいと思います。
という訳で、今回のごあいさつはここまで。
21個目のエピソードはまだ作ってないけど、造物茶会シリーズの次のエピソードがかなり長い(1万字超え)のでそのエピソードを投稿している内に書ければいいなぁと思ってます。
あと現在開催中の企画「鉄路の魔女」に参加する作品も絶賛制作中です。
ぼく主催の最後の企画になりそうなので、よかったらみんな参加してね~
ではこの辺で。
何か質問とかあったらレスちょうだいね。
テトモンよ永遠に!でした~
名前/エミィ
誕生日/6月21日
体重/6キロ
身長/50センチ(尻尾は含まない)
好物/新鮮な魚
嫌いな物/眩しいもの、魚卵
座右の銘/何とかなる
性格/無口。普段から飄々としており、カナの良き(?)師匠。たまに小難しいことを言うが、ただただ思ったことを口にしているだけのことが多い。
「おねぇちゃんはさ、どうしてさいきんへんになっちゃったの?」
「そう?変、かな?」
「うん、なんか、つかれたおとーさんみたいになっちゃってるよ。」
「そうなの?」
「うん!だから、きっと、びーるのんだらなおるね!」
「そっか。」
「うん!じゃあ、おねぇちゃん、またね〜!」
山吹は小さな男の子に軽く手を振って見送り、溜め息を一つ吐いた。
そのまま振り返り、黙って線路へ飛び降りる。
ふわり、とスカートのリボンが揺れる。
山吹の身につけているものは、どれもこれも少し古いものだ。が、不思議と不潔感や古臭さを感じない。
早朝のほぼ無人の駅。
唯一人のいるホームへ目をやる。
白髪混じりの頭の、和服の女性。
今度は、そちらのホームへと歩き始める。
(...どうせ見えていないのだろうな。)
山吹たち「鉄路の魔女」は、子供にしか認識・接触できない。
稀にできる大人も居るそうだが、片田舎のこの駅では会えないだろう。
「…………ああクソ、おいシラカミ」
種枚さんが白神さんに呼びかける。その声色に、先ほどまでの純粋な殺意は感じられなかった。
「あれ、どしたのクサビラさん」
「お前、その子に感謝しろよ。私が目ェ掛けてる人間がこんなに意地張るから、仕方なく折れてやるんだからな」
「もちろん!」
「それから、君」
種枚さんの恨めしそうな視線が、こちらに向けられる。
「な、何でしょう」
「後悔することになるぜ。妖怪に気に入られやがって……私だって君にずっとついていてやれるわけじゃ無いんだからな」
「いや、別に……」
「お前、分かってないな?」
何を、と問い返そうとして、それは白神さんに遮られた。後ろから抱き着かれ、その上急に高く持ち上げられたのだ。
「し、白神さんやめて」
「千葉さあああん! 千葉さんはわたしの命の恩人だよ! 本っ当にありがとう! この御恩は一生かけてでも返すよ!」
「白神さん、痛い……」
白神さんの力が、ではなく、溜め込んだ静電気が。
「だから言ったのに。怪異に気に入られたんだ。タダじゃ済まないぜ?」
種枚さんが呆れ顔で言ってきた。
「……後悔、しないよう努めます」
ゆずの身体が曲線を描いて飛ぶ。…こんな感覚は人生初のバンジージャンプ以来だ。喉が痛むほどの叫び声をあげたのはちょっと前のお化け屋敷以来だ。
「痛っ」
混乱状態のゆずを正気に戻したのは、ゆずの身体をせんちゃんが受け止めたときの痛みだった。
「雑に扱ってすまんな。"あれ"は光が苦手だから、ゆずが月の光を受けてれば追ってこないだろうと思ってつい」
「ついって…」
せんちゃんが見下ろす先には、こちらを見失ったのか『神隠し』が忙しなく動いていた。
「木の上を移動するのは疲れるから、やっぱり普通に逃げた方が良いな」
「それ大丈夫なの?」
「正気、あれ以外にも面倒なのはたくさんいるから…運だな」
「ええ…」
「夜明けまでには山を出よう」
「うん」
ゆずがせんちゃんの手を握ると、向こうも握り返してきた。
「う〜ん...」
バスッ、と言う音とともに、藍色のテントが開く。
カナはそれを地面におろし、
それをハンマーとペグで固定する。
相変わらず、周りは異様な程静かで、ペグをハンマーで打つ音のみが響いていた。
何故、年端もいかない少女が、
崩壊したビル群の中で野営をしているのか。
理由は1つ。
数年前、世界は崩壊した。
戦争によって。
争いに発展した訳は至って簡単、資源の不足。
資源の奪い合いが激化した結果、机上に収まらなくなった、ということである。
様々な兵器の登場、民間人への無差別攻撃。
平和条約、その他諸々のルールは
意味を成さなくなった。
食糧難、治安の悪化、戦災孤児の増加。
そんなこんなで紆余曲折あり、呆気なく世界は崩壊した。
こんなに簡単に崩壊するものだとは、誰も思っていなかっただろう。
いつか戦争が終わって、いつかいつも通りの日常がかえってくる。
そう、信じて疑わなかった筈だ。
世界の崩壊。
言ってしまえば、原始時代に戻った様なものである。
先月から始まりましたテトモンよ永遠に!さんの企画『テーマポエムを作ろうの会』。
ルールは簡単。しかし二陣営が必要です。
まず設定原案側。投稿作品の登場人物でも、外部で書いてるキャラクターでも、今回即興で作った子でも良いのでキャラクターの設定を書いて投稿します。
この時タグに『テーマポエムを作ろうの会』『〇〇の設定』の2つを入れる。「〇〇」の部分はそのキャラクターの名前ですね。
次にテーマポエム制作側。好きな設定を選んで、その子のテーマとなるポエムを書いて投稿します。この時タグに『テーマポエムを作ろうの会』『〇〇のテーマ』を入れる。「〇〇」はお察しの通りキャラクターの名前です。
期間は6月いっぱい。ナニガシさんは先月までの時点でかなりの量設定を投下しているので、誰かテーマ書いてくれないかなー……。チラッチラッ
“鉄路の魔女”は基本的に、子どもにしか感知できない。鈴蘭が腕を失う原因にもなった大災害の頃、少年期にあった人間でも、十数年を超えた現在、社会人になった者も少なくない。ただ不老不死の魔女である鈴蘭には、時間経過による変化が理解しきれず、かつて交流し共に遊んだその人間が自分を無視している理由が理解できなかった。
専用道路の上をぽてぽてと歩き、2駅分ほど歩き続けたところでふと足を止める。
「………………や」
目の前の黒い影に、右手を挙げながら声を掛ける。人間の赤子の頭部程度の大きさだったそれは、鈴蘭の声に反応して全高数mほどにまで膨れ上がった。
「駄目だよ。こんな風に道を塞いじゃ。迷惑になるんだよ」
幻影は首を傾げるように変形し、目の前の魔女に突進を仕掛けた。
鈴蘭は右手だけでそれを受け取める。幻影の質量と速度が生み出すエネルギーは破壊力として機械腕を軋ませ、装甲の随所からは損傷によって火花が飛び散る。
「む…………」
空いた左手を大きく後ろに引き、軽く握った形に固定する。その手の中に、六連装グレネードランチャーが生成される。
「そー……りゃっ」
射撃では無く、銃器そのものの質量を利用し、幻影を殴りつける。
幻影を引き剥がし、煙の上がる右手を開閉する。
「まだ……動くかな。よし」
その手を強く握りしめ、それと同時に機械腕が爆発し、装甲が弾け飛んだ。
どうも、テトモンよ永遠に!です。
昨日から企画「鉄路の魔女」が始まりましたが、要項に書き忘れていたことがあったので追記します。
・参加作品にはタグ「鉄路の魔女」を付けてください(あとでまとめる際に役立つので。もちろんまとめられたくない方は付けなくて結構)。
・参加したいけどどうしても内容が思いつかない方はキャラクター設定だけ作った上で、(一応)開催中の企画「テーマポエムを作ろうの会」のタグ「テーマポエムを作ろうの会」を本企画のタグと一緒に付けて投稿してくだされば誰か(企画者かもしれない)が作品を作ってくれるかもしれません。よかったらどうぞ。
ちなみにこの企画でぼくはこの手の企画開催を最後にしようかなと思ってます。
もうネタがあんまりないし…
なので今まで見る専だった方!
参加するなら今しかないですよ‼︎
未完になっても設定だけしかなくてもいいのでよかったらご参加ください!
よろしくお願い致します!
電信柱の上で蹲るように眠っていた鈴蘭は、朝の眩しさに目を覚ました。
凝り固まった手足を解すために大きく伸ばし、そのままバランスを崩し地面に落下する。
「ぶげっ…………いたい……」
強かに打ち付けた後頭部をさすりながら立ち上がり、鈴蘭は歩き出した。ガードレールをひょいと跳び越え、未だ始発も動かない早朝のBRT専用道路の上を進む。
目的地は、とある踏切跡。最近は毎朝通う、ある種『お気に入り』となったそのスポット。その遮断機の上に腰を下ろし、右手首を見る。
普段はポンチョ風の衣装の下に隠れている機械の右腕。その装甲の下は、部分的な廃線によって不完全に幻影化している。BRTへの移行が無ければ、影響はこの程度では済まなかっただろう。
そう考えながら右腕をしばらく眺め、鈴蘭は再びその腕を衣装の下にしまった。これまで生きてきて、人間を観察して得た知識によると、彼らは時間を知りたい時に手首を見るらしい。それが『腕時計』という外部装置を必要とするところまでは気付けないまま、小首を傾げてただ時が過ぎるのを待つ。
数十分後、始発バスが真横を通り過ぎた。
「や」
短く呼びかけつつ右手を挙げる。当然答えが返ってくるはずは無く、鈴蘭は周囲を眺め始めた。
時間の経過とともに、少しずつ、本当に少しずつではあるが、人通りも増えてくる。
そして、1つの軽いエンジン音が近付いて来るのに気付き、鈴蘭は表情を輝かせてそちらに目を向けた。
そちらからは1台の原動機付自転車が近付いて来て、1度減速してから踏切跡を通過する。
「やぁ、少年!」
その運転手に、先ほどよりも明るく呼びかけ、右手をひらひらと振る。気付かず去っていく後ろ姿を見送り、一瞬の思案の後、鈴蘭は遮断機から飛び降りた。