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寝むて2 訂正

恋を知って、気になって
好きになって、君のことばっか
あーしたいとかこうしたいとか
考えたりして

明日だって、会いたくて
好きになって、欲しくて
メールしようとか電話したくて
でもこわくて

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寝むて

恋ってみとめたくなくて
でも、会えない日は寂しくて
何してるのかなって、気になって
出来れば好きになって、欲しくて

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五行怪異世巡『天狗』 その⑤

「くそっ!」
そう吐き捨て刀を抜こうとする青葉を、種枚は片手で制止した。
「待ちな、青葉ちゃん。刀は抜くな」
「え? なんで……」
種枚はそれには答えず青葉の刀をひったくり、青葉が何か言う前に下げ緒で鞘と刀を結び付けて固定し、再び青葉に返却した。
「これで良い」
「なんでこんなこと……」
「鈍器として使うなら、少しでも重かった方が良いだろ?」
「鈍器?」
「あァ、君の『それ』の使い方は、斬撃武器よりは殴るための重量物だったからね」
「ねえ、お話終わった? 待ち飽きたんだけど」
天狗の声がどこからか聞こえてきて、二人は咄嗟に背中合わせに立ち、周囲に注意を払った。
どこかに天狗の姿が無いかと二人は目を動かすが、二人以外に動くものの姿は見られない。
変化の無い状況の中、青葉は頬から顎に伝う冷や汗を無意識に拭った。その時だった。
どこからかビシリ、という音が響き、それに続いて大木の幹が割れ、折れて倒れる大きな破壊音が響き渡ったのだ。

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日々鍛錬守護者倶楽部 その①

放課後、学校敷地内の中庭にて、2人の少女が対面していた。
「んじゃ、いつも通りで良いね?」
黒髪の少女、サホが尋ねる。
「オーケイ。じゃ、今日のトラックは……」
ブロンドヘアの少女、タツタがスマートフォンを操作しながら答える。しばらく操作した後、画面をタップするとエレキギターの音が周囲に鳴り響いた。
「うおでっか……音量これで良い?」
「だいじょぶ聞こえるー」
「あいあい。それじゃぁ……」
スマートフォンを壁際に置いてから、再び元の位置に戻る。
「「変身」」
掛け声と同時に、2人の全身を光が包む。
タツタはその服装がノースリーブの白いワンピースに替わり、長髪は艶やかな黒いものに変化する。
「【黒紋章】」
サホの服装は、パステル・ピンクと白を基調とし、リボンで華美に装飾されたロリータ調のものに替わり、髪型は薄黄色のツインテールに変化する。
「【妖精騎士】」
「じゃ、曲が終わる前に当たった方がジュース奢るってことで」
「うん。私パインサイダーね」
「じゃあ私はエナドリ」
「あっ高いの選ぶのズルい!」
「冗談冗談。それじゃ……」
タツタの『魔法』によって生成された半透明の手が、スマートフォンの画面をタップする。音楽の再生が始まったのと同時に、サホは駆け出した。

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暴精造物茶会 Act 23

「そうね」
早く片付けて家に帰りましょうとピスケスは目の前でこちらに威嚇する怪物を見上げる。
「…やるぞ」
ナツィはポツリと呟く。
そしてナツィは蝶が象られた大鎌、ピスケスは弓矢をどこからともなく出し、露夏は懐から包丁を取り出した。
「<{“;$]+;$\#{*]+‼︎」
相手の殺気に反応したのか怪物はナツィたちに飛びかかる。
しかし3人は飛ぶなり横跳びするなりしてそれを避けた。
怪物はナツィたちの後ろにいた人工精霊たちに突っ込もうとしたが、5人は見事にそれを避け切った。
「{^{‘;€]_$*;>{*」
怪物は唸り声を上げながら振り向く。
怪物の目の前には赤髪のコドモが包丁を向けて立っていた。
「さっさと、倒れてもらおうか‼︎」
赤髪のコドモこと露夏が包丁に魔力を込めると、その切っ先から赤い火球が撃ち出された。
しかし怪物はそれを易々と飛んで避ける。
火球はそのまま大学の敷地外へ飛んで行くと思われたが、敷地の外へ出ようとした時に見えない壁のようなものにぶつかって、火球は消失した。

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マホウショウジョ・リアリティショック キャラクター

・福居路香(フクイ・ミチカ)
性別:女  年齢:まだ12歳  身長:144㎝
中学校に進学したばかりの少女。誕生日は2学期中盤。
部活動は決めていないが、何となく音楽部に入ろうと思っている。良い感じの管楽器をやってみたいが自分と周囲の適性的にドラムセットを叩く未来が確定している。
友人も多く、多趣味で、勉強も決して際立って得意では無いながらも毎日努力してそこそこの成績を維持している、ばちぼこのリア充。
家族や周囲からは愛され適切に褒められて育ってきたので自己肯定感も自己効力感もMAXで、自分の人生を滅茶苦茶価値が高いものとして認識している。子供なんてそれくらいで良いんだよ。

・使い魔
女子中高生を狙って魔法少女にさせようとしてくる謎の生き物。外見は四足歩行の哺乳類をモチーフにしたと思われるぬいぐるみのよう。全高約15㎝。ちっちゃい。色々と適当な甘言を述べて言いくるめまくり、これまでに数十人ほど戦いの道に引きずり込んだ実績がある。その大義はただ、化け物達から世界の平和を守るという一点にのみある。我が行いに一点の曇りなし。全てが正義だ。ちなみに歴代魔法少女たちは4割ほどが無事に成人し、1割が存命かつ未成年です。
ミチカちゃんにプレゼントした髪飾りは、本物の宝石とプラチナが使われている地味にすごいやつ。ミチカちゃんはよくある子供向けの安価な作り物だと思ってる。

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私の目標はあなた

どんな困難が私の前に立ち憚ろうとも

私はそれを乗り越えてみせる。

先を行くあなたに追いつくように
道なき道を切り開き進んで行くあなたの後ろ姿をみて私は歩んで行きます。

あなたは私の目標そのものです

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回復魔法のご利用は適切に_2

シオンは転入生なのに加えてでかかったので目立った。すごく目立った。1週間で馴染み、更に友達もちゃんとできた。
「シオンさ〜ん!ごきげんよう〜!」
…特殊な友達ができた。
「おはよぉ、エリザベスちゃん」
エリザベスという少女だ。華奢だが髪型がドリルで、服が目立つ。黙っていれば普通のお嬢様なのだが妙にハイテンションで不思議な人だとシオンはずっと思っている。
「そうそう、忘れていましたわ。エリザベスではなくて、リサと呼んでいただいて構いませんのよ?」
「リサ?あだ名?」
「ええ!エリザベスでは長いでしょう?」
「わかった、リサちゃん。私のことも呼び捨てでいいんだよ」
「それは恐れ多いですわ〜」
エリザベスはつくづく不思議な子である。