「…それで、わたしに何の用があって会いに来たの?」
ていうか、何でわたしの塾が分かったの…?とわたしはヴァンピレスに尋ねる。
ヴァンピレスは、まぁ貴女のあとをつけてたのよと答えてから、ブランコを漕ぎつつこう答える。
「ちなみに貴女に会いに来たのは、”提案”があるから来た、って所かしら」
「”提案”?」
わたしは思わず聞き返す。
ヴァンピレスはそうよ、と続けた。
「貴女への”提案”…それも、”協定”の”提案”よ」
ヴァンピレスはキィ、キィと音を立てながらブランコを漕ぎ続けていたが、そう言って不意に漕ぐのをやめる。
そしてわたしの方を見た。
「…貴女、わらわと手を組まない?」
ヴァンピレスはそう言って微笑む。
わたしは、え、と呟いた。
「ど、どういう事?」
「どういう事と言われても、文字通りの意味よ」
わたしの質問に対して、ヴァンピレスはそう返してまたブランコを漕ぎ始める。
私は、一輪咲くひまわり
何輪のも集っている方ではない
田舎の草むらの中で唯一咲いていた
一輪盧ひまわりである
一輪の孤高ではないけど
一輪だけ咲いていた
いや一輪咲いていた
そのひまわりは
日中は明るく
自由にゆらゆらと風と草たちと踊り
緑の中、太陽と神様に見守られながら
第二の太陽のように、周りを照らしていた
だけど一転、夜は違う
孤独の虫たちに襲われ
なにもかも嫌になっていく
枯れてしまいたいと思うこともあった
時には枯れそうになったけど
時には枯れかけたこともあったけど
時には枯れる寸前になったこともあった
だけどその度に私にとっての光がやってきた
水という光が。
それで生き延べられていた
そのおかげで明るく照らしていたのかな?
神様と太陽にも感謝している
あっという間に日が過ぎていく
そしてとうとう、命を絶つときが来た
夏の終わり、一輪咲くひまわりは、
神様に連れられていく
とうとう、本当に枯れるときが来てしまった
次にバトンを渡すときが来てしまった
秋に入って、一輪咲くひまわりは
命を果たし、消えてしまった。
一輪咲くひまわりが枯れてしまったとき
たくさんの人が悲しんでいたらしい
そしてひまわりの跡周辺に色とりどりの花が植えられたらしい
私は、消えてから気づいたんだ
一輪咲くひまわりは
様々な生きるものたちを照らしていたんだと
愛されていたんだと
一輪だけではなく、独りではなかったんだと
一輪咲くひまわりは、決して一輪ではなかった
音楽は僕に元気をくれる
音楽は僕に勇気をくれる
音楽は僕に寄り添ってくれる
音楽は僕に感動をくれる
音楽はいつも僕の味方でいてくれる
音楽はいつも僕を救ってくれる
音楽はどん底に落ちてしまったとき
手を差し伸べてくれる
だから音楽は僕にとってヒーローなんだ!
音楽は僕の源
音楽は僕の光
音楽は僕の特効薬(心に1番効く薬)
僕は音楽が大大大好きだ!
メモリーズメモリーズ輝け
メモリーズ輝け、轟け
過去を振り返って嫌々になることも
現在も不安になることも
未来が怖くなることも
わかるよ
メモリーズメモリーズ輝け
メモリーズメモリーズ導いてくれ
僕たちはなにもかも
不安、後悔、恐怖に襲われることもあるけども
僕たちは生きているだけで大丈夫なのさ
言の葉をかき集めて
言葉を贈る
言の葉をかき集めて
言葉を作るように
言の葉をかき集めて
うたを作る
言の葉をかき集めて
思いを込めて
時間をかけて作った
うたを届けるんだ
言の葉をかき集めて作ったうたが
あなただけでも良いから
届いて大切なうたになれるといいな
正解とは
一体なんなのか
わからないわからない
正解とは
本当にあるのか
知らない知らない
正解とは
僕たちの心の中に秘めてるのか
かもしれないかもしれない
正解とは
もしかしたらないのか
わかんないわかんない
正解とは
僕たち中学生もよく知らない
まだわからない
正解って不思議なものだね
ねえ、僕たち子供に
''本当の正解''を正解とは何かを
教えて下さい。大人のみなさん
「さっむ!!」
声を上げながらブケファルスが玄関の扉を開けると、居間から寒いという文句が3人分聞こえてきた。
「早くドア閉めてよー」
カウダに急かされうるさいなと返しながら急いで居間まで駆けると、こたつが出ていた。
「え、こたつ!?勝手に出したのか!?」
3人ともがっつりこたつに入ってアイスを食べている。ブケファルスはなんだか怒りたいようなそこに混ざりたいような複雑な気持ちになった。
「というか…そろそろ年越しなのにどこ行ってたの?」
フスの疑問にブケファルスは右手に持ったビニール袋を見せた。
「おでん買ってきた」
3人は歓喜の声をあげる。特に喜んだのはカメルスである。
「よっしゃ!じゃあ食おーぜ!年越したらそばもな!あ!年越しの瞬間ジャンプしねぇ?」
「子供かっ!」
ブケファルスはちらっと自分のレヴェリテルムを見て微笑み、こたつの空いた場所に滑り込んだ。
もうあと3、4年後で成人になる。
けど僕はまだ大人になりたくない。
高校生にはなりたいけど大人になりたくない。
高校生になったら時を止めてほしい。
大人は、とっても大変で子供の見本にならなきゃだもん。
恥ずかしくない大人にならなきゃだもん。色々怖いんだもん。
だったら学生の時期が一番ちょうど良い。
子供と大人の間にいる僕ら。このままがいい。
大人になりたくない。
けど時間は止まってくれないから
強制的に大人にさせられちゃう。この世界。
はぁ大人になりたくないなぁ…
大人になる階段を強制的に上り途中の僕による。
もうあと数段ぐらいで頂上(オトナ)になりそうな僕の本音。
「大人になりたくない!!」
誰かといてもひとりになれば、なぜか自分だけが置いてきぼりになってるみたい。
寂しい。これで良かったのかな。怖いな。嫌われてるかも。
結局、、独り風が吹いてくるよう。
そんな私は、独りぼっちの舞踊会に招かれた。
ポツンと私しかいない広い空間で
私は、自由に踊り舞う。
強制的にしまっておいた思いもさらけ出すように。
歓声も、拍手もない、まるで1人の世界にいるような
広い空間で自由に感情を全部顔にぶちまけて下っ手くそな踊りをする私。
独りの私はしっとりした優しいバラードような音楽で踊り舞っている。
物語にあるような、魔法にかけられた物たちや獣はいない。
ただ魔法にかけられていないお月様が照らしているだけ。
物語にあるような華やかで賑やかな会ではない。
誰もいない静寂の夜の中、私だけ思うままに踊り舞っている。
王子様もヒーローもいない、来る気配もない。
この独りぼっちの舞踊会で私は自由に感情も心の内をさらけ出して思うままに踊り舞っている。