あなたが灯す灯火に
希望が見えた
あなたという命のヒカリが
そのヒカリはみんなを笑顔にする
そして、その
笑顔に未来を託す
平等に残酷に過ぎていく1分1秒
そのうちの24時間
あるいは1440分、86400秒
人はこれを1日と呼ぶ
日が昇って日が沈む
起きてご飯食べて寝る
月が隠れてまた輝く
それに準えたただの単位
勝手に名前付けて
意味を求めて傷ついて
そんなんしなくても
勝手に時は過ぎていくのに
名など所詮実体を縛るばかり
昔の人が定めたどんな記念日よりも
私は今日という「名もなき日」に
意味があったと信じてる
久しぶりに、とここに書く回数が増えた
毎日が淡々と過ぎていく
課題をこなすだけの今日がやって来る
「この後、学校で何しよう」と考える暇もなく
90分間の授業に拘束される日々が続いている
中学生の頃の生活が既に懐かしい
ケータイを握りしめて
好きな人からのメールを待った
ダサいと言いながらも皆で同じ体操服を着て
クラスの旗を囲んで集合写真を撮った体育祭
たった15分の劇に数ヶ月を捧げた文化祭
この前、久しぶりに行った中学校には
おままごとみたいな空間が広がっていた
どこか大人になりきれない、「守られている」世界があった
ここで過ごした青春を絶対に忘れたくないと思った
人間関係に悩んだ時、お世話になった保健室
進路が決めきれず先生と話し続けた進路指導室
理想の音楽に向き合った部室
転校するあの子と最後に話した下駄箱前
好きな人とふたりで過ごした朝の教室
あの時日常だと思っていた毎日は、
振り返るときらきらと輝いている
あの子が、クラスメートが、先生が、あの人が、だんだんとあの頃のことを忘れていったとしても
自分だけは、忘れずにいたい
それは今も同じことであって
この無機質な毎日が、数年後、数十年後には
戻りたくなる「あの頃」になるかもしれない
だからこそ、今を大切に
心だけでも、ときめいていたいと思うのです