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3

以前

中学校に入学してすぐのこと、自分にも転入してきて仲良くなった友達が諸事情から学校に来れなくなってしまったことがありました。

自分の場合は、かなり特殊だと思いますが、学校に来れるようになるまで2年間、クラスメイトとしてプリントを渡したり連絡事項を伝えたりすることはもちろんのこと、友達として時には勉強のサポートをしたり、友達として普通に何も考えずに遊んだり、厳しいことをはっきり伝えて怒ったりしたこともありました。

毎日友達の家まで声かけをしに行って、時間が遅くなるなどして、先生に怒られたこともありました。

でも、現在で考えたとしても後悔はしていません。むしろ、学校側が普通やらなければやらないことを、自分が喜んで率先して行動した、という方が正しいと思います。ちなみに、2年の月日を経て、その子は来てくれるようになりました。

学校だけで出来るサポートは、市区町村によると思いますが、なかなかうまく行くものではありません。カウンセラーが常駐していたとしても、初対面の人に心を簡単に開けるわけがないです。

だからこそ、身近にいる人の存在をお互いに大事にしてほしいな、と思います。今でも決して人間関係が広いわけじゃないです。

でも、1人でも自分の近くに仲のいい人がいる。それって、幸せなことじゃないかな?

1

十代をふりかえる

私の10代の日々の中にはいつもSOL!がありました。初めてSOL!を聞いたのは中学三年生のときでした。高校生になってからはほぼ毎日聞いてました。
自分の人生の分岐点となったのが高校2年生のときの逆電です。とーやま校長、よしだ教頭、職員さん、あのとき掲示板で私に声をかけてくださった生徒さん本当にありがとうございました!!
高校生の頃辛かったことを書き込んで、その書き込みにレスがついているとそれがすごく励みになっていました。私と仲良くしてくださった生徒さんもすごく嬉しかったです。名前を検索しても出てこないけれど、どこかで元気にしているかな…。
大学生になって、高校生の頃はほぼ毎日見ていた掲示板にくることもぐっと減ってしまったけれど、ラジオは毎日聞いていました。大学生になり地元を離れても変わらない校長と教頭の声を聞くと落ち着きました。
私はまだ未来の鍵を見つけられていません。だからまだSOL!を卒業できません。もう少しお世話になります。
掲示板もあの頃と変わってしまったし、いつの間にか年下の生徒さんが多くなってしまいました。
SOL!に出会えてよかったです。沢山の大切なことを教えてもらいました。これからもよろしくお願いします。

2

十代振り返り3

次は家族のことについて振り返ってみようと思います。私にとって家族のことについて考えるのは辛いけど、今の気持ちを残しておきたいから書き込みます。
私の家族は普通の家族ではありませんでした。しかし、それに気がついたのはかなり遅かったです。例えば親にお前は失敗作だ、死ね等と言われても悲しかったけどそれが普通だと思っていました。今思えばひどい言葉だし、普通の家庭で日常的に言われる言葉ではないのだろうと思います。暴言を言われることが辛く、高校2年生のときSOL!にメールを送りました。そこで色々話を聞いてもらい自分の人生が変わりました。外から見れば普通の家庭だったので、余計に辛かった。普通に幸せで親に愛されている家庭に生まれていたら自分の人生がどれだけ変わっていたんだろうって思うと辛くて悲しくて。
親は私を育ててはくれました。だけど暴言や暴力でついた心の傷ってなかなか治らない。だから親を恨んでいいのかわからないし、これから先どう接したらいいのかもわからないです。大人になって独り立ちできるようになったら親ともう会わないという選択肢もある。それでいいのかなぁと思っている自分もいる。
世間体、周りの目が怖くて人に相談できない。普通に幸せな家庭の話を聞くといいなぁって思う。私には普通の家族ってどういうものなのかよくわからない。
幸せになりたい。

4

君へ

中学生の頃、友達がいじめられていました。優しいその子は、教室で殆ど声を発することができませんでした。周りは彼女を嗤いました。陰で暴力を振るいました。
そんな彼女が唯一声を出せたのが、部活の時間です。「美術部はオタクの集まり」「スクールカーストの最下位」。そんな目で見られても、わたしは構いませんでした。彼女が他の部員と普通に話して笑ってくれる時間が好きでした。
彼女と同じクラスだった時、わたしはクラスメイトに立ち向かいました。
でも周りはわたしを無視しました。わたしの言葉なんか聞こえないみたいに。
普段は普通に話しかけるくせに、その時ばかりは黙って、遠巻きに見るだけでした。むしろ向こうが言い返してくれればよかったのに。
「こんな行動に意味はない」
そう、気付いてしまいました。担任も最初から他人任せ。次第にわたしも声を発する自信がなくなっていきました。あるクラスメイトはわたしのことを「可哀想な子」と言いました。…彼女は生徒会役員でした。
……じゃあどうして助けてくれなかったの?
今でもあの子を支えきれなかったことが悔やまれます。あと少し自分に勇気があったら、あと少し踏ん張れてたら…。ごめんね、途中で手を離したりなんかして。友達失格だ。罪悪感と後悔は消えないままです。でも、たった一人でよかったんです。たった一人、味方をしてくれる人が欲しかった。それは高望みだったんでしょうか。
私の言葉は、誰の心にも届きませんでしたか?

今もしもいじめがあって、それを止めようと思う誰かが近くにいるのなら。
絶対に見捨てないであげてください。一人の勇気をなかったことにしないでください。いじめの連鎖を断ち切ってください。そのたった一人の味方を待っている人がきっといます。そしてできることなら、君がいじめを止める最初の一人になってください。
わたしの経験なんてよくあることかもしれない。でも今もずっと苦しいままです。
長々失礼しました。