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天津禍津

それから3日、異形の『それ』は町のほとんどを喰らった、そしていつしか異形の『それ』はゴア・リベリオンと人々に呼ばれるようになった...

「うーん...」
図書館に全員が集合していた
「どこもだめねぇ...ほとんど喰われてる」
「レイナはため息をつきながら言った
この調子じゃ、ここも危ないわねぇ...」
ルナが囁くように言った
「天津...あれを、解放しない?」
「まだあれは休眠状態よ!?どうやるのよ」
「でも...この状況じゃあ、どうしようもないし...」
「お母様、私もルナに賛成よ、あれなら、今の力であれらを消滅できると思うの」
「二人とも...」
「あの~」
サクがおどおどしながら
「それって、なんなんですか?」
「...そうね、説明しときましょうか」

天津神禍(アマツ シンカ)、血鏡館の地下深くで休眠を続ける元神なんだけど、元は言霊を司る神だったらしいのよ、でも色々あったらしく、血鏡館が出来る前にここに堕ちてきたの、昔からすごい力の持ち主だったんだけど、今はその数倍すごいわ
元が言霊の神だからか、寝てても一様、会話は可能だわ

「まぁ、こんなところよ」
「すごいこともあるんだ...」
「ま、滅多なことでは地下には行かないんだけどね」
レイナは一呼吸おいて
「ルナ、クラン、地下へ行くわよ」
三人(とサクヤ)は地下へと向かった...

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「シャングリラ」

「うん、だいたいわかったわ」
ルナは本をサクヤに返す
「あなたスゴいのね」
「俺は...そうなのか?」
「だって、ねぇお母様...お母様?」
クランは はっ とした
「え...えぇ、すごいわよ」
「お母様、どうかしたの?」
「いや?なんでもないわよ」
微笑みながらクランは答えたが、その表情は少しぎこちなかった...

俺はどれくらい眠ってたのか... そんな事を考えながらシンジは目覚めた
「あ、気がついた」
「オラクル...そうだ!あいつは!?」
「もういないわよ」
「そうか~よかったぁ。そういえば、俺はどれくらい寝てた?」
「そうねぇ...3日かしら」
「...寝過ぎたな」
「ははは そうね」
オラクルは母親みたいな気持ちになっていた...

教会の地下深く、ここには一国の王がいるような部屋がある
「そういうわけです、イズモ様、もうすでに大規模にやる他ないかと...」
「確かに、このまま小さいことを続けても、回収効率は悪いな...」
ロマノフにイズモ様と言われている、この少年、名前はイズモ。教団の裏の顔でのトップで、地下に封印されている、シャングリラと呼ばれる、教団の中では最高神を復活させようと暗躍している、いわゆる元凶である
「報告によると、あの邪悪な巫女もやられました...」
「ロマノフ!お前の魔法が弱かったからじゃあ無いのか?」
「いえ...お言葉ですが、私の使える最高の魔力を誇る呪文でございました...」
「ふむ...ならばいいだろう、計画発動は3日後だ...その間、せいぜい信者達を言いくるめといてくれ」
「はっ!」
「(ロマノフ...中々使える男よ...ふふふ...)」
イズモはあれこれと策を練り始めた...

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サバイブ・ライダー

激しい戦いが続いていた、龍騎もリュウガも一歩も譲らなかった
「おい!もういいだろ!」
「マダダ...マダ...モット『チ』ヲ!」
「ははははははは、いいぞ!それでいい...」
「くっ...」
シンジは覚悟を決めた、カードを引き抜き、バイザーに挿入する...
FINAL VENT!
鏡面が出現し、リュウセイが飛び出てくる、龍騎が空へ舞い上がり、蹴りを打つ、それに合わせてリュウセイが剣を降り下ろす...
リュウガは吹き飛んだ、その時、闇がオラクルと分離してリュウガと一体となった
「ははははは 切り札だ...」
カードデッキからカードを引き抜く、炎の幻影...
バイザーがリュウガと同化する、そして、どうかした部分は口の
ような空洞となった、カードを胸に空いた穴にに挿入する...
SURVIVE!
リュウガの体に炎が巻き付く、そして...
鎧が変化した、龍を擬人化したような見た目、強力なのは一目でわかった
「サバイブって...こんなんだっけ?」
「ワレハ...ムテキナリ!」
龍騎に襲いかかるリュウガ、龍騎は防御しようと構えたが遅かった、刹那、龍騎は吹き飛んだ...

私は...解放されたの?
オラクルは得たいの知れない、それでいて心地よいところにいた
ここは...?シンジは...?
「ぐわぁぁぁ!」
シンジの声だ!行かないと!
オラクルは目覚めた、そこで見たのは異形の龍と「それ」にやられている、龍騎の姿だった...

「シンジ!クソ!これでもくらえ!」
オラクルは御札を投げつけた、以外と聞いたらしく、傷口から黒い闇が漏れているようだった
オラクルは龍騎に駆け寄った
「シンジ!大丈夫!?」
「大丈夫...だ...あいつ...強い」
「加勢する?」
「ダメだ...オラクルが...死んじゃう...」
「でも...」
龍騎は勢いよく立ち上がった
「これが...俺の切り札だ!」
カードデッキからカードを引き抜く、リュウガの時と同じ現象が起きた
SURVIVE!
炎の力を取り込み、龍騎は龍騎サバイブとなった...

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覚醒、そして...

血鏡館の図書館...
「なに...これ...俺は...これは...いったい...」レイナは、ゆったりとした口調で言った「うーん、これはオルフェノクだねぇ...しかも狼だから...ウルフオルフェノクってところかしら、越えてきた書物を読んだけど、まさかオリジナルの資格ありとはねぇ」
ルナは首を傾げた
「え?オルフェノクってなに?」
「オルフェノクっていうのはね、素質がある人間が死ぬと覚醒するもので、彼みたいに、みんな灰色でその人が持ってるイメージが具現化された姿になるの」
「お嬢様、こちらを」
サクヤが持っていた本、表紙に書いてあったロゴには見覚えがあった
「そのマーク...もしかしてスマートブレインの?」
「確かに、そう書いてありますね...あぁ、お嬢様、このページです」
ルナは真剣に本を読み出した...

オラクルは違和感を覚えていた
「(この感覚...あの時の...)」
今日は新月の夜、禍々しき、闇が踊る日...
「オラクルー終わったよー って、大丈夫か!?」
「シンジ...お願いがあるの...」
「なんだよ...水か?果物か?」
「違うの...奴を...私を...倒して...私なら...大丈夫だから......うっ...!」
「オラクル?おい!倒せってどういうことだよ!」
「そろそろ...限界...あいつを...私を...止めて...!ん....ぐっ...あぁ...」
その瞬間、昼間なのに辺りが暗くなっていった
「シンジ...頼んだよ...」
オラクルは完全に侵食された...

少女は黒い龍に呼ばれた、彼女は変身した、それは黒い龍騎だった、彼女は龍に誘われるままに、闇の中に入った...

「オラクル...?」
「我が名はそのようなものではない!」
「おい...もしかして...倒せって...こいつを...?」
「いでよ!我が僕よ!」
禍々しき巫女の深い闇から黒い龍騎...リュウガが表れた
「あー!お前は、あの時の!」
「タタカエ!ワタシト!」
「オラクルの頼みだからしょうがないか...変身!」
蒼い龍騎に変身した、そして、臨戦態勢に入る
SWORD VENT
同時にリュウガも剣を召喚した...

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教皇ロマノフ

契約を見ていた、不穏な影が1つ...
「なんと...あの気配は龍...それもとても強力なものだったとは...イズモ様に報告しなければ...」
影は、忍者の如くその場を立ち去った...

オラクルは目の前で行われたそれを信じることは出来なかった
「シンジ...今のは...?」
「モンスターと契約するとき、こんな感じになるんだ」
「じゃあ...リュウセイと契約したの...?」
「そんなところだ」
「リュウセイは...どうなるの...?」
「大丈夫、呼びたいときに、すぐ呼び出せるから」
シンジはカードをデッキから引き抜いて、バイザーに挿入した
A D V E N T!
地面に鏡のようなものが現れ、リュウセイが勢いよく飛び出してきた
オラクルは信じられなかった、吸収されたリュウセイが出てきたのだから当たり前だが
「龍騎...俺はここをしばらく旅している、だが、俺の力が必要なら、遠慮なく呼び出してくれ」
「あぁ...わかったよ」
リュウセイは飛び立ち、夕日に向かって羽ばたいた...

影が大きな教会に入っていった
「ロマノフ教皇、イズモ様にご報告願います」
教皇と呼ばれているこの男、名前をロマノフと言い、禁忌とされる死に関わる魔法を使う、危険な存在である
「いいだろう、何だ」
「ロマノフ様がとらえていた気配が境界を越えてきた龍だと判明しました」
「ふむ...で、その龍は」
「近くにいた、仮面をつけた騎士と同化しました」
「興味深い話だ...よかろう、報告しておこう...下がれ!」
「はっ」
影はその場から消えた、ロマノフは妙な胸騒ぎを覚えていた...