見慣れぬ天井、積まれた段ボール きのう見つけた宇宙でくらす ドアの向こうは知らぬ街 一つずつ封をしてきた生活感 布団いちまいだけの部屋 目を瞑れば、ひとり (20年も引っ越しをしていないと云うのに、まるで引っ越してきたかのような部屋で眠ります。)
あなたが雨を降らせたひとに、 わたしは傘をさしていく。 雨にぬれないでほしいから、 でも、雨を降らせるあなたに渡す傘が見つからなくて どうして雨を降らせるのかを、聞くこともしないで あなたは自分にも軽率に雨を降らしていくね、 わたしは降らせないでって言うだけ。 雨をふらせるのも、傘をさすのも 相手のことを考えていなくて。ひとりよがりな願いで。
引きこもることが苦痛なんじゃない、聞こえる毒とぼくの心がつらいだけ
どんな言葉もこぼれおちていくよ? 違う違う違う またこうやって、詩にして 乗り越えたつもりになってるんでしょ 理解して整理したつもりになってるんでしょ
他人の本棚を渡って渡って、やっと出会えたはずな のに頬にかすり傷覚えた魔法を自分のものにできな いあかぎれから菜の花が咲くどんな言葉も気持ち を、あなたをわたしを、軽んじているようで隣にい ることさえできないから決して埋まらない空白を一 緒に抱きしめるひとがいますようにと首と手を重ね て
ある日、Aさんがいじめられた。 Aさんは、学校に来なくなった。 そして一年後、AさんをいじめてたBさんがいじめられた。 Bさんも、学校に来なくなった。 そしてその次、BさんをいじめてたCさんがいじめ られた。 そしてCさんも、学校に来なくなった──。 いじめの本なんて、いつもこんな感じのネタしかない。 そんなんじゃ伝わらない。 こんなループストーリーをいつまで描き続けてるの? こんなのつまらない。
一袋十九円のもやしで救われた昨日があって、ただぼくがその続きを歩いている、それをいのちと呼ぶかぎり誰のことも好きにならない。救急車のサイレンを聞くたびに三秒だけ祈るひと、かたちのない意思のない夜、生まれ変わりを信じているから他人に優しくなれるとかぜったい嘘だと思う。エンドロールまで泣かなくたっていいよ、秒針のリズムでこぼれ落ちていく愛想笑い、幼い頃の水面のきらめきを忘れて正常に死んでいくことなんてできない。
今朝起きたときと同じ姿勢で布団におさまったら 昨晩の夢の続きが見れる気がしたのに もう2度と行けない旅路 夢の中に置いてきた あの子を助けにいかなきゃと もう2度と会えないのは 夢の中だけでいい
朝の帰りを待ってみたりします。
面倒な道を避けておきながら 「つまらない」だなんて言うなよ 自分勝手に飛び出していながら 「孤独だ」なんて言うなよ たくさんの選択を越えて 今僕はここに立っているから それらが全て正しかったのだと 言い張るために生きているのだから 君が選んだその道を 「間違いなんかじゃなかった」と言える日が きっと、きっと来るから だから今はまだそこにいて いつかきっと、迎えに行くから