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同窓会

中学のLINEが動いてた。そして完全に認識されてなかったわたし。
連絡取れない人一覧みたいなのに入れられてた。いや、いるし、グループに。てか現在進行形で連絡とってる人がグループ内にいるじゃん。連絡とれないわけないだろ、っていう。思わず笑ってしまった。
まあそれはすぐに訂正して相手からも返信があったし、正直どうでもいい。

…あーあ、そのままわたしのことなんか忘れてくれてれば良かったのに。
君たちの記憶の中にいたくない。さっさと消して。

そんな感情が真っ先に浮かんだ。ろくな思い出なんかない。もう関わりたくないんだ。大して仲良かったわけでもないのに作った笑み貼り付けて、高い金払って食事会?そんなのあの頃と何も変わらないじゃないか。それなら家で家族と一緒にお母さんの手料理を食べて、こたつ囲んで話して、笑うさ。
ガキだって成長すれば落ち着くと思ってた。だけど何も変わらないじゃないか。中学生の頃と同じ、あの人を馬鹿にする態度。呆れたよ、本当。怒るのも馬鹿らしい。
だから早く消して。わたしも忘れたいから。
ああ、早く記憶の蓋を閉じなきゃ。余計なことを思い出す前に。

いつまで引きずれば気が済むんだろう。
本当は全部笑い飛ばせる人間になりたかったはずなのに。

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君へ

中学生の頃、友達がいじめられていました。優しいその子は、教室で殆ど声を発することができませんでした。周りは彼女を嗤いました。陰で暴力を振るいました。
そんな彼女が唯一声を出せたのが、部活の時間です。「美術部はオタクの集まり」「スクールカーストの最下位」。そんな目で見られても、わたしは構いませんでした。彼女が他の部員と普通に話して笑ってくれる時間が好きでした。
彼女と同じクラスだった時、わたしはクラスメイトに立ち向かいました。
でも周りはわたしを無視しました。わたしの言葉なんか聞こえないみたいに。
普段は普通に話しかけるくせに、その時ばかりは黙って、遠巻きに見るだけでした。むしろ向こうが言い返してくれればよかったのに。
「こんな行動に意味はない」
そう、気付いてしまいました。担任も最初から他人任せ。次第にわたしも声を発する自信がなくなっていきました。あるクラスメイトはわたしのことを「可哀想な子」と言いました。…彼女は生徒会役員でした。
……じゃあどうして助けてくれなかったの?
今でもあの子を支えきれなかったことが悔やまれます。あと少し自分に勇気があったら、あと少し踏ん張れてたら…。ごめんね、途中で手を離したりなんかして。友達失格だ。罪悪感と後悔は消えないままです。でも、たった一人でよかったんです。たった一人、味方をしてくれる人が欲しかった。それは高望みだったんでしょうか。
私の言葉は、誰の心にも届きませんでしたか?

今もしもいじめがあって、それを止めようと思う誰かが近くにいるのなら。
絶対に見捨てないであげてください。一人の勇気をなかったことにしないでください。いじめの連鎖を断ち切ってください。そのたった一人の味方を待っている人がきっといます。そしてできることなら、君がいじめを止める最初の一人になってください。
わたしの経験なんてよくあることかもしれない。でも今もずっと苦しいままです。
長々失礼しました。