君の言葉も手探りなまま。 道ばたに立っていた。 寄り添いたいほど、つかめなくなる。 うねる、揺れる、夜の空。 「もしも」もない真っ暗闇。 背伸びして届くなら、 もっと白いぼくでいたかった。 嘘だけが残る、醒め醒め思うと、いつも。 もっと白いぼくでいたなら、 心臓を抉る理を放せたのかな。
君の笑顔に呑み込まれ 否応無しに人々は行く これで3度目の「もういいよ」 探せど探せど見つからず 代わりになるものなど最初から あるはずないと思っていた 昨日の自分に裏切られる そんな瞬間まで雪解けを待つ
女神は笑わない どこか一点を見つめたままで 繰り返し襲う日常に 心委ね君を想う 明けない夜が今夜など あなたはまだ知る由も無い
柔らかい陽射しが僕を溶かして 脳天から浴びるように静かにしていた 在るべき場所に 耳を傾け 3分半の鼓動を聞く なすすべないまま 君を追い続け 2秒前までの期待を返して 知らない誰かと歩いている様 まるでそれはカメレオン 知らない貴方を見届けてたくて 僕はずっと君の背景のままだ
変わらぬ日々に僕は何を問う? 「いつも」が欠けてはいけないからと また昨日のように補填するの。 嗚呼、自分が変わっているのか 周りが目まぐるしいだけかまだ分からないよ。
一緒に遊んでるつもりだった ただ僕が遊ばれているだけ 失うものなどその当時は何も怖くは無いのにね 今思えばただアルバムに残るだけで縦横のドットで描かれた君しかいない
ちゅうぶらりんな気持ちをぶらさげて 今日も夜の空気と一体化する 暑くも寒くもない夜の月夜に見え隠れするように 心はいつも以上に踊らされる
「今日はしない。明日しよう。」 そのリスクは今じゃ想像出来ないほど危険。
遠回りして気づいた ここにはなにも無いと その答え一つが欲しかっただけなんだ 時間を割きすぎだと人には言われたが それでも構わないと思えたよ シンプルなものに限って すぐ手に入りはしないんだと 少しの衝撃で汚れやひびが入ってしまうこと すべてを悟っては後ずさりしてしまって 誤字脱字なメッセージだけがバグのように残る 身に染みた思い出はずっと残っていて 忘れることなどなくずっと心に刻まれる 嗚呼、何処へ青春 この日々を思い出して笑えるように
これからの事を思うと不安にかられる これまでの事が僕を大きくしている 確かに間違いではないけど 比例して少しずつ石橋を叩くようになる 叩きすぎて壊さぬように 橋を渡ることを忘れてしまわぬように 僕がいる…気づいてくれよ この声が枯れるまで なんて言わないから君の少し斜め前で手を引いていたいんだ この涙が枯れるまで その前に僕は君の遮るものをとっぱらう事に時間を割くよ