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Metallevma 〈企画要項〉(再掲)

(月が変わると前の月の書き込みがバックナンバーなどでしか見られなくなるため、先月投稿したものを見てなかった人用の再掲です。それではどうぞ。)

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「Metallevma」。
鉱物を核に生まれたヒト型の存在“メタルヴマ”の物語を皆で描いていく企画です。
まずはとりあえず設定です。

・メタルヴマ Metallevma
鉱石を核に生み出されたヒト型の“何か”。
身体のどこかから核と同じ鉱石が生えている。
核になっている鉱石の名前を名乗っている。
核になった石の石言葉や性質にちなんだ特殊能力を持つ。
核の鉱石が健在な限り死ぬことはないし、食事の必要はない(食事は嗜好品程度と捉える者が多い)。
性別はないが、同じ鉱物種を核とする者をきょうだいや家族、一族として認識する。
おしゃれ好きな者が多く、皆個性豊かな格好をしている。
その昔、ある王が自らのしもべとして生み出したのが始まり。
そうして生み出された原初のメタルヴマが自らの同族を生み出していったことで数を増やしていった。
しかし数が増える内に人間に歯向かうようになり、やがて人間の住む世界から追放されてしまった。
現在は人間の住む世界のすぐ傍にある世界“ミクロコスモス”で暮らしている。

・ミクロコスモス Microkosmos
メタルヴマ達が住む小さな異世界。
人間達の住む世界から様々なモノが流れ着く。
住民であるメタルヴマ達は一族ごとの派閥に分かれて激しいナワバリ争いを続けている。
現在はメタルヴマ達が人間の住む世界を真似て人間世界顔負けの都市が造られている。

開催期間はとりあえず9月が終わるまでで、形式・投稿回数は特に問いません(あ、公序良俗は守ってね!)。
投稿作品にはタグ「Metallevma」(スペルミス注意)を付けて投稿してください。
難しめの企画ですが、企画趣旨に大体合っていればOKですのであまり気負わずにご参加ください。
質問などはレスからお願いします。
皆さんの参加お待ちしております‼︎

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鏡界輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その⑩

「抜けました! 脱出成功です!」
剛将の言葉と同時に、二人は村の境界を踏み越えた。
剛将の声に応え、小型ドローンは1度宙返りを決めて見せる。
『よく逃げ切ったね。最後に1個面白い機能を見せてあげよう。その名も“ミミック・フィスト”』
義腕が一瞬強く光り、その光が止むと義腕は人間の腕と変わらない外見に変わっていた。
『光の力を消費して、“人の腕の映像”を義腕の上に投影したんだ。人体に不自然な変形をしたらすぐに解除されちゃうから気を付けてね』
「あ、はい了解です。……え光の力使ってるんですか?」
『うん』
「僕の?」
『そりゃまあ。一応アンプル燃料の分がまだ残ってるから今日1日ぐらいはもつとは思うけど。光の力で動く以上、戦闘に使える力は減るから気を付けてね。何だったら、普通に学校で貰うP.A.を使った方が良いかも。アンプルは欲しかったら郵送させるから、必要になったら自宅か学校の住所教えてね。窓口には我が親友、三色吉代を通してもらえれば大丈夫だから、洞志村民避難地の……あれ何番だっけ』
『3番だな』
『そこを訪ねてくれれば良いから』
「分かりました、ありがとうございます」
『カゲが手を出してくるとも限らない。早く帰りな』
「はい、ありがとうございました」
「お世話になりました、失礼します」

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教会輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その⑧

ドローンから聞こえる明晶の指示に従い、剛将と花は脱出のため走り続けた。しかしその足は目の前に現れた大型のカゲに妨げられて止まってしまう。
『お、なかなか大きいのが出たねぇ。君ら、こいつのことは知ってる?』
明晶の問いかけに答えたのは花だった。
「いいえ、初めて見る型です。STIで教えてもらった中にも、こんなのは無かったはずです」
『そっか、それならワタシが勝手に命名しよう。ソレの名前は“ハイドラ”だ』
『”ハイドラ”ぁ? ダゴンじゃ駄目なのか?』
吉代の反応に、明晶はケラケラと笑って答えた。
『だってダゴンの方はちょっと好きなんだもん。そのまま名前使うのは申し訳なくない?』
『知らん』
『っと、今はハイドラだったね。ハナちゃんは足止めを頑張って。ゴーショウくん、ドローンの下にケースがくっついてると思うんだよ。それを開けておくれ』
「あ、はい」
剛将がそれに従いケースを開けると、中には緩衝材に埋もれてガラス製のアンプルが数本並べられていた。
「これは?」
『まあざっくり言うと、光の力を濃縮した燃料だね。義腕の手の甲を開けて、アンプルを中に差し込んで。細い方から入れるんだよ』
「開けるってどうやって」
『開けーって念じたら開くから』
「……あ、本当だ」
アンプルを義腕に差し込むと、手の甲の機構は再び閉じ、鈑金が一瞬大きくほどけ、すぐに元の腕の形に落ち着いた。
『これから使う技は、光の力をかなり消耗する。君の光の力じゃそう気軽に使えるモノじゃないからねぇ。ついでに近接戦にもっていかなきゃならないから覚悟しておいて。さあハナちゃん、一度退いて』
「あ、はい」
花が銃撃を止めて剛将の陰に隠れ、それに続いて剛将はハイドラに向けて飛び出した。

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鏡界輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その⑦

扉を開けた瞬間、屋外に犇めいていたカゲ達がその物音に気付き、一斉に二人の方に振り向いた。
『まずは基本の技から行こうか。適当なカゲに拳を向けて狙いを定める。腕はまっすぐ伸ばしていた方が良いけど、最悪拳さえ向いていれば大丈夫』
明晶の指示の通りに義腕が動き、カゲの群れに狙いを定める。
『本当は直接口で言った方が楽なんだけど……まあ頭の中で唱えるだけでも良い。この技の名は』
鈑金の隙間から、光の力が可視光として迸る。
『リーチ・フィスト』
その名が呼ばれるのと同時に義腕が高速で伸長し、導線上のカゲを貫いた。
「わぁっ⁉ 伸びた!」
『まだまだこんなものじゃないよ』
再び義腕が縮み、今度は小刻みに振動し始める。
『これは少し扱いが難しいけど、多分慣れればある程度は操れるようになると思うから頑張って。そしてこの技の名は』
再び、義腕が高速で伸長する。しかし先程の直線的な軌道では無く、不定期なタイミングで鋭角から直角の角度で滅茶苦茶に折れ曲がり、周囲のカゲをまとめて打ち抜いた。
『リーチ・フィスト・ディストーション。かっこいいと思わない?』
『それについては議論の余地があるんじゃないか』
「あ、三色さんも話に参加するんですね」
『さて、この辺の雑魚は今ので大体倒せたかな。隙間が残っているうちに早く進みな』
「分かりました!」

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鏡界輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その⑥

「それでは、失礼します。本当にすみません、村崎さん、三色さん。お世話になりました」
部屋から出ようとする剛将が頭を下げ、気絶から目覚めていた花もそれに続いて一礼した。
「前に使っていたのの代わりのP.A.まで、ありがとうございました。今回は何もできなかったけど、いつかきっと、この村を救ってみせますから!」
「うんがんばれー」
花の言葉に無感情に答え、部屋を出る2人の後に続くように、明晶は小型ドローンP.A.を飛ばした。
『へいモシモシお二人さん? ワタシだ、プロフェッサー・アメシスト』
すぐに内蔵スピーカーを通じて、二人にコンタクトを取る。
「あれ、この声……村崎さん?」
『うんまあそうだけど……この小屋を出た瞬間、君たちが押し潰されたあのカゲの波が襲ってくる』
「ええっ」
『そんなに怖がる必要も無いよ。その義腕があるからね』
「ど、どう使えば……」
『たしか、それは光の力で動くって話はしたよね? 本物の腕みたいに正確に動かすために光の力を隅々まで行き渡らせる都合上、それで殴れば普通にカゲ倒せるんだよね』
「そうなんですか? あ、でも流石にあの密度を腕1本で相手は厳しいんじゃ……」
『大丈夫。色々と仕掛けはあるからね。そこで君らの帰り道をチュートリアルにしたいんだけどさ。こっちからもサポートするから、遠隔操作を許可してほしいんだけど』
「どうすれば……」
『許可すると言ってくれれば良いだけだよ。何なら頭で思うだけでも良い』
「あ、はい。……きょ、許可します」
剛将がそう言った瞬間、彼の意思に反して義腕がぐねぐねと動いた。
『オーケイ、動かせるようになった。それじゃあ実演しながら説明してあげよう。まず小屋を出て』
「了解です」

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Metallevma 〈企画要項〉

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「Metallevma(メタルヴマ)」。
鉱物を核に生まれたヒト型の存在“メタルヴマ”の物語を皆で描いていく企画です。
まずはとりあえず設定です。

・メタルヴマ Metallevma
鉱石を核に生み出されたヒト型の“何か”。
身体のどこかから核と同じ鉱石が生えている。
核になっている鉱石の名前を名乗っている。
核になった石の石言葉や性質にちなんだ特殊能力を持つ。
核の鉱石が健在な限り死ぬことはないし、食事の必要はない(食事は嗜好品程度と捉える者が多い)。
性別はないが、同じ鉱物種を核とする者をきょうだいや家族、一族として認識する。
おしゃれ好きな者が多く、皆個性豊かな格好をしている。
その昔、ある王が自らのしもべとして生み出したのが始まり。
そうして生み出された原初のメタルヴマが自らの同族を生み出していったことで数を増やしていった。
しかし数が増える内に人間に歯向かうようになり、やがて人間の住む世界から追放されてしまった。
現在は人間の住む世界のすぐ傍にある世界“ミクロコスモス”で暮らしている。

・ミクロコスモス Microkosmos
メタルヴマ達が住む小さな異世界。
人間達の住む世界から様々なモノが流れ着く。
住民であるメタルヴマ達は一族ごとの派閥に分かれて激しいナワバリ争いを続けている。
現在はメタルヴマ達が人間の住む世界を真似て人間世界顔負けの都市が造られている。

開催期間はとりあえず9月が終わるまでで、形式・投稿回数は特に問いません(あ、公序良俗は守ってね!)。
投稿作品にはタグ「Metallevma」(スペルミス注意)を付けて投稿してください。
難しめの企画ですが、企画趣旨に大体合っていればOKですのであまり気負わずにご参加ください。
質問などはレスからお願いします。
皆さんの参加お待ちしております‼︎

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鏡界輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その⑤

目を逸らしこそしたものの、その少年、剛将の口ぶりに悲壮感は無かった。
「……おや? そんなにショックじゃない?」
「いえ、その……僕たち、部隊の中じゃ年下の2人で、他の人たちは僕たちだけでも逃げるようにって、庇ってくれたんです。…………だから、仮に死んでたとしても、まあ、そうかな……って」
「タフだねぇ……。それじゃ、そっちのハナちゃんだっけ? その子も起こして早く帰ってもらおうかな。いつまでもこんな場所にいるものじゃないからね」
「はい……あ、でも、僕たちのP.A.ってどこに……」
「さあ? 親友、見た?」
吉代は首を横に振って答える。
「いや、見てないな。何か適当にくれてやったらどうだ?」
「それならもうあげたじゃない。まあハナちゃんには何か適当に都合してあげようかね」
そう言って明晶は机に立てかけておいた自動小銃型P.A.を花の手元に置き、剛将を見上げた。
「君の義腕にはいろいろと仕込んであってね。戦闘用P.A.としても使えるようにはなっているから、持って行ってくれて良いよ。使い方は帰り道で教えてあげよう。どうせ必要になるし」
「あ、はい。ありがとうございます!」
頭を下げる剛将にひらひらと手を振って応え、明晶は花を起こすために肩を揺すったり頬をつついたりし始めた。

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鏡界輝譚スパークラー:プロフェッサーよ手を伸ばせ その④

「でもその子すごいよねぇ。あの密度のカゲの中で無傷だなんて。むしろなんで気絶してたんだろ」
「いやあの気持ち悪いカゲ相手じゃ正気保ってるのもキツイっすよ……あ、彼女を助けてもらったのは、ありがとうございます」
「うん、後でワタシの親友にお礼言っときな」
「あ、はい」
2人の間に沈黙が流れて数分、げんなりした様子で吉代が部屋に入ってきた。
「おかえり」
「ん、死ぬかと思った」
「それだけは無いでしょ」
「意外とそうでも無いんだ」
吉代の手首のデバイスには『255』と表示されている。
「すごい、残り2割くらいじゃん。あ、紹介するね、君が助けてきた……あれ、名前聞いてないや。ごめん、2人何て名前だっけ。というかワタシらも名乗ってないよね」
「プロフあんたその状態であのノリで話そうとしてたのか……」
呆れて溜め息を吐きながらも、吉代は明晶の隣に立ち、少年と向かい合った。
「どうも親友。それじゃ、ワタシらから自己紹介させてもらおうか。ワタシは村崎明晶。この村唯一の『生き残り』にして、この解放戦線の技術担当だよ。“プロフェッサー・アメシスト”と呼んでくれたまえ。こっちは我が親友にして戦友にして、あと何か色々の三色吉代。君らの名前も聞かせておくれ」
一息に言い切り、明晶は催促するように指を動かしてみせた。
「えっと、僕は金沢剛将(カナザワ・ゴウショウ)、彼女は佐原花(サハラ・ハナ)。県立鉱府光明学園中等部普通科の、どっちも2年です。今日は6人部隊で来たんですけど、他のみんなは……」
「多分、もう駄目だろうねぇ。君たち2人が生きていただけで十分奇跡だもの」
「そうでしょうね……」