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This is the way.[Nero] 7

ならば一体どうして。そう問うてみるも、答えが出てくるはずもなく。次第に全て夢だったんだとさえ思えてくる。
いや、実際そうだったのだ。神託の言葉も、いつかどこかで聞いた律文詩を思い出して勘違いしているだけだろう。何を言っているんだ。デュナの神託だなんて。ついに変な思い込みに走るほど精神が参ってしまったか。もしそうだとしたら、そう思うとますます夢のことなど頭のうちから消えていった。
ネロは体を起こすと、あぐらを組んで背を伸ばし、目を閉じた。足の先から踵、くるぶし、足首から脛、ふくらはぎ、膝、膝裏、太ももを上がって腰、背骨を通って首から頭の頂まで、ゆっくりと水のようなものが満たされていく感覚をイメージする。全神経を研ぎ澄まし、太陽が動く音さえ聞き逃さない。静寂は次第に騒音と化し、そして再び静まっていく。次第に全身がゆっくりと沈んでいく感覚を覚える。すっかり軽くなった体重は何倍にも膨れ上がり、石の床にめり込んで、潜っていく。
幼い頃、師に教わった『心の洗浄』だ。ネロの「師」の口癖は、常に心を清く保て、だった。何者にも支配されない、自分だけの世界。体は奪えても心まで奪うことの出来ないものなど恐れるに値しない、と。
少しずつ体全体が微動し始めるのに身を任せ、ネロは静寂を聞き続けた。

ガンガンガン。ガンガンガン。
「...No.2。客人だ」
格子を叩く音に、ネロははっと目を開けた。あれからどれくらいこうして座っていただろうか。足の感覚はすっかりなくなっている。
「お前に会いたいものがおるそうだ。支度しろ」
...俺に会いたい人?一体誰のことだ。俺にはもう知り合いなんていない。......生きているヤツには。
なぜ俺のことを知ってるんだ。それともよっぽどの物好きか、潜伏している右翼の思想犯か。いずれにせよ、看守を待たすのも不憫だ。痺れる足を引きずり、ネロは身支度を始めた。

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This is the way.[Nero] 6

「っ......!!!」
ネロは飛び起きた。痩せ細り衰えた体がみしり、と悲鳴をあげる。しかしその痛みよりも、右目の奥に疼く鈍痛のようなものの方がネロをひどく苦しませた。背中は独房の気温からは考えられないほどの汗をかき、じっとりとにじんでいた。これほどの汗をかいたのも幾年ぶりだろうか。
喘ぐような過呼吸をゆっくりと整え、ネロは湿った石の床に再び横たわった。冷えた自分の汗が不快だ。
痛み続ける右目を押さえ、物思いに更ける。さっきの夢は一体なんだったんだろう。よく覚えていないが、出鱈目な詩のような文言だけは覚えていた。

ディアルキアの息子、盾を失う
王の末裔、侵略の子を討つ
旅は不完全なまま終わり
そしてもう一度、少年は○○○○○

最後の部分はよく聞き取れなかったか、覚えていないかだが、他の部分は確かに覚えている。しかしこれはどういう意味だろう。
「ディアルキア」は確か、創世神アルセイシアの息子で、破壊の神だったはずだ。これについてはよくわからない。「王の末裔」、というのは誰のことだろう。現トルフレア王ルーガルのことだろうか。しかし奴は末裔ではない。それ以外のところはまるでさっぱりだ。特に最後を聞き取れなかったのは痛いかもしれない。
ただひとつ、わかっていることがあるとすれば、これは確かに『デュナの神託』だということだ。王や覇者が英雄を遣わすときに英雄たちが必ず受ける予言。自分は英雄なんかじゃないし、ましてや誰かに遣わされたわけでもない。

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世にも不思議な人々をリストアップ

所沢 初(オータロー)
高校二年生。本シリーズの主人公。大した活躍はしていないが、作者が言うのだから間違い無い。
能力 およげ!たいやきくん
逃走、回避行動に大きな補正がかかる。その成功率はほぼ100%と言って良い。単純な身体能力強化だけではなく、無意識でのルート選択、スタミナ切れがしなくなる、回避の際はほぼ未来予知に等しい危機察知など、その補正は色々なものがある。
作者のコメント
名前は、「ところざわ はつ」と読みます。「はつ」が嫌なら「うい」でも良いよ。

キタ
妖怪みたいな雰囲気の怪しげな青年。26歳。身長約190cm。体重約65kg。なぜ生きている。七つ道具を持っているらしい。仕事は自営業らしいが職種は不明。仕事の際は「喜多方颯(きたかたはやて)」の名を使っている。
能力 北風小僧の寒太郎
普通なら見えないものを可視化する。可視化には自分にのみ可視化、一部の対象に可視化、無差別の可視化の3種類がある。
作者のコメント
この人は何となく不審者であってほしいので本名は伏せています。

滝沢 真琴(ラモス)
高校三年生。元不良だが能力者になってからは足を洗った。かつては色々とやらかしたらしいが酒と煙草とドラッグだけは怖くてできなかったそうな。お前ホントに不良だったの?
能力 まっくら森の歌
追跡、足止めに大きな補正がかかる。成功率はほぼ100%と言って良い。単純な身体能力強化ではなく、障害物があれば回避するなり破壊するなりして押し通るし、たとえ完全に撒かれても、僅かなヒントから逃げ道を探り出せるし、万が一相手が瞬間移動しても勘だけで探せる。
作者のコメント
名前の読みは「たきざわ まこと」。この子は基本ツッコミ役にされてます。実は名前の由来は南総里見八犬伝の作者。

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連歌企画について

皆さんこんばんは。どうもお久しぶりのmemento moriでございます。
さてさて、タイトルにもございます通り、連歌の話をしたいと思います。

四月から始まった連歌でしたが、当初十周という無謀な目標を設定していたのに対して、僕がトンズラしている間にはたりと止まってしまって二周、というのが一応の現状です。
そこで、やむなくといいますか、このままふわふわとしたまま自然消滅、という形よりも、きちんと締めた方がいい、という僕の主観から、一旦ここで打ち切るということにしたいと思います。

反論等ございましたらこの書き込みのレス欄にお願いしたいのですが、今週中に無かった場合、正式に打ち切り、としたいと思います。
残念ではありますが、今回で終わりということにはしたくない、というのも正直なところでございます。第二回をお待ちいただくか、いっそ主催をお願いしたいです。(僕の仕事も減りますしね笑)

あと、業務連絡ですが、近いうちに第二回ショートポエム選手権を開催したいと思っています。こんなお題がいい、審査員をやりたい、もっと縛れ、弛めろなど、様々なご意見、お待ちしております。そういったこともこのレス欄にお願いします。

ではでは。ブロッコリーはマヨネーズ和え
memento moriでした。