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(タイトルなし)

「あの娘のこと、好き?嫌い?」と聞かれて「好き」と答えたら、次の日から嫌われました。どうしてですか?好きで何が悪いので好きすか?あなたたちが私を嫌うのなら、私もあなたたちを嫌っていいのですか?それはダメなのですか?それじゃああなたたちも私を嫌わないでください。
「好き」とか「嫌い」とかよく分からないです。「普通」が好きです。人を「嫌い」と言うのなら、まずは嫌われてみては?私が尊敬している人の言葉です。

みんなが嫌いなあの娘としゃべっていたら、次の日から無視されました。別にいいですよ。私とあなたたちは関係ないですもんね。分かってますよ。あなたたちは本当は弱いっていうこと。強がりというならば、私があなたたちのことを嫌っても何も言わないはずですもんね。
さっき、「普通」が好きと言いましたが、本当は「好き」が1番好きです。なぜ、人は人を嫌うのでしょうね。知っていますか?「好き」だけでいいですよね。

「嫌い」があるからいつまで経っても平和な世界にならないんじゃないんですか?
私は知りませんけど。いつになったら「嫌い」がなくなるんでしょうね。その頃私はどうしているでしょうか。生きているでしょうか。もういないでしょうか。
何も分かりませんね。未来のことは。

とにかく、私はみんなが好きですよ。この世界が好きですよ。
だから、生きますよ。一生懸命。

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1月1日君と一緒に No.8

でも、時はあっという間に過ぎていった。
ここがまた、まじめな顔で言ってきた。
「夏休み中に引っ越す」
覚悟はしていたから、今度はそれほど悲しくはなかった。私は平常心を保って言う。
「うん。分かった。あと2週間か…」
あと2週間。私たちは"今”を大切に過ごした。
運動場を駆け回ったり、授業中に手紙を回したり、カラオケや映画館に行ったり。
本当に色々なことをして楽しんだ。

そして、当日。お別れをしに私はここの家を訪ねた。もう荷物などはない。すっからかんだ。
「もう、バイバイだね。寂しいな」
「そうだね。…あのさ、これ」
私は持ってきたものを差し出した。手のひら2つ分より少し大きいものだ。
「何?」
「今、開けないで、私がいないときに開けてみて」
「分かった。…あ、ちょっと待ってて」
パッと立って、部屋を飛び出していった。
「私も、これ。同じように開けないで」
それは、私が渡したものより、結構大きかった。大きさなどよりも、向こうも用意してくれていたということが嬉しかった。
「ありがとう」とお互いお礼を言って、外へ出た。
泣かないと決めていたのに、もうお別れだということを実感して涙が出てきてしまった。ほとんど同時にここも泣き始めた。
「本当にありがとう。本当に楽しかった。絶対また会おうね」
「こっちこそ本当にありがとう。結花がいてくれて毎日が充実して楽しかった。離れるけど、○○のこともいっぱい話そうね」
「じゃあ」
「じゃあ」
私はここに背を向けて歩き始めた。
振り返りはしなかった。もっと涙が出てしまうから。

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1月1日君と一緒に No.2

「うっそ。○○知ってるの⁉」
「え?あっ、うん。そっちこそ知ってるの?」
「うん!うん!ちょっと後で話そう!」
自己紹介の後もそわそわしすぎて先生の話が全く頭に入らなかった。
○○というのは4人組ロックバンドで、デビューはしてるけど世間には知られていないバンドなのだ。
チャイムが鳴るとすぐに彼女の席に行った。班が同じなのだから近くて当たり前だが2歩で着いた。
「えっと…さっきも言ったけど、結花って言うの。普通に呼び捨てで呼んでくれていいからね。○○、私大好きなの!ここちゃん?は何の曲が好きなの?」
「あ、ここでいいよ。私は『together with you』かな。歌詞が好きで」
「あ~!いいよね!私『One day we』かな。これも歌詞がいい!っていうか本当に全部良い曲だよな…」
「そうだよね。私存在が薄いから、でもそういう時に○○の曲聴くとこれでもいいんだって思わせてくれる」
「分かる!あのさ、次の時間も話さない?」
こうして今に至る。私たちはすっかり仲が良くなった。向こうも徐々に心を開いてくれ、関西弁になった。それに安心して私も関西弁になった。
これまでにも友達はいたがこんなに趣味の合う友達に出会えたのは初めてだ。
今が1番、幸せな時間だ。

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