人生をやり直したい
誰もが一度は抱えるんじゃないの?
当たり前のような不可能
人生に絶望した、死にたい
それで救われたのかなんて死者に聞けやしない
でも、思うんだ
死ぬ必要はないんじゃないの?
そんな勇気は必要?って
本当に辛いことを体験したことない
そんな私かもしれない
本当に死にたい人の気持ちなんてわからない
けれども、人生をやり直すのに0じゃなくていいんだよ
昨日の世界と今日の世界は違うことは知ってるでしょ?
昨日の自分と今日の自分は違うんだよ?
昨日の明日の今日に生きてる僕らに
死ぬ必要なんてないんだ
毎日を送れてる僕らは弱くないんだから
今日から変わろうよ
やり直そうよ
「死」のリセットボタンは捨てて
「生きる」リセットボタンを探して押してよ
ほら、君は生きている
たくさん泣いていいんだよ。
でも、その後はたくさん笑って。
だってほら、雨の後には
キレイなにじができるでしょ?
僕たちは一つのことに捉われて周りが見えなくなる
自分が幸せな時には人に優しくできるけど
自分が上手くいかない時には人の悲しみに触れようともしない
前に進み小さくなっていく。人も思い出も・・・。ときどき、振り返っては前に進み。道は険しい、だからこそ進み甲斐がある。
欲張りは悪く言われガチだが、そうではない。他の人より向上心があるだけなのだ。少なくとも、遠慮がちな人間よりははるかに素晴らしい
わたし、いつか生まれるあなたの子どもにきっと嫉妬してしまうね。
昔貰った指輪よりお揃いの遺伝子が欲しかったのよ。
「凜のこと、送りに来てくれたのかい?悪いねえ、わざわざ。
うちへ入っていきな。」
どうやら、この女性は凜の母親のようだった。ということは、殺されたのはこの人の旦那さんであると云うことで。
「お邪魔します。」
初めは身構えたが、座るなりお茶をたててくれた凜の母親は、思っていた以上に気さくな人だった。だからこそ、なかなか話を切り出せない。
「そういや凜。父ちゃんはどこいった?一緒だったんじゃなかったのかい?」
空気が凍った。霜が降りる程に。切り出せないではいたが、そちら側から振られると動揺を隠せない。流石に、その空気に違和感を感じたように眉を潜める。
一番に口を開いたのは朔だ。
「凜の母上殿一一。」
「信乃でいい。あたしの名前さね。」
「…それでは失礼して。信乃殿、貴女の夫殿は、亡くなられた。」
太陽はどこにでも誰にでも平等に照っている
なにもかも失っても、太陽だけは必ず見つかる
道に迷っても、太陽だけはいつでもそこにある
「そこに向かって歩いていけ」なんて図々しい
ことは主張しない
ただ静かに堂々と、時には控えめに、雲に隠さ
れたり、雨と張り合ったりしながら、いつでも
頼まれてもいないのに、月や惑星に光を与える
太陽に向かって歩いても永遠に辿り着けない
君の周りはかわいい子がたくさん。
あたしなんか到底叶わない。
だけど
君を好きな気持ちは誰にも負けない
びっくりするくらい似ている2人。
中学から一緒なのに友達になったのは高校からで。それなのにお互いのマイナスな部分まで認め合える仲になれた。友達っていうのは一緒にいる時間じゃなくて質なんだって気付けた。
心の病気を抱えてる君に何もしてあげられなかった自分の無力さに狂ってしまいそうなほど苦しい自分がいる。
辛いのは君のほうなのにどうして涙が止まらなくなるんだろう。君のことを見てると自分のこと見てるみたいで怖くなる、辛くなる。
だから見て見ぬ振りして傷つけた。
情けないな私。
こんなの私らしくないじゃない。
第一章『空っぽの少女と悠久の図書館』
眠りからの覚醒。
目覚めた時、そこにあったのは枯れた泉だった。
これは、螺旋と再生の物語。
その時、少女は文字通り【空っぽ】であった。
記憶障害、涅槃寂聴。
超紐の様な物さえなかった。
そんな空っぽの少女に不意に声がかかった。
「やぁ、君は誰だい?」
目の前に立っていたのはハーヴの香りのする少女だった。
「............、私こそ知りたいよ。」
少女はそう言うのが精一杯だった。
↓あとがきも見て、どうぞ。
悪い事をしたから罪悪感を感じる。
良い事をしたから満足感を感じる。
逆ですよね。
罪悪感を感じることが悪い事。
満足感を感じることが良い事。
だって、いつだって我々が行動を起こすのは
満足感を得られると分かった時か罪悪感を感じた後だもの。
悲しいと思うのもそれを否定したい自分を肯定したいだけ。
いつだって僕らは無力だ、そこに意思なんてない。
運命のなんて残酷なことか。
ここからずっとずっと遠いどこかで。
虹色の羽をもった、小さなチョウが羽ばたいた。
そのチョウが起こしたほんの少しの風は、
空気を伝わって高く高くへと昇っていった。
ほんの少しの風は、ほんの少しだけ雲を動かして、
ほんの少しだけ動いた雲は、”砂漠”という場所へたどり着いた。
一羽のチョウがうみだした風は、
雲を砂漠へと動かして、恵みの雨をもたらした。
そして今では、チョウの羽と同じ色の架橋が、砂漠の上に広がっている。
「先生、じゃあ平和はできないの?」
「そうとは、限らないよ。それは ――」
吉田はその日朝からあくびが止まらなかった。
時給がいいからと言って始めた深夜のバイトのせ
いだ。彼はこの春から、大学生になった。学部は
教育学部、特に教師になりたいと強く思っていた
訳ではない。大学にエスカレーター式で入れる高校だったので自分の頭でいける一番偏差値が高かったのがここだっただけだ。
教室に入りずっと階段を昇り窓際の席に着く。少しすると教授が入ってきて講義が始まる。彼は大きなあくびとともに、ノートをとりはじめた。
「次は道徳だから皆用意しておいて。」
俺の言葉に、はーいと言う元気な返事が返ってくる。次の道徳の時間は今年が戦争が終わってから100年ということで、平和について考えていく中々長期にわたって取り組んでいるテーマだ。先週までに戦争時のエピソードを写真や映像を交えながら学んできた、今日はその締めの授業だ。
チャイムが鳴り皆が席に着く。
「先週まで戦争をしていた頃のお話をいくつか読んできたけど、皆はどう思った?」
「この時代に生まれて良かった!」
「私達は平和な世界で生活ができて嬉しい!」
まぁ大体予想した通りの返事が返ってきた。そして今からこの小さな子供たちになんてシビアな話しをしなきゃいけないんだと、若干ため息が出そうになる。
「今、平和な世界って言ってくれたけど、この世界は本当に平和なのかな?」
皆が三桁どうしのかけ算を出されたような顔になる。
「世界っていっても、それは日本の話だよね。本当の世界に目を向けてごらん。世界は本当に平和かな?」
「違う!なんかフンソーとか言うのが起こってるんでしょ?」
「そうだね、確かに平和ではないかもね。ところで、皆が思う平和って何?」
「戦争がないこと!」
「そうか、じゃあ皆の周りで殺人事件がたくさん起きたり、お母さんとお父さんがケンカばかりしてたり、逆に皆が友達とケンカしたりしててもそれは平和なの?」
「平和じゃないかも…。」
「そうだね、殺人事件は別として、友達とのケンカは無くせると思う?」
「難しいと思う…。」
「うん、やっぱり人と人だからね。相手にムカついたりしちゃうよね。」
「先生、じゃあ平和はできないの?」
君のココロに雨が降る。
その雨はなかなか止まずに君の頬を濡らしていく。
僕は君を見守るくらいしか出来ない。
だから、君のコト考えながら祈るんだ。
早く君のココロの雨が止みますように。
もしも願いが叶うなら、君の傘になりたい。
僕じゃダメですか?
君を守りたいんだよ。
涙の訳を教えてよ。