たどってゆく 偽物の星屑
わたしたちはいつまでも
吸って吐く練習 とめられない
一等星のまねごとをしながら
きみにだけ届くなら
何光年も先に残すものなんてないよ
羽根をもがれて傷ついたでしょう
わたしはもともと飛べないけれど
きみのみていた景色のこと
たぶん わたしが 世界でいちばん
だいきらいだったよ
昔から笑顔が素敵な子が好きになる人間だった。
周りからは面食いと言われた。
まあ、そうなんだろうなと自分でも思った。
中学の卒業式前に好きな子に電話だけど告白した。
好きと言えた自分が嬉しくていうことが大事だと思った。だから好きになった人に告白しても実ることがなかった。それどころか当てずっぽうに告白してるんじゃないか誰かに思われそうで好きという意味を考え始めた。迷いに迷った。一目惚れ?話してたらそうなる?可愛いから?分からない。好きになるってなんだ?好きになるってどうだったっけ?そうやって好きなのかわからなくなっていた。でも、最近その事いる時間がすごく楽しくて自分がキラキラしている。それが話しているその子のおかげであり、会うのが楽しみでワクワクして、色んなことを、俺が興味あることをその子に話したいと思った。
これが好きなのかな?まだ、確信が持てなかった。
でもこの間言って見つけた。
好きの意味を。
薄荷のあめ玉そっと転がして、
透き通っていく空をみてた
紡いだ言葉は規則正しくなんてなくて
不器用なほど不規則だけど
息をするのと同じ様に僕ら
言葉を紡ぎ合うのだから
悲しくても嬉しくても
泪も笑顔も
言葉にしてしまう詩人なんだきっと
透明な花束を君に、
((先を歩く貴方に寄せて))
ジリリリリリリリリリリリ! ガチャン!
目覚まし時計は働き者だね。毎朝決まった時間に起こしてくれんだよ。
俺、朝は苦手だから思わずぞんざいに扱っちゃうんだ。
でも、俺よりも働き者なんだから、もっと丁寧に扱わないと。
あ、これって、人間でも同じじゃん…
いつもの学校
放課後はいつもほんわかしてる人たちと
ポスターセッションの案をねりねり...
ふいに愚痴が漏れた口から
あくびみたいに広がってって
気づいたらみんな荒れてたんだ
叫んではいけない言葉を叫び
黒板にチョークを投げつけて
怒ってるのを見たこともないような人が
「教師を殴りたい」だの
「ガラスを割りたい」だの
何だか止める気にならなかった
普段の怒りをすべて吐いてくれたらな...って
学校ってのは檻みたいなもんだ
ずっと笑顔の人なんていない
そんなもんだ
電車で気づいたら寝てた
終点に気がつかなかった自分を
知らないおばさんが起こしてくれました
寝起きで視界がぼやけてて
顔をちゃんとみれなかったけど
いとおしい優しさに出会ったから
今日も悪くなかったね
ぼくと云う人間が誰にとっても必要不可欠ではないのだと云う事実が、なんだかとても楽な気持ちにさせる。ぼくはどうしても生きている必要もなくただ生きていると云うこと。
不可欠でないのに必要なものがきっと、つまんない人生と世界を豊かにするんだとすれば、ぼくはきみのおやつになりたい。ミルクティーにもなりたい。
おやすみをつぶやく瞬間の顔をだれも見ていなくたって、それがふわりと風をうごかすことをみんな知っているから今夜もたくさんの「おやすみ」が空とベッドの間をころがっていく。こんばんは、おやすみ。
おはようまであと少し、おやすみ。
実る前に落ちて割れた
ガラスの破片は
ちゃんと朽ちて
地に帰ってくれるのだろうか?
いつになくらしくない恋だった
本当はもっと笑ったし
本当はあんなこと簡単に言ったりしないし
本当はもっと欲張りだし
きっと偽物だったのね
なにも知らないまま
足跡消して去ったあなたを
いつか後悔させてやるために
今はまだ泣かない
幼稚園のころは玉のようにかわいいって言われてたんだよ
信じられんじゃろ
今はほんまもんの球体だしね
影で力士って呼ばれてるし
どうしてこうなった
「そんな悩めるキミに!この妖精さんがどうしてかを教えてあげるよ!」
「え、あんた誰」
「そう、それは君たちが小学生のとき!君の愛しの彼が!君にミ○キーをあげたことから始まった!」
「話聞けや」
「君は受け取った!そして!君は言った!『あたしお菓子くれる子大好きー!♡』と!」
「…へ?」
あたしが太ったのは君のせい
ぜったい許さないんだからね
「その後彼は!君にお菓子をあげ続けた!
チョ○ボールにア○フォート、きのこにたけのこ、ハイ○ュウに○ーブル、…
そりゃ太るわ」
まじっすか
あたしが太ったのは君のせい
絶対許さないんだから
でもね
心の底では嬉しかったよ
君の好意が
でもね
君がお菓子食べないもんだから
君は凄く細身でかっこよくて
あたしたちまるで鏡のよう
あたしが太ったのは君のせいだけど
君が焼いてくれたアップルパイの味
忘れられないよ
絶対忘れたくない
もう君に甘えないよ
あなたみたいにかっこよくなる
可愛くなるから
アップルパイをご馳走するよ
いっぱい美味しいもの食べようよ
もうあたしに気を遣わなくていいから
あなたのことを大事にしてね
あなたのことを大事にするよ
でもね
たまにはね
たまにはミルキーあげてくれると嬉しい
もうあれから何日かな
数えたけどまだ指で数えられるくらい
時間は短いのに気持ちは長め
私にとって本当に心地よい場所でした
いつものドアをくぐったら
挨拶から始まって
何気ない会話をしてくれる
自分の時間を過ごせるそんな場所でした
いつか終わることは分かってた
次々とあの場所を必要とする人がいる
またいつか会えたらいいなと
卒業したくないと思える素敵な場所でした