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LOST MEMORIES ⅢCⅥⅩⅥ

そもそも王家における儀式とは、かなり細かく取り決められているのだ。特に成人の儀は、大々的に行われる大きな行事。様々な地域から貴族たちが集まる上、ここぞとばかりに大商人や大富豪たちが顔を売ってくる。それは、王家の者として公に認められたということ。
通過儀礼をするには遅すぎると言いたい英人の言い分はもっともなことである。
英人はほうと息をつく。
「とりあえず、ここまでが導入。ここからは瑛瑠の話も関わるから、バトンタッチだな。」
瑛瑠はちょっと苦笑して、目の前の望と視線を絡めた。瑛瑠と英人は事前に話していたから良いものの、いささか飛ばしすぎなのではと思う。そんな問いを交わすが、望が目配せした先の歌名は、いたく真面目に聞いていた。これは途中で話の腰を折ってはいけないと、直感する。加えて、英人も歌名も、集中すると回りが見えなくなるタイプであるようだ。
再度望を見ると小さく肩を竦めるので、瑛瑠は困ったように微笑み、促されるまま続ける。
「私は、イニシエーションでなければ何のために送られたのか、についての考察をお話しします。」

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美しい君へ

今日何回あんたにあっとっと?
うちは分からん。ごめんけど。
やっぱあんたの笑顔は美しか綺麗か。
初めて会った時から思ったと。

あ、笑顔だけじゃなかよ?

存在と話し方も。美しか綺麗か。

よそのもんよりも…(言い過ぎかな?)

ごめん、、、。でもそんくらい美しい。綺麗。

うちにとって。ほんと

あんたには幸せな人生ば送ってほしか。ずーっと。可愛い嫁さんと

良かったあんたのクラスじゃなくて。だってあんたのクラスだったら結婚式に呼ばれるとこだったとよ?顔では笑っとったかもしれんけど裏では泣いとった。トイレで泣いとったかも(笑)

あんたの幸せはうちの幸せにでもなるけん

頑張って、嫁さんと幸せな家庭ば作って。

それがうちの願い。

あんたと反対のうちより

~~~九州弁と長崎弁で書きました~~~

またまた書いてしまいました。

今回はうちが今でも思っていることを書きました
そして、今日は簡単に書いてみました!
どうでしたか?分かるように書いてみましたけど…どうかな?

よそのもん=他の人(多分…)

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帰省

前に立って
何度も開けるのを躊躇った
重いドアの先には
あたたかい光と
懐かしいシチューの匂いがして
だいすきなあなたのおかえりが聞こえたから
ただいまは言わないでおいたの

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なりたい自分

なりたい自分がいる
だけど、なることが出来ない
君は、なりたい自分そのままだ
恨んでも、
嫌っても、
仕方がない
どうにもならない
、と思うのに
この気持ちは隠せない

いっそみんな、この世界から消えてしまえば、楽になれるのかな…
だったら、自分が消えてしまえばいい
そしたらきっと、全てがまるくおさまるのに

自分がいなくとも、誰も気にしない…

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転がった消ゴムを拾ってあげるくらいの優しさ

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No music No life #5 TOGENKYO

結月視点



玲に部活何に入るのか聞いたら、軽音部と即答された。え、マジかよ。部活一緒やんけ!

玲が言った。
「足りない楽器とかあるんじゃないですか?」
「そりゃ、足りない楽器ぐらいあるよ。」
「その楽器ってなんですか?」
「…ドラム。」
「ドラムは叩けますけど、一応私の腕前を見てもらえますか?」
僕は無言で頷いた。

——部室にて——

時雨ちゃんと美月を呼んで、玲の腕前を見てもらった。
「玲さん、ドラム上手じゃないですか!」玲の腕前を見て興奮した美月が言う。
「一緒にバンド出来るじゃん!」
続けて時雨ちゃんが言う。
「いいと思うぜ、僕は。玲は、入りたいの?」
「入りたいです!入らせてください!お願いします!」僕は時雨ちゃんと美月の方を見る。
目をキラキラさせてこっちを見ている。
「いいよ。」


こうして、僕らの軽音部は始まった。



【続く】

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shadow

黄昏に染まった街は夜に流れ
歓楽街のネオンを吸い込むように
夕暮れの空に墨を垂らす

足元に伸びた
もうひとりの僕

shadow
全く同じ僕
全く違う僕


     黒

   光


もしも君が自我を持ち始めたならば
世界はいつ壊れるだろう

shadow
ずっと僕を真似ているけれど
いつかひとりでに歩き始めやしないかい

君は誰なんだろう
僕の影

光に照らされて呼び覚まされた君
宵闇のどこに潜んでいるの
僕の後ろに隠れていたりしないかい

もうひとりの僕
向こうの世界の僕

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紺碧

汚いと言われて
両手にべっとり付けた色を落とそうとするキミ
私はなぜか
蛇口へとのばすその手をつかみたくなった
でも出来なくて
水に溶けていくその色


「あーあ...もったいないな...」



「せっかくのキミの色だったのに...」


排水口に吸い込まれてく色水を
私はただ見つめることしか出来ない

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二番ホーム

なぜだか今日は

君が隣にいるもんだから

飲めないのに無理して買った

ブラックな珈琲


寄る眉間を必死で抑えて

猫舌なんだ

なんて訊かれもしないことを言って

寒空の二番ホーム


いつもは黙りこんでる私が

やけにべらべら喋って

いつもは饒舌な君が

今日はいやに静かで


私は知ってるよ

君が思い詰めている原因も

私に話そうか迷ってる悩みも

友達なんて紹介しなければ良かった


各駅停車が滑り込む

もう行くね、と

一息に飲み干して立ち上がる

と、漸く君が顔をあげる


こぼれた涙は

熱さのせいだからって

また訊かれもしないことを言って

頬を拭った


ブラックな珈琲の缶を

私がじっと見つめてる

のを、君が見つめてる

のを、昨日の私が見つめてる

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自立心

この心は早く持った方がいいらしい。
私みたいにどんどん置いていっていると当たっという間に歳を重ねてしまいます。
今更、自立をしなければと思った所で親に抗えない僕はどう過ごせばいいのですか?