櫻の散る影
蝉の死ぬ音
秋桜が朽ちる匂い
雪が溶ける味
世界は静かに命を殺して、顔を変える
この哀しさに気づいてしまった僕の頬を伝った泪はまた櫻が咲くための水滴と成るだろうか。
僕の命は、世界を変えれるだろうか。
犬系彼女×猫系彼氏
「ねえ、俺のこと好き?」
『ううん、すきじゃない』
「え…」
『すきじゃないよ、だいすき‼︎』
「…ちゅーしていい?」
猫系彼女×犬系彼氏
「ねえねえ、おれのことすき?すき?」
『は?好きなわけないじゃん』
「またまたぁ、もー照れ屋さんなんだから〜」
『…』
「あれ?なんで赤くなってるの?やっぱりおれのことすきなんじゃん!可愛いなぁもう」
『…』
「いたいいたい!なんで殴んのさ!」
「…どうした?」
「…」
「…まさか、泣いてる?」
「んなわけあるか‼ でも、」
「…でも?」
「…すっごく、緊張する」
「いやおれも緊張してるって」
「落ちたら約束守れないじゃないデスカ!」
「…まぁな」
「なんでそんなサラっと言えるんデス⁇ 普通…」
「まぁまぁまぁ」
「…落ちたくないデスよ」
「うん」
「…怖い。落ちたら、ボク…」
「…行こ」
「へ?」
「まだ時間あるけどさ、余裕もって行こう」
「…そうデスね」
「とりあえず、行こう。それで、ふたり一緒に合格しよう」
「…うん」
「あ、でも、合格したら…何します?」
「え、えーと~」
「卒業までの短い時間、エンジョイしましょ」
「あ、あとさ、久しぶりに互いの家行く」
「あ、それいいデスね!」
「よし、決まりだ!」
「ハイ!」
「…そういや、」
「?」
「ここでこーんな会話繰り広げてるおれたち、周りの受験生から見たらさ…ただのバカップルにしか見えなくね⁉」
「あぁ~っ‼ ボクら付き合ってないのに! ただの親友なのに‼」
「ほら行くぞ~」
「あぁ待って! 置いてかないで!」
「置いてかねーし。そもそもこーなるからバカップルに見えんだよ」
「ぅ… もう、ほら行きましょ!!」
「おうよ」
「絶対合格」
「しなきゃな」
「うん‼」
これ見てちょっとでも多くの受験生が元気出してくれたらいい。皆さんの健闘を祈ります。そして、自分も。
あの時のあなたは
嘘 違う
そう言い聞かせて
真実から目を背けて
束の間の幸せに手を伸ばす
それが偽りの幸せでも構わない
あなたの側にいれるなら
あなたが受け入れてくれるなら
何だっていい
あなたの存在を
感じていれるだけで
幸せだから
誰にも理解されない恋でも堕ちていける
「それも花さん情報?」
「えぇ。美味しそうに食べていたととても嬉しそうでした。」
笑ってそう言うチャールズにはいつもの皮肉の色は見えなくて。
「チャールズは花さんと仲が良いの?」
詮索しようというわけではなかったのだけれど、
「仲、良いですよ。」
だからこそ微笑んで続けてくれたのかも知れない。
「私たちが人間でないとわかってからも態度は変わらなかったですし、距離の取り方が絶妙な女性です。」
やっぱり、素敵な女性だとわかって嬉しくなる。
しかし、
「そういえば、旦那さんがいるって――」
瑛瑠が言いかけると、チャールズは白くて綺麗な指で、瑛瑠の唇を押さえる。
「そこからは、ね?」
なんとなく踏み込んでいいLラインがわかってきた瑛瑠。しかし、こんな真似をしなくてもいいではないか。
顔が熱い。
「そういうところだよ、チャールズの馬鹿。」
夢みたいに眩しい光の中で飛んだ鳥が
次の瞬間目の前に落ちる
落ちた鳥の体の向こうには
風にそよぐ草原が広がる
その真ん中にぽつんと建つ塔は
空に吸い込まれててっぺんが見えない
進むことをためらう僕の後ろには
水滴のひとしずくもない砂漠が
地平線のその先まで
前にも後ろにも歩き出せないそのままで
僕はいつまでも目をこらして
塔のてっぺんを探している
いつもより早く目覚まし鳴らして
目なんて擦ってる場合じゃないわ
いちばんに覗き込んだ姿見寝癖のわたし
不貞腐れたみたいにこっち見てるの
そんなつもりじゃないんだからね
タンスの前いっぱい放り出した洋服
時間がないのどうしよう
でもこっちのほうがあなたは好きかな
気付いたら何も知らないんだあなたのこと
こんな日に限ってできちゃう寝癖
ずっとゴロゴロしてる日は綺麗にまとまるなんて神様のいじわる
隣の部屋で鳴ってるの聞こえるアラーム
どうしようもっとかわいくなりたいのに
すれ違う知らない女の子がみんな
私よりずっとかわいくておしゃれにみえる
恥ずかしいな
約束の場所にあなたを見つけた
どんどん胸がどきどきしてしまうの
なんて声かければいいのかなんて考えてなかったのに
人混みを隔てて
目があった
ぎこちない笑顔恥ずかしい
下向いたわたし
ちょんと頭に触れて笑ってたのあなた異常なくらいに眩しくってでも目を反らせなかった
かわいいなんて言わないでよ
学生のみんなは分かると思うけど、夜になると、学校で友達とワイワイやってたのから一変、自分の部屋で一人になる。それが、実に実に虚しくて自分の中のエモい感情を呼び起こすんだ。この淋しさをどこに吐き出す?ここしかない。今日僕はこの感情のやり場を見つけた。
だから、僕は、今日から定期的に思ったことを書いていこうと思う。
こんにちわひねくれ君
また今日もあったね
少し痩せたんじゃないかい
逆のことを言う癖は治ってないらしいね
明日は予定はあるのかい
今度あそこへ行こうか
それまではしばらく会わないでおこうか
きっこそのほうが何倍も楽しそうだから
そろそろ素直になりたいよ
部活が上手な子が辞めるそうです。
「ワタシは下手くそだし、みんなの邪魔になるから、、、、。」
アタシは一言「そっか、、、。」
でも、心の中では
あなたが下手糞なら、空っぽのアタシは何になる?
あなたはそのぐらいで諦めて、
あなたの技術が欲しい。
あなたのテクニックが欲しい、、、、。
あなたが羨ましい、、、、。
愛してるも好きも言えなくて
ほんとはもっと
抱きしめてほしい
ほんとはもっと
キスしてほしい
そんなことが言えなくて
貴方の少し大きいパーカーの袖を引っ張った
刺さる
冷めた視線
それでも未来を信じて
いつかは いつかは
そう思いながら
雨の道をいく
彷徨ってみたり
フラフラ
遊んで回れたら
楽だろうな
どうせ叶わない妄想で終わる
僕が君の瞳に映ったり
君が笑った時の僕の気持ちだったり。
君の明日のために生きようだなんて
思ったのが初めてで。
幼かった僕にはこの気持ちが分からなかった。
ありふれた言葉で僕の気持ちが伝わるのか。
そう思ってたくさん悩んでいるうちに、
好きだと言えなかった。
窓の向こうのパレットはオレンジ色でいっばいで、奥の方は水彩絵の具で撫でたような薄い紫色に染まっている。
俺が来たときには窓は少し開いていて、入ってきた風がカーテンを緩く揺らしていた。
窓側一番奥の席――俺の席に、誰か座っている。きっと、またあいつだ。
「……おい。起きろ、ユイ。お前の席じゃねぇんだよ。」
予想通り、突っ伏して寝ていたのは幼馴染。一応呼びかけるが、起きる様子はない。
カーテンに受け流された風で揺れる髪。
「……んなマヌケ面晒してんじゃねぇよ。」
今ここに来たのが俺じゃなかったらどうすんだよ。……くそっ、考えたくもねぇ。
顔にかかった髪を掬って耳にかけると、ようやくちゃんと顔が見えた。
閉じたままの瞼をそっと撫でたりなんか、俺らしくない。
「……お前って、結構可愛いよな。」
思わずため息が出る。こんなこと、絶対こいつの前で言えねぇ。
そして、耳にかけた髪を戻そうとして気づく。
こいつ、顔赤くなってやがるっ……!!
マフラーを
君の隣で
揺らす道
君は知らない
マフラー越しの
思い言葉を
校外学習の帰りにみんなで遊ぶことになった。
都会の夕焼けは田舎者から見たらそれは絶景で写真を収めていたら花のあの子がやって来て
「すごく綺麗だね!それ送って!」
こうして僕はメアドをゲット出来た
表に出さないようにして喜びを噛み締めた
ポテトを食べてる君も大変だった時のことを語る君も夕焼け色に染まった君も新しい発見の連続で
もっと話したいなって思ったんだ
はいちゅうもーく。ほらそこ私語厳禁。お前もケータイしまって、え、何?詩を書いてる?なら良し。
えー、はい。相も変わらぬmemento moriでございます。今日は何の日だか、わかっていますか?
「「「「「118番の日ーーー!」」」」」
そうだね、118は海上保安庁の緊急番号だからってちがーーーう!
今日は「ショートポエム選手権」の投稿締切日ですよ!結構時間あると思って先延ばしにしていたそこのお前!もう今日が最後だぞ!でもだからって焦って適当に書くなよ!(←一番適当に詩を書く人)たくさんのご参加、まだまだ待ってます!詳しくは「ショートポエム選手権」のタグから!
お騒がせしました。以上、memento moriでした。マラソンしんどい。
膝を曲げて耳を寄せる
本当はもう届くけど
君の肩に手をついて
届かないフリをした
1回しか言わないから
ちゃんとちゃんと聞いててね
どっちに転んでもどうせ辛いなら
失うものは少ない方がいい
声に出しても出さなくても同じこと
なら辛くなるのは僕だけでいい
そう言って蓋をして鍵を閉めて
いくつもいくつも飲み込んだ
少しずつ重くなる胃袋は
思考と両足の動きを鈍くした
これで良かったなんて言えないけど
じゃあどうしろって言うんだろ
何を言っても言い訳にしかならなくて
解決する気力も体力もなかったから
ひとまず自分のせいにして
また一つ飲み込んだ
恵まれてるよ
逃げ出したくなるほどに
自転車 黒いリュック 履き潰したコンバース
あなたの毎日はわたしの特別でした
まるでそれを探しているかのように
毎日の道を歩きます
ただそれでも少し怯えながら
自分の愚かな恋に怯えながら
あの子はあの娘はわたしがひとりぼっちになってしまったことを知らないまま
自分ばかり傷ついているものだと勘違いしたまま
可哀想な女で居続けることが可愛い女になれることだと思っている
そのまま思い続ける
わたしは彼を想い続ける