恋愛と咳止めは似ている。互いに依存性を持ち合わせており、慣れると現状維持で満たされなくなるあたりがそうだ。
恋愛と咳止めは違う。恋愛は人間と人間で、咳止めは無機物と人間だ。
ゆえにいつでも簡単に満たされる咳止めに充足感を求める人は多い。
もしあなたとの関係が終わったとしたらどうだろう?
咳止めにおける胃の洗浄、すなわち恋愛で負荷を受けた箇所、心である。
当然、そんな機械などないのでできるはずもない。
恋愛に病院などないからだ。
はてさて、私はどうだろう?
恋愛に溺れ、薬物に溺れたこの私はさぞ醜悪なものだろう。しかし、その醜さをも美しく錯覚させてしまうものが、恋や愛などという感情の恐ろしいところである。
ところで、私はあなたを想いながら轟音に塗れた音楽を聴いている。あなたに対しての様々な感情をギターノイズに渦巻かせ、コデインに沈み浮遊するのだ。
今は、ね。
「お前に私の何が分かる」って……
何も分かるわけ無いじゃんかよ。だって他人だぜ?
それでも無視しておくわけにいかないと思ったから、こうして首を突っ込んでるんじゃないか。
だからさ、そう突き放さないでくれよ。教えてくれよ。お前のことが分かる人間がお前の抱えている何かしらの問題を解決するのを手伝うために、「お前の何かを分かっている人間」にならせてくれよ。
合唱コンクールやっと終わった〜
練習大変だったな〜
でも楽しかったな〜
もう皆でこの歌を歌わないってうとなんだか悲しいな〜
でも終わったものは終わったんだから
みんなお疲れ様
練習でもめっちゃ頑張ってたし本番も頑張れたよね
来年はクラス替えとかで違うクラスになってしまう人もいるけど
今年はみんなと最高の合唱にできてよかった
みんな
ありがとう
世界に手を伸ばして、空を切り切り傷ばかりに惑い惑いつ
世界にそっぽ向いて、過去は褪せ色のない今に怯え怯えつ
世界に飲み込まれて、ちっぽけな歯車みたいに回り回りつ
世界の正規に染まり染まって
並普通の部品だと諦め諦めつ
それでもどこかで夢を見ている
誰も私を知らず、私も世界を知らない
それが世界の全てであった頃を
明日の憂いを知らなかった頃を
何もしたくなくなった時は
手を休めて
何も考えずにいよう
そういう時間を大切にしたい
僕はよれよれのシャツを着ている
シワでできた深い溝にこびりつく朝日
未練で汚れたのジーンズに通した足は
今日も前に進めない
心が肋にぶつかって潰れて弾けた
滴る青い魂 君が首からぶら下げる藍
もう一度だけでいいから
君のこと何も知らぬままで
会いたい 街角 裂ける目 廻る電磁波
痛い痛いイタい 君の縮尺で
懐古カイコ蚕 僕は温かな繭の中で
また夢を見る
君との出会いは小学3年の秋だった
当時の俺は特定の相手にしか心を開かなくて君にも迷惑かけたっけ
お互いに色々あって、小学4年に上がったと同時に離れ離れになってたよな
俺は君と離れ離れになった頃に習っていた剣道でお世話になった鉄道好きの先輩2人の後を追って、先輩達と同じ中学に進んだ
そしたら、入学式の日に君がいて驚いたよ
俺は昔みたいに先輩達と話をしていたら、君も俺と同じ鉄道ファンだと知って俺たち3人と同じ会話のグループに入ってゆき、君の幼馴染の鉄道ファンも加わって5人のグループが出来上がったな
俺は中央線を駆け抜けた特急型車両のラストランには立ち会えなかったけど、君が代わりに行って、写真も撮って送ってくれて助かったよ
それから俺たち4人で集まったのはその年の夏の地元の阿波踊りだったな
俺はみんなと分かれた後、東京駅に直行して当時先が短いと言われていた特急の車両を見に行ったんだ
それから2年、俺たちの地元、東京でもコロナが流行り始めてヤバいことになるかもしれない時に君の企画のもとで半ば無理矢理行った卒業旅行でのことは忘れないよ
前日に急遽待ち合わせの時間を前倒ししたのに、俺が当日に寝坊して当初の予定通りにことを進めた結果3人揃って泉岳寺から歩くハメになってしまってごめん
俺は予定があって君たちより先に帰ったけど、あの時に降り立った砂浜で遊んだこと、それから河津桜と菜の花が織りなす色の絨毯は今でも印象に残ってる
高校が別々になったから、大学も将来歩む道も別々になるだろうけど、俺たち3人はいつまでも同じ中学の同級生鉄オタトリオとして永久に不滅の絆と友情で繋がっている
君の世話になったからこそ、次は俺が高校の卒業旅行を計画しようと思う
俺たちの友情を再確認するために、またあの砂浜で写真を撮ることは確定だけどね
そして、俺たちは新たなステージへ飛び出し、予定が合えば何度でもあの砂浜に行こうや
母校と同じくらい、大切な俺たちの原点だから
「もう世は令和だ」なんて言って
新たな幸せの形を唱えるインフルエンサー
「学校は古い」と言って
不登校を決め込む小学生
「オンラインこそが最先端」と宣って
コミュニケーションを拒む若者
なんかもう全部…
耳障りだ!!
そんなに古いことが嫌か?
多様性ってのは王朝交代の号令か?
マイノリティを正義として
マジョリティを悪にでもしたいのか?
古さを受け入れるのが多様性なんじゃないの?
善悪もない、全てはベクトルとして共生する
そんな世界を目指したいだけなのに…
都合悪いことだけを棚に上げて
壊すことの何が正義だよ!
大切なのは…
ここまでの歴史に敬意を持つこと、
そして少しでも多くの幸せを増やす
その方法を人との繋がりの中に見つける
それを忘れたら、未来は別離してしまうから
幼き日の俺を乗せて韓国の大地を走り抜けたセマウル号はあの窓が楕円の客車から最新式の四角窓のITXセマウルになった
日本では俺が乗ることは叶わなかったが、名前が次世代の名前に受け継がれた列車は数多くある
遠い北陸と越後湯沢を結んだ「はくたか」は新幹線に、ブルートレインでお馴染みの「はやぶさ」、「さくら」も新幹線の愛称になった
1番の憧れだった大阪と札幌を結ぶことで有名な
トワイライトエクスプレスはクルージングトレイン
トワイライトエクスプレス瑞風になった
急行銀河もWEST EXPRESS 銀河となった
夢の超特急として知られた0系こだま
300系ひかり、500系のぞみも今はN700系,N700A,N700Sの3つの車両にその名を譲り、今は一線を退いた
それから最近,九州では特急かもめが無くなって新幹線の名前にもなってたな
甲州街道沿いを駆け抜け、後に他の私鉄にも譲られたことでお馴染みの往年の名車両の5000系は新たにデビューした京王ライナー向けの車両の形式番号を新5000系としたこともあったな
思い出の車両や憧れの列車は世代交代が進み、今はもう俺が乗ったことのない列車や乗りたくても料金が高くて乗れない列車ばかりだ
俺の思い出や子供の憧れとして日本全国を突っ走った先輩達のバトンを受け取った後輩列車は走り出す
今では,世間的にはまだまだ若いはずの俺よりも若い車両が増えている。
通勤電車では首都圏のE233系とか、車両の外見とデビュー当日のハプニングから電子レンジという蔑称で呼ばれるようになってしまったE235系もそう
新幹線なら俺のいる東京と想い人のいる街を結び恋愛成就という望みを乗せて走るのぞみ号のN700、はやぶさ1号のE5,H5系、こまちのE6系、北陸・上越新幹線で走る若手エースのE7,W7系もそうだ
往年の気動車、キハ40の後釜と呼ばれたGVE系統も忘れてはいけないな
「負けないでもう少し、最後まで走り抜けて」俺たち鉄道ファンが歌うこのワンフレーズの歌詞に乗せ、都営地下鉄三田線6300形や中央線快速電車の209系はいつ置き換えが終わるか分からない中、今日も走り続ける
俺は鉄道ファンとして、この先輩たち、いやその後輩たちの活躍も胸に刻み、今日も鉄道を乗り回す