「普段なら、こう…ガンガンおれ達の輪に溶け込もうとするのにさ、今日は全然じゃん⁇」
何か変だなーって、と耀平はネロと一緒に頼んだメロンフロートのアイス部分をスプーンですくった。
わたしはそ、そう…?と首を傾げてみせたが、今度はここで師郎が、まぁそうだよな、と会話に入ってくる。
「さっきゲーセンにいた時から気になってたけど、お前さん、今日は妙に大人しいし」
その上周りも気にしてるし、何かあったのか?と師郎はわたしの目を見た。
ネロも黎もわたしの方を見ているし、何だかその場の雰囲気がわたしに”話したら?”といった感じになっていく。
わたしは、ヴァンピレスとのあの件を話すべきか迷った。
話したらネロ達は助けてくれるかもしれないが、いつもどこからともなく現れるヴァンピレスが、どこからこの様子を監視しているか分からない。
どうしたら…とわたしは思ったが、このまま場を微妙な雰囲気にしておけない。
だからわたしは、あえてこう話すことにした。
どれだけの愛を綴ったって
きっと君には机上の空論
選び抜いた私の気持ちは
こころに届くこともなく
表面を滑り落ちて積もっていくのを
今日もただただ眺めてる
君の考えも君の立場も君のこころも
全て君自身のものだから
わかったふりはできてもわかることはできない
だから言葉が滑り落ちていくんでしょうか
愛とか好きとか私も分からなくなって
もしかしたら私の気持ちは
君の思う通り空っぽの言葉だったのかもなんて
そりゃ君に届くはずもないよな
重くなるのが嫌で 傷つけたくなくて
笑っていて欲しくて
全部全部わたしの本音だったのに
本音だと思っていたかったのに
君にも私にも
とどかない
わたしも君も随分と勝手なものですね
『私はあの子の引き立て役なんだ』
そう言って聞かせる
黒く呑まれる自分自身へ
『あの子は一番星』
暗く染まったなかで一番輝き目立つ
そして眩しさで周りを眩ませる
周りが見えなくなるほどに
「正しい」も「間違い」も無い
「輝き」だけが道標のこの世界で
彼女は一番輝き目立つ
ほかのどんな星にも負けない
特別な「輝き」を放って
私は彼女を嫌わない 嫌えない
敬い崇める それが私の使命
誰も敵いやしない彼女を崇め奉る
「ほんとは嫌いなんでしょ?」
「羨ましいんでしょ?」
そんな訳がない
彼女は究極で完璧なのだから
誰も妬みやしない
妬んだとて勝ち目はない
それを分かっている
私は彼女の輝きを分けてもらって生きている
彼女なしには生きていけない
だから私は彼女を崇め続ける
どんな地の果てまで行こうとも
天に昇ってでも
私は彼女についていく
それが私の使命
私の生き甲斐なのだ
ちょっと心配してほしいだけ
ちょっとあなたの頭の中に入り込めたらって思うだけ
なのに、そんな私の想いはひらりと躱される
なんだか絶望しちゃうね
あの言葉、
嘘だったのかなとか、
ゴキゲン取りだったのかなとか、
そう思っちゃって。
あなたは大した意味もなく言ってるのに
意識してるのは最初から私だけなのに
勝手に夢見て、希望持って、
勝手に絶望してる。
停滞時期
人の心が渋滞してく
何処かに初心を忘れてしまったのだろうか。
現在進行
価値観で削られていく
このままでうまく進められるだろうか。
初心を忘れないために 道が失くならないように
このままではだめだと気付いたから
リブートする。