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流星のように駆け、永久に願う龍

「あぁ少し、昔話に付き合ってくれ」
「それはいいが...」
「あれはまだ、私があの世界...故郷に居た頃の話だ...」
リュウセイは語り始めた...

「俺は姫...プリンプリン王女をお守りする役割を担っていた、確かに、俺は戦闘能力は高かった...でも、その国は平和だった...あの日まではな」
リュウセイは少し口調が強くなった
「あの日は姫の成人の儀式があった。そこを狙われたんだ...王...姫の父上の側近であった、イプシロンが裏切った、いや、それも偽りか、『コードネーム イプシロン』、そう呼ぶべきだな奴が王を手にかけた...それを合図に上空から兵が次々と国に降り立ち、次々と町を破壊し、森を燃やしていった、俺は姫を守りながら戦った、幸い、俺の戦闘能力のお陰でなんとかなったよ、姫を逃がそうと空に舞い上がり、飛行船に向かう途中に...翼を1つ...ちょうど今、剣を持ってる方をやられた、なんとか飛行船にはたどり着けたが...そこにイプシロン...奴がいたんだ...なんとか姫を飛行船で逃がした...間一髪な...俺は谷津を止めていた、姫が逃げたのをみて、本気をだした、そして、そこにいた軍は全滅させた、そして、俺は力尽きた...」
口調をもどして言った
「それから、世界の境界を越えれるようになった、姿がかわるのはよくわからんがまぁいいさ、そしてここにたどり着いた...というわけだ、龍騎、召喚のカードを」
「あ...あぁ...」
リュウセイはカードの中にはいった、その瞬間、龍騎の体は青く変化した
「再び、お前の力となろう...」
シンジは力が溢れるのがわかった...

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その世界では無双龍

少し時を遡る...
シンジの変身から数日後、彼は数日ですっかり神社に馴染んでいた、「オラクルー、神社の境内の掃除、終わったぞー」、「あら、随分早いじゃない」、「これでもね、人の家を掃除したりしてたんだから」、「あら、そう。お茶でもいかが?美味しいわよ」、「貰うよ.....うまいなぁ...」、「.....シンジ、あのさぁ」、オラクルが、シンジと向かい合って言った、「ん?どうした?」、「その、変身能力についてなんだけど...」、「カードデッキがどうのこうのって話?」、「うーん...おおよそはね、実は、色々な次元を旅して来て、ここに行き着いた龍を知ってるの、彼に聞くと、ここだと、鏡が無くても変身出来るっていうの」、「え?そうなのか?」、「うー....今から彼に会いに行かない?それについて、詳しく聞けるだろうし」、「わかった」、二人は、支度を始めた...
二人はその龍の所に来た、「出て来て、リュウセイ!」、「オラクルか...わかった、今行く」、数分後、蒼い鱗に赤いエネルギーで出来た剣を持つ、片翼の龍が出てきた、「オラクル、そこの青年は?」、「この子が境界を越えてきたシンジよ」、「ふむ...」、「リュウセイは少し考えて、あの世界の戦士か...」、「あんた、戦士って、ライダーのことか?」、「あぁそうだ、変身してみてくれ」、「まぁいいや...変身!」、シンジは龍の力を宿す騎士に姿を変えた、「それは...龍騎...!」、「え?あんた、知ってるの?」、「その世界では、お前と契約した龍だった」、「え?あんたが、ドラグレッダー!?」、「そうだ」 、「あんた、ミラーモンスターなのか?」、「いや、俺はなんにでもなれる、種族も越えれる...俺の中に眠る姫の力で」、「姫?」
つづく...

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第2交響曲

あれから2日、全ての準備が整った...
「パチェ、いくわよ!」、作戦はこうだ、クランがサーチ魔法と転送魔法を同時に展開し、サーチ魔法で補足してその後、ルナの分身(コウモリ)を、そこに転送するというもの、問題があるとしたら...
「パチェ!まだ!?」、「今やってるわよ!ん........いた!ルナ!準備!」、「了解、じゃ、やりますか」、「ルナ、早く!結構、維持大変なんだから!」、「わかってるわよ...」、ルナの分身であるコウモリが、魔方陣に飛び込んだ...
とある山道、団子屋でくつろぐ女性が1人、「(これ...けっこういけるわねぇ...ん?)」、目の前に魔方陣...そして、コウモリ、「(もう...あの子達ったらぁ...そうだ、ちょっと驚かしてあげよう)」、その後、呪文を唱えだした、これが、いけなかった...
魔方陣から飛んだ、一閃の閃光、それが、ドアの陰から見ていた、サクに直撃した...
クランが魔方陣から飛び出して来た、「ちょっと母さん!今の魔法何!?」、「え?潜在能力開放の魔法だけど...」、「1人に当たったんだけど!」、「あの面々なら大丈夫じゃない」、「違う!境界を越えてきた子よ!とにかく来て!」、彼女は魔方陣に入った...
「さて...当たった子は?」、彼女の名前は、レイナ・スカーレット、ルナとクランの母で、最強クラスの魔法使いなのだが、重度の放浪癖持ちで、突然出ていくため、娘たちにも、どこにいるかわからないというのだ、「この子よ!」、「んー?ほれっ」、レイナはでこを軽く叩いた、「ん...あれ?」、「よかった...」、ルナが半べそかきながら言った、「さて...何が覚醒したかな...?ねぇ、ちょっと力んでみて」、「え?いいけど...ふん...!」、その後、数秒、彼の体は人の形をした、灰色の狼になっていた...

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第1交響曲

サクヤは少しの憂鬱を覚えていた、「(図書館...久々に入るわねぇ...)」、この館の約半分を占める図書館、蔵書は、境界を越え、流れ着いたものや、各地からかき集めた魔導書と様々、ここはルナの指示で、基本的に入ることを禁じられた、理由はルナの双子(二卵性)の姉、クラン・パチュリー・スカーレットにある、彼女は魔法使いであり、大魔法使いに匹敵する魔力をもつが、なぜか、図書館に籠って出てこようとしない、そのため、館の外の人からは、半場幻となっていた、彼女がいるのは、図書館の奥、いわゆる司書室に当たる場所だ、「失礼します、お姉さま」、「あら、来客なんて久しぶりねぇ」、「お嬢様からの頼み事を伝えに参りました」、「えぇールナから?どうせ、ロクなことじゃないしょ」、「アレを、発動するようです」、「ほら、やっぱり...あれ、すっごく疲れるのよねぇ」、「魔導書を拾って、この世界に来たのがいるのです」、「巫女に頼めばいいじゃん、何でわざわざ私がやるのよ」、「巫女は、侵食を受けておりまして、おそらくそれどころじゃないかと」、「ん...?侵食...?今代はやけに早いねぇ」、「おそらく、イズモの一派が関わっております」、「なるほどぉ...ルナがわざわざ私を引っ張り出してきた訳がわかったぞ...ルナはお母様を呼ぶ気だろ」、「はい、そのつもりのようです」、「やっぱりな...実行は?」、「おそらく、今日明日辺りかと」、「ふーん...魔方陣はあれをつかうかなぁ...そうしたらあの呪文を試してみようか...」、クランはシュミレーションを始めた、サクヤは図書館から出た...
「お嬢様、お姉さまは準備を始めました」、「あら、早いわねぇ...でも、いいわ、そっちのほうが、面白いもの...」、ルナは妖しく微笑んだ...

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序曲

神社で、シンジがオラクルから質問を受けていた頃、サクはサクヤから、館の簡単な説明を受けていた、「...最後に、ここがあなたのお部屋です。ここが広いので、ちょっと説明が長くなってしまいましたが、迷ってしまわれたら、私にお聞きください」、「わかった」、「では、私は給事に戻りますね」、サクヤは、その場を離れた、「とりあえず...入るか」、その部屋は、目覚めたときの部屋と、広さは同じくらいなのだが、置いてある家具等が少しだけ違っていた、「こりゃすげぇ...」、とてもきれいな部屋、客人用だと聞いたが、全く使われてないようにきれいだった、「(ん?)」、なぜか、小さなテーブルの上、この世界に飛んだときの本が、無造作に置いてあった...
「失礼します、お嬢様、紅茶です」、ルナは考え事をしているようだった、「ん?あぁありがとう、案内は終わったの?」、「ええ、滞りなく」、「流石サクヤねぇ...ん...おいしい...」、「今日は、庭の畑で採れた、葉です」、「あら、もうそんな時期?なんか、早いわねぇ...ところでサクヤ?」、「なんでしょう」、「あの青年の話、どう思う?」、「おそらく...」、「あら、どうやら、私と同じ考えみたいね」、「ええ、おそらくイズモの一派の仕業だと...」、「はぁ...何だか、今回は度を越して面倒くさそうねぇ...」、「ですが、この前のことを考えて、巫女には頼めなさそうですし...」、神社の巫女はこの世界を守る指命を代々背負っているのだ、「しょうがない...サクヤ、お母様をこの館に呼びなさい」、「しかし、お母様は、今どちらにいるのか、わからないのですが...」、「それなら心配ないわ」、「まさか...」、「ええ、そのまさかよ」、「お嬢様!あれは危険すぎます、お止めください!」、「いいのよ、なんとかなるから。サクヤ、早速準備に取りかかりなさい!」、「...わかりました...」、「あぁそうそう、パチェにも、準備をお願いしといて」、「了解しました」、ルナは久々に興奮で胸が高鳴っていた...

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龍騎士

神社の一室、本人いわく、リビング(和)に通された、「まぁ、色々とあって殺風景だけど、ゆっくりしていって」、「あぁ、ありがとう」、「ところで...」、オラクルは深刻な顔をして言った、「どうして、この世界に?」、「それが、わからないんだ、なんで、あそこに倒れていたのかも...」、「じゃあ、覚えている、一番新しい記憶は?」、「えっと...女の子を庇って....そうだ!モンスターに刺されたんだ!その後に、蓮と一緒に、モンスターを倒したんだ、そして...その後...なんか、眠っちゃって...そうだ!カードデッキ!...あれ?ない!なんで!」、「だいたいわかったわ、それで、その、カードデッキって、どんなやつ?」、「龍の絵が描かれているんだ」、「その龍の絵って、手の甲に、描かれてるみたいなやつ?」、「え...?そう!これだ!」、「試しに、元の世界でやったみたいに、やってみてよ」、「じゃあオラクル、鏡ある?」、「えっと...あった、これでいい?」、オラクルは小さな手鏡を取り出した、「あぁ、大丈夫だ」、一呼吸おいて、シンジはさけんだ、「変身!」、龍の力をもつ騎士がシンジに重なる、「すごい...」、「あれ、変身できる、なんで?」、「そのカードデッキが体と一体化したんじゃない?」、「なんだよそりゃ」、シンジは変身を解いた、既にもう、4時を回っていた...

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境界

それは、小さなバグに過ぎなかった、魂が2つ、境界を越えて、この世界に表れ、実体となり、その世界へと落ちていった...
「っつたぁ...あれ?ここは?俺は確か...あの時...」、落ちた魂のうちの1つ、名前はシンジ、あの神社で目覚めた、そこには、巫女が立っていた、「あんた、何者?空から降ってきたけど...」、「俺...そうだ!あの時、俺は死んだんだ...じゃあ...ここは天国?」、「ばかねぇ、そんなわけないじゃない」、「え?じゃあここは?」、「ここに、名前はない...そういうところだ」、「うーん...まぁいいか、俺はシンジ、あんたは?」、「名前を聞かれたのは、久しぶりねぇ...私はオラクル、まぁ、よろしく」、「よろしくな、オラクル」、「まぁ、聞きたいことは山ほどあるが、とりあえず、どっか痛くない?」、「え?大丈夫だけど」、「...あんた、ほんとに何者?」、そういいながら、シンジを神社に案内した...
「ん...ここは...」、落ちた魂の2つ目、名前はサク、「(ん?寝室...?)」、「あ、お目覚めですか」、あの従者が部屋に入ってきた、「すまない、ここはいったい...」、「え?あぁここは、血鏡館でございます」、「(血鏡館...?はて、どこかで...)」、「お嬢様を呼んできますね」、従者は部屋を出ていった、「(血鏡館!思い出した!湖の真ん中の小島にある館じゃないか!)」、彼は、落ちてる本を拾ってしまった、その本は、この世界と繋がっていた、そのための魔法が記してあった、そして、魔法を唱えてしまったのだ、「(本当にあの世界...だと...確か...主の名前は...)、「連れて参りました」、従者ともう一人、少女がそこに立っていた、「お初で、私はこの血鏡館の主、ルナ・スカーレットです」、「あ...あぁ...俺はサクだ」、「こっちが従者がサクヤよ」、サクヤは微笑みかけた、ルナが続ける、「ところで、あなたはどうやってここに?」、「本を拾ったんだ、で、そこに書いてあった、呪文を読んだら、本に吸い込まれて、気がついたらここに...」、」なるほど、まぁしばらくここでゆっくりしていきなさい、サクヤ!」、「はい、お嬢様」、サクヤとサクはその部屋を後にした...

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新月クロック

「戦え!」、禍々しき巫女が言った、少女が、従者に向かって歩み始めた、従者は身構えた、少女はホルスターの中から、ナイフを3本取り出した、「...やれ!」、禍々しき巫女が叫ぶと同時に、少女は従者に飛びかかった...
一瞬だった、従者は、なすすべなく、その場に倒れこんだ、もう死ぬか...、と従者が覚悟した時、叫び声が聞こえた、」待ちなさい!うちの従者に何してくれてるのよ!」、「お嬢...様...なぜ...ここに...」「ここ最近、あんたの様子が、なんか変だったから、つけてきちゃった、まぁ私ならあいつに勝てるだろうけど」、「お嬢様、こいつは、だめです!強すぎます!」、「ふん!あんたに居なくなられると、こっちが困るの!」、禍々しき巫女は、少女に命令した、「あいつもやれ!」、少女はナイフを1本投げた、お嬢様は、ひらりとかわした、彼女は吸血鬼だった、少女は、吸血鬼に向かって歩みよった、少女の回りに、コウモリがより、たかった、少女は大量の血を吸われた、致死量は越えていた、コウモリは人の形に戻った、「さぁ、帰るわよ」、「はい...お嬢様...」、そこにはもう、巫女の姿は無かった...
少女は湖岸をさまよっていた、「もう...死ぬのか...」、そこに、黒い竜が表れた、「貴様を生き返らせてやろう、かわりに...俺と契約しろ...」、「契約とはなんだ」、「お前を仮面契約者(ライダー)となる力を与えよう、その代わりに俺の飯をよこせ、そうだなぁ...肉をたらふくよこせ、2日に1回だ」、「人は食えるか?」、「いいだろう」、「ならば、契約しよう」、「よかろう...」、彼女は、竜の吐いた、黒い炎に包まれた...
彼女は自室で目覚めた、あれは夢だったのだろうか...、彼女はまだ、気づいていなかった、ホルスターの下、黒い竜の刻印があるということ、黒い竜の力を宿す、戦士に変身出来るということに...

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新月クロック

ある少女が目を覚ました、私は何をしてたっけ、と思いながら体を起こした、「とりあえず、顔を洗う...か」、そして洗面台の前に立った、その顔は、あの従者と瓜二つだった、違うのは目の色が赤ということだけだ、「はぁ...すっきりした...」、彼女は、目覚めた部屋に戻った、部屋にあったナイフに手をかけて、太ももにあるホルスターにナイフをしまった、「今日もやるか...」、彼女はどこかへと向かった...
従者は悩んでいた、今日は、新月の日、生け贄は何にしようか...、お嬢様ったら、久々のパーティーだからって、張り切りすぎですよぉ...、うーん、どうしよう...
少女は、とあるバーにいた、獲物を探していた、裏の世界の者なら、彼女を見たら、まず、畏怖の目を向けるだろう、彼女は、独りだった、だから、あの快楽に堕ちてったのだ、彼女には感情が無かった、いや、正確には、欠落していたのだ、ふと彼女は何かに呼ばれた気がした、「獲物もいないし、まぁいいか...」、そう呟き、そのバーを後にした...
従者は、あの、禍々しい巫女と契約を交わした場所にいた、彼女の手には、紅茶のカップが握られていた、彼女の淹れる紅茶は絶品だった、あの巫女が表れた、ギリギリで侵食を免れている様子だった、従者はそこに紅茶の入ったカップを置いた、巫女は、完全に侵食されていた、禍々しき巫女 は、猛り狂った、「足りん、もっとよこせ!」、「今日はこれが限界なのです」、「ならば...沈めてやる...こい!我が僕よ!」、そこに、あの少女がいた、従者は戦慄した、そこにいたのは、狂気に満ちた自分だったのだから...