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そんなちっぽけな努力じゃない。

何度も話してきたが、僕は英語部の部長を務めている。今週はいよいよ文化祭本番。英語劇を発表する時だ。
今日の朝、僕は駅のホームで、劇の道具製作に必要なものを入れた袋を持って電車を待っていた。その時、昔のクラスメイトが話しかけてきた。袋について聞かれたので、英語劇のことも含めて説明した。演目を言った時、彼は僕にこう言い放った。

「それ、小学生のガキがやる劇みてえじゃん。」

瞬間、ふざけんな、と思った。演目の詳細については伏せさせてもらうが、確かに一見すると、小学生がやるような演目かもしれない。だが、英文のレベル、部員の数、お客さんへのわかりやすさなど、あらゆる要素のすべてをクリアしたのがこの演目だった。演目を決めたのが6月下旬か7月上旬くらい。それから、脚本を作り、役を決め、実際に練習しつつ小道具を作り、やっと今日までこぎつけてきた。たった一言で片づけることはできないほど、全員が必死で頑張ってきた。たった一言で崩れるほどちっぽけな努力じゃない。分かっていた。なのに、僕の心の中で何かが壊れた。悔しかった。泣きたかった。思いっきりぶん殴ってやりたかった。なにより、部員たちの努力を否定されたようで、辛かった。続きます。

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最後

夏休み最後の部活。ようやくすべての物事が動き出した感じ。うまく文化祭が成功しそうだな、なんて思ってた時、ふと気づいてしまった。

今回が、最後の文化祭だ。

僕の高校は、基本的に3年生は文化祭の活動に参加しない。クラス展示が3年生だけ無いのが、それを物語っている。僕も、6月に先輩から部長を引き継いでいた。来年のことはわからない。もしかすると、文化祭まで残るかもしれない。それでも、実質的な運営は後輩たちに任せて、僕はそっと見守る立場になるのだろう。

もう、これで最後なんだ。

右も左もわかんなくて、必死になって活動した夏休みの活動。顧問が忙しくて学校に来れなくて、代わりの先生にに何度も頭を下げたこと。必死で文字を打ち込んで、台本を作ったこと。嫌なことだってあった。辛いことだってあった。でも、最後だと分かった時、切なくなった。そして気づいた。楽しかったんだ、って。部活中じゃなければ、多分泣いてた。文化祭が終わるまで泣かないって決めてたけど、それでも、泣きたくなった。
残り少ない準備期間。文化祭のことは、今しか教えられない。だけど、僕は仲間のために、何を教えられるのだろう?何を教えるべきなのだろう?何を残せるのだろう?
何を、残せばいいのだろう?
でも一つだけわかっていることがある。今はできることをするだけ、ということ。

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仲間

さっき投稿した「昔のこと」の続きです。
成長するにつれて、僕は大勢の人前で話すのが苦手になった。中学に入ってからそれはさらにひどくなり、人と話すことも苦手になってしまった。笑われるかもしれない。馬鹿にされるかもしれない。話そうとするたびに、そんな恐怖に襲われる。例えそれが、信頼している部活の仲間の前でも。話してる途中に何を話しているかわからなくなって、気持ち悪いというか、くらくらするというか、何といえばいいのかわからない不快感に襲われることもある。ひどいときは、話す前から涙目になることもある。直したいのに、まったくよくならない。
そんな僕だが、何の因果かみんなをまとめるリーダー的役割になることが多かった。そして今も、部長としてみんなをまとめている。中学の時はそれが苦痛だった。高校に入ってからはだいぶよくなったが、それでも苦しい。でも部活のみんなの前だと、その苦しみが軽くなる。
仲間はこんな情けない僕のことを信じてくれている。時々ふざけたりすることもあるけど、みんな素直で優しい。そして何より、頑張ってくれる。無茶な指示を出しても、できる限りの努力をしてくれる。僕を信じてくれなければ、こんなことはしないだろう。そして僕も、そんな仲間たちが大好きだ。仲間たちが大好きだから、僕の苦しみが軽くなるのではないのだろうか。そして、部長として頑張ることができるのではないのだろうか。そんなことを思った。
来週からまた部活が始まる。これからも、仲間との絆を胸に、頑張っていこうと思った。

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英語部!

昨日もちょこっと書いたんですが、英語部で部長をしています。といっても名前だけみたいな感じですが……いや、一応部長として働いてますよ?それなりに。
うちの部活は、部員はとても少ないです。ですが人数が少ない分、フレンドリーに接することができるので、部員同士の中はとてもいいです。活動内容は簡単に言えば自由です。顧問が、活動内容を生徒に任せる主義なので、部員の思い付き次第でいろんな活動をします。基本的には英文を和訳したり、時々映画を字幕で見たりしています。
そんな僕たちが毎年忙しくなるのが、この文化祭前の時期です。去年は比較的楽でしたが、今年は何の因果か英語劇をやることになってしまったので、去年以上に忙しくなっています。部長の僕は全体的なスケジュールを立てたり、予算の使い道を考えて実際にそれを使って道具を買ったり、さらには劇の演出(的)な仕事をしながら自分の役を練習し、家に帰ったら次回の活動内容を考えつつ、BGMの準備をして、それから役の練習をして…てなかんじで大忙しです。ほかの部員もセリフを覚えたり、動きを考えたりと、必死で頑張っています。頑張りはほかのどの部活にも負けません!
本番まであと約1か月。仲間たちと一緒に、無事に発表を成功させたいです。

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最後の希望

今はもう見れなくなった旧学校掲示板に書いたことを、うろ覚えながら改めて書き込んでみる。多分、1年くらい前に書き込んだことだったかな。1年経った、今の自分の気持ちも併せて、書き込む。
未来のカギを握るラジオの中の学校、「SCHOOL OF LOCK!」。ここは、自分の思っていること、感じていることをなんでも書き込んでいい場所だ。それは、始まりのあいさつにも表れているんじゃないのかな。
「起立!礼!叫べー!」
叫べ。自分の思いを、感情を、すべてを。我慢する必要はない。ありったけの思いを込めて、叫べ。
1年前と今を比較して、現実は何も変わってないように思える。いつも悩み、苦しみ、もがき続けて、SOSを発することもできないまま、一人、また一人と、静かにこの世界からいなくなる。何も変わってない。自分の思いをぶちまけられる場所が、ない。
でも、ここは違う。自分の思っていることを発信できる。みんなとつながれる。なにより、絶対に切れない絆がある。誰かが悩んでいれば、みんなで考え、誰かが面白いことを書けば、みんなで笑う。そんな暖かい絆がある。そう考えると、ここは、苦しんでいる人を救う、最後の砦、最後の希望なんじゃないかな。そんな風に感じた。
この絆が、永遠に続くことを祈っています。そして、今苦しんでいる人が、少しでも救われますように。

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