グッバイ、青春。
あの門をくぐった日から
早く卒業したくて堪らなかったくせに
5年も経てば愛着もわいてしまって
いざという時には淋しいんだね
中庭の桜がもう、わたしに春の到来を教えてくれることはきっとなくて
肌に張り付くように熱い夏の体育館ももう足を踏み入れることはないんだと
あの子の涙が教えてくれたの
おはようっていえば
おはようが返ってきて
おつかれって言われれば
おつかれって返す
そんな当たり前が大切だったこと
何度も噛み締めてきたくせに
淋しいなんて今更よね
皆が歩む道の先で
また交わる日を願って
またねって手を振るよ