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握手

桜はもう散ってしまって
葉桜には少し間があって
あなたを待つ喫茶店で
昔のことを思い出す。

あなたは時間ちょうどに来て
「呼び出したりしてすみません」
と、私に手を差し出し握手を求めた。
少し身構えたのは、昔を思い出したから。


弱々しくなった、その握手は
まるで病人に対する握手みたい。
その大きな手は柔らかくなっていた。



きっとどんな道を選んでも人は死にゆくのだけれど。いざそれがやってくると、いやに悲しくて。
きっとどんな道を歩んでも、天国などないのだけど。いざ目の前に死の扉があると、信じてみたくなる。


闇市で売った靴下や
勝手に売り払った絵本たちで
訪れたクリスマス、東京の街
その後のあなたの平手打ち

「彼はいけない運転手です」
そう言って笑うあなたの
手元のオムレツの減らなさに
少し不安になる。


冗談じゃないぞ、これじゃまるで遺言を聞くため呼び出されたみたいだ。
少し寂しくなって強く握手交わした。


きっとどんな道を選んでも人は死にゆくのだけれど。いざそれがやってくると、いやに悲しくて。
きっとどんな道を歩んでも、天国などないのだけど。いざ目の前に死の扉があると、信じてみたくなる。


潰れた人差し指の爪や
大きな体やその手
天使達を守るために
使い切ったのですね
あなたきっとそうなのですね。


きっとどんな道を選んでも人は死にゆくのだけれど。いざそれがやってくると、いやに悲しくて。
きっとどんな道を歩んでも、天国などないのだけど。いざ目の前に死の扉があると、信じてみたくなる。

信じてみたくなる。

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グッドナイトラバーズ

da nana. dananana. dana na!

ぼくは最強なんかじゃない
ぼくはヒーローなんかじゃない
だけど君のため、そのためだけなら
何だってしちゃうくらいさ

人を傷つけたくはない
人を悲しませたくない
だけど君がもし、もしも望むなら
致し方ないってことさ


サンプリングしたラブレターじゃちょっと足りないかもね。
すべてぼくらのものさ今夜だけは、世界はすべてぼくらのもの!


OK!神様さようなら。お説教なら死んでから、今は好きなだけやろう。
それじゃおやすみ、全世界の愛し合う人々よ。


ぼくは自由なんかじゃない
ぼくは奴隷なんかじゃない
だってぼくらは2人でキング&クイーン
素晴らしい日々の中で

きみはおもちゃなんかじゃない
きみは最低なんかじゃない
だってぼくらは2人でキング&クイーン
何だってできちゃうから


カップリングした日々をそっと抱きしめてよね、ダーリン
すべて本当のことさ今夜だけは、世界はすべて本当だよ!


OK!神様さようなら。お説教なら死んでから、今は好きなだけやろう。
それじゃおやすみ、全世界の愛し合う人々よ。


OK!パパママさようなら。お説教なら寝てる間に、今は好きなだけやろう。
それじゃおやすみ、全世界の愛し合う人々よ。

ただ目の前の、君を愛してる。
それだけじゃなんか足りてない?
それじゃハグを、またはキッスを。
もどかしいくらい大好きなのに


OK!神様さようなら。お説教なら死んでから、今は好きなだけやろう。
それじゃおやすみ、全世界の愛し合う人々よ。


da nana. dananana. dana na!


それじゃおやすみ、全世界の愛し合う人々よ…!

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G・danda

ある夜、バチッと閃いたんだ
「長ったらしい歌詞はいらない」
だからのたうち回った挙句
つまらない詞を書いたんだ。

ベイビー、僕はもう死んでる?
ベイビー、僕はもう終わってる?


そして地球が回り出した。
何だって書ける気がしたんだ。
だからのたうち回った挙句
君への歌を書いたんだ。

ベイビー、聴くに値する?
ベイビー、僕はまだ生きてる?


もう!G・danda!
もう!G・danda!
もう!G・danda!
じたばたしちゃうぜ、
Hey!ハロー!アローン!


ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラウェイ!

ティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカティカウェイ!

ベイビー、耳を塞いでる?
ベイビー、死にたくなってる?


そして僕はすべて忘れた
君を好きって気持ち以外
誰かを模倣したりしたけど
結局は僕の言葉さ

ベイビー、君を愛してる
ベイビー、誰を愛してる?


もう!G・danda!
もう!G・danda!
もう!G・danda!
じたばたしちゃうぜ、
Hey!ハロー!アローン!

もう!G・danda!
G・danda!G・danda!G・danda!
G・danda!G・danda!G・danda!
G・danda!G・danda!G・danda!
G・danda!G・danda!G・danda!
G・danda!G・danda!G・dandaさ!


もう!G・danda!
もう!G・danda!
もう!G・danda!
じたばたしちゃうぜ、
Hey!ハロー!アローン!

そしてグッバイ!アローン!
ハロー!アローン!
グッバイ!アローン!
ハロー!アローン!
じたばたしちゃうぜグッデイ
さぁ!アローン!

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navy

崩れた平行、別れた先に、何が見える?

一瞬間のメッセージ、異空間の沿線、真空管を伝って流れる。

とはいえこのままじゃ終われないって
あなたが言ってたのいつだったっけ?
昨日だったっけ?去年だったっけ?
そもそもあなたと出会って居たっけ?


弾倉に込めた、ルージュで撃ち抜いて、マイダーリン 今すぐ。

断末魔のシャウト、散弾銃のコンツェルト、音もなく響く。

それなりに愛があるらしいねって
気持ちいいだけでは意味が無いって
低空飛行認可されない世間、
一般の下をしたり顔で低空飛行中
(navy navy navy out of the window)


未来永劫瞬間融合を推進したい
あなたに渡したい箱の中身は融解進行中
夕暮れアブラカタブラで夕立降らせたい
空中で分解していくみたい。
Show me your甘いところ



震えた線の価値は1セント?さりげなく。

電柱の電線の操り人形、敬虔アイラブユー

「とはいえ」の連鎖で回路は混線。
あなたに伝えると無くなりそうです。
空色の声で歌ってくれって。
無理なお願いを我儘と聞いて。


感動のラストシーン、切ないストーリー、思い出す。

流線型のエンブレム、想像上のラブソング、奏で出す。

とはいえど涙は止まらないんです。
紺色の夢も見飽きてしまって、
明日に期待すら出来損なって
頭痛を抱えたまんまで街をゆくんです。
(navy navy navy out of the window)


未来永劫瞬間融合で加速したい。
あなたに渡したい箱から溢れた思想の融解物
朝焼けチンプンカンプン知らんぷりしたい
空中で分解しちゃいたい。
Show me your甘いところ



溶けだした昨日の夢、染み付いている。
サマータイムブルース、響いてる頭。
(navy navy navy out of the window)



未来永劫瞬間融合を推進したい
あなたに渡したい箱の中身は融解進行中
夕暮れアブラカタブラで夕立降らせたい
空中で分解していくみたい。
Show me your甘いところ

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色を知らない

まだ色を知らない僕の人生に水溶き絵の具を垂らしたのを、君は知っているか
淡い色で見えづらいけど、確かにそうなんだ。
その色を落としたくなって洗剤につけた僕は最低のキャンバスだったな。


君が僕を殴った日、キャンバスに赤い色がついたよ
僕が君を泣かせた日、キャンバスに青色がついたよ
なんて愚かなんだ、なんで疎かにした?
なんて、笑える所存だ。

僕が君に言った言葉、色とりどりキャンバスにスパッタリング
君が僕に言った言葉、色とりどりキャンバスに吹流しさ。
なんて儚いんだ、なんて馬鹿らしいんだ、
なんてそれっきりだよな。

真っ白にしたくなったんだ。やり直したくなったんだ。強いショックで流せなかった絵の具を洗剤につける


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明日のためなんかではないけど
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僕のため、君のため

プレイバックプレイバック
もう戻れないの、知ってるけど
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大切にするよ。想い出だけ。



君が僕を思う度、僕は重くて耐えられなかった
僕が君を思うのと、なんでここまで違うんだろう
誰が悪いんだろう、でも最後は僕なんだ
なんで失うんだろう。

君の表現は重くて心地悪い他にならなかった
いつしか僕はそんなのものしかかる重み、他ならなくなった
これは何度目なんだろう、そして忘れていくんだろう
それじゃこれでさよーなら。

真っ白にしたくなったんだ。終わらせたくなったんだ。強いショックで流せなかった絵の具を洗剤に浸す


プレイバックプレイバック
明日のためなんかではないけど
プレイバックプレイバック
僕のため、君のため


プレイバックプレイバック
これでこの話はおしまい
プレイバックプレイバック
僕を嫌いになっておしまい
プレイバックプレイバック
僕は君を忘れておしまい
プレイバックプレイバック…


プレイバックプレイバック
明日のためなんかではないけど
プレイバックプレイバック
僕のため、君のため

プレイバックプレイバック
もう戻れないの、知ってるけど
プレイバックプレイバック
大切にするよ。想い出だけ。

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NEM−RE−NAI

眠れない。
明日は休みだから別にいいんだが。
どうせなら寝て時間を潰したい。
スタンドを切ったりつけたり
ラジオを聴いたり止めたり。
このまま日が昇ったらマジで意味の無い夜になる。
明日の昼寝れば別にいいんだが。
なんかやだな。
LINEを送る相手もろくにいない。
春休みと長引いた風邪。

ふらふらふらふら
旅に出ないか、ねぇ君、まだ起きてたりする?

YouTubeのコメント欄には馬鹿しかいないんじゃないかと熱に浮かされた頭で考える。
僕もそうだ。人生に不向きな最低の男。
単純に暇なだけならば
テレビを見たり
音楽を聴いたりするのだけと。
なんか違うな。
暇なだけじゃなくてそこはかとなく
寂しい夜さ、なかなか治らない風邪。

ぐらぐらぐらぐら
地面が揺れた日から、僕は何を忘れかけている?


あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君


眠れない。
身体の向きを変えてもなお
冴えきったままの目では眠れない。
どこか散歩でも行こうか、
誰に告げるでもなく外に出た。
暇だな。
もう何回呟いた?この言葉。
あてもなく歩く。オンザコンクリート
時たま静寂を破る車の音が耳障り

くらくらくらくら
気のせいにしよう。眩暈は、しばらく知らんぷりさ


あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君


上がって下がって日々は進む
ゼンマイ式の先生や、僕を信じない友達にも、
明日が来ることを知ってる。
終わらせたいとも思わない。
まだ少し息をしたいから。


ぽろぽろぽろぽろ
零れる涙、五弦七フレット、知らないだらけの街並み。嘘つきソーシャルネットワーク。

ちゃらちゃらちゃらちゃら
カッティングギター、クリーントーンの歌。ペトロールズ。「止まれ見よ」


あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君

あぁ、愛の存在に気付いたのはなぜ?
あぁ、それはなぜ?
あぁ、恋の鬱陶しさに気付いたのは誰?
あぁ、それは僕

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ヒッピーに届け

「だらだらと長い文章にテキトウにピリオド打つみたいに、そんな風に、馬鹿みたいに人生終わっちまうのかな」
嫌に青い空は少しチープに見えた。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


僕らいつも、笑い合ったり、喧嘩したりして過ごしたけれど。
2年前の殴り合いで、君の全てがわかったんだ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


さよならも中途半端なまま、別れたことが悔いだけど。きっと、向こうでも君はヒッピー。会いに行く頃、僕はおじいちゃん。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


握りしめた拳は行き場なく太ももに当たった。最初で最後の手紙は、上手く書けなかったから白紙のままさ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


さよならヒッピー。僕たちはいつだってひとりだったね。
寄り添った時だけは何にも負けない。そんな気もしてた。

僕らはまるでヒッピーズ。
傷をつけたりつけられたり。
楽しかったね、またやろう。
煙草の匂いが雨にかき消される。
届け天国のヒッピーへ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


晴れた日には煙草を吸う。
天国の君に届くように。
雨にかき消されないように。
晴れた日には煙草を吸う。

きっと君は線香の煙より
マルボロの煙の方が好きだろう。
僕らは大人になってしまったんだ

君は向こうできっとまだヒッピー。

君は向こうできっとまだヒッピー。

届け天国のヒッピーへ

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マッドソング

荒波に揉みくちゃにされて、色褪せちまった青い春よ。
希望を捨て、絶望を失い。「これで良かった」と無理に頷く少年よ。

さして変わらない日々を笑って、涙すら出てこないだなんて、一種の死にすら当てはまるだろう。


午前12時を優に超えて、思考を巡らす複雑回路。
時間ばかり貪っていて、活用しないで消化される日々よ。

さして意味なんて無いのに、諦め切れない呼吸をするんだ。1度も止められなくて、嫌になるけど。


マッド、サッド、殺到
雑踏&BAD
節度喪失、嗚咽NON STOP
相当マッド、サッド、殺到
SELECT&CUT
戦意喪失はとうの昔
向上化も図れない。



剥がれ落ちた金メッキを拾い集めるMr.Pよ。
本日未明、波形の不幸で隠してた傷みが見え隠れしてしまった。


そして、つまらないままで変わってく。先は真っ黒じゃなくモザイク。一時の快楽なんて目を塞ぐだけさ。


泥濘んだ足元、ただ見つめてた。
「前を向いて」なんてよく言えるな。
ファズをかけたまま3日過ごした。
ディストーション サディスファクション
サーキュレーションも当たらない。
胸騒ぎが爆発、論理的思考は暴徒化。
複雑怪奇不幸の説明書をおくれ。
空を掻き切って、古ぼけたストーリーを描く。


マッド、サッド、殺到
雑踏&BAD
節度喪失、嗚咽NON STOP
相当マッド、サッド、殺到
SELECT&CUT
戦意喪失はとうの昔
向上化も図れない。


窓辺の蛙、まずまずのしたり顔で俺を眺めてはゲコゲコと鳴いた。張り付いた思考と常識が、雨に濡れ剥がれかけている。

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AIUEO

「汚いねぇ人間は」
「そういうお前も人間のくせに」
「考え方によっちゃ、俺は人間じゃない」
「は?」
「例えば俺は嘘をつかない」
「でもお前は飯を食う」
「俺は服を着てない」
「でも体毛で覆われてない」
「それに何より、大切なことがわかってる」
「大切なことしかわかってないんだ。無駄こそ美学なのに」
「じゃあいまテレビで流れてる嘘と無駄ばっかりの国会中継は美しいか?」
「…ううん」
「まぁ、とにかく俺は人間じゃない」
「でも、人と人の間に生まれたんだろ」
「まぁそうだな」
「なら人間だろ」
「いいや、人間じゃない」
「…あっそ」


「黙るのは得策かもな。見てみろ、テレビの中のおじさんもさっきから同じこと言ってばかりで結局黙り込みと同じだ、これなら真実はわからないまんま、やり過ごせる」
「強情な嘘つきは人間と認めないことにしただけだよ」
「強情な嘘つき?俺は汚職議員かよ」
「汚職議員も人間とは認めないことにした」
「随分とアヴァンギャルドな思想だ」
「それより、さっき言ってた大切なことってなに?」
「あいうえおの音だ」
「は?」
「当たり前に使ってる(あいうえお)って音だよ、あれがなくちゃ何も生まれない」
「なんだよ、そんなことか」
「そんなこともわからなかったお前は立派な人間だな」
「人間…か」


僕は人間であることを一瞬恥じた。だが、向かいに座った全裸の男を見て、こうはなりたくないと強く思った。
時計が鳴った。12時だ。


「それじゃ、おやすみ人間くん」
「まだ昼だぞ?」
「昼寝の時間だ。人間と違って俺は昼も寝る」
「あっそ…。あ、そうだ」
「なんだ?」
「名前を聞いてなかった、お前名前は?」
「人間じゃないから名前は無いな」
「なんて呼べばいい?」
「じゃあストライプで」
「なんだよそれ」
「なんでもいいだろ」
「あっそ。それじゃ、おやすみストライプ」

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綿菓子

 雪国の山奥、新聞紙の蚊帳の中、妹は隣で寝てゐる。トクトクと血液の流れる音。

 ごめんねタツミ、お母さんまたお酒飲んじゃったあ。
 ごめんねタツミ、お母さんまたパチンコ行っちゃったあ。
 ごめんねタツミ、晩ご飯ないんだあ。
 ほんとにごめんねぇ。

 枕元の時計を見た。村祭りの始まる時間だった。僕は一日、本を読んでゐたかったが、妹に綿菓子をせがまれてゐたから、しぶしぶ布団を出た。
 ミツコを中心とした派手なグループが、ステージの前でわいわいやってゐた。ミツコのふたつ上の彼氏のバンドが、演奏するのを見に来たのだった。
 ミツコは綿菓子を買ってゐる僕を見つけて、近づいて来た。
「ひとくちちょうだい」
 ミツコが言った。僕はそういった不衛生なことは嫌だったのだが、ミツコは勝手に袋を開け、手を突っ込み、綿菓子をちぎった。白いふわふわが、口の中に消えた。ミツコはマニキュアを塗った指を舐めると、グループに戻った。バンドの演奏が始まった。僕はステージに背を向け、帰路についた。
 布団で折り紙をしてゐた妹に、綿菓子の袋を渡すと、妹はすぐに袋を開けた形跡があるのに気づき、「お兄ちゃん、つまみ食いしたでしょう」と、からかうように言った。
「うるさい。買って来てやったんだから文句言うな」
 僕は思わず怒鳴ってしまった。妹はびくっとなり、泣きそうな顔をして布団にもぐり込んだ。僕は放っておいた。泣くふりをして僕を驚かせてから笑顔を見せるといういたずらを最近好んでやっていたからだ。布団が大きく、上下した。
 やや間があって、ぜんそくの発作が始まった。僕は、「ごめんな。ごめんな」と言いながら、妹の背中をさすった。

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マイガールフレンド/マイベストフレンド

ウーララ・ララリラ
ウーララ・ララリラ
ルーララ・ララリラ
ルーララ・ララリラ・ラ・ラ

どうしてかな ぼくらは今、楽しいはずなのに、少し泣けてくる。
寂しくないはずの春の訪れに、少し肩を落としてる。

だって、モア・モア・モア・モア・モア
話していたかったんだ。
雲がモヤモヤ空を漂った。


バイバイガール、バイバイガール
ありがとう。愛しきマイガールフレンド
バイバイボーイ、バイバイボーイ
ありがとう。優しきマイベストフレンド


それじゃまた、未来で会おう。もしくは夢で。またね。
美しいはずの花弁を今、踏みつけてみる

だってモア・モア・モア・モア・モア
一緒にいたかったんだ
雲がモヤモヤ。晴れてるくせに。


バイバイガール、バイバイガール
ありがとう。忘れることはないだろう
バイバイボーイ、バイバイボーイ
ありがとう。今日が昔になっても

ウーララ・ララリラ
ウーララ・ララリラ
ルーララ・ララリラ
ルーララ・ララリラ・ラ・ラ

バイバイガール、バイバイガール
ありがとう。愛しきマイガールフレンド
バイバイボーイ、バイバイボーイ
ありがとう。優しきマイベストフレンド

少し寂しくて、でも泣けなくて。
これが春なんて、にわかに信じがたい。

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ハルサメ・サクラ・ハルカゼ・テガミ

桜が散ると、あなたは僕の前からいなくなった。
軽い嘘みたいで笑えない。もっと話したかった。
桜の花弁は春雨に濡れ、踏まれて汚れてしまった。
軽い生命などありえない。例え桜の花弁一枚でも。

Ah!
肩を落として歩く、家までの道のりで
あなたは僕の手を、そっと握ってくれた
何度も思い出した感触を、今、忘れ去ろう。


桜が散ると、あなたは僕の前からいなくなった。
春の夢ならば醒めてくれ。もっと話したかった。
したためた手紙は結局、切手も貼らずにしまった。
手遅れか、ゲームオーバー。神様、これはどっちですか?

Ah!
しょぼくれた背中に、平手を打ち付けて
あなたは僕のことを、そっと慰めてくれた
何度も繰り返したあの日々を、今、忘れ去ろう。



いっそ僕も、思い出とともに。
春雨に溶けてしまえばいい。
傘もささずに立ち尽くして、何故かあなたを待っている。

そして僕は、ふやけた指で、
震える指で手紙を裂いた。
涙も拭かずに立ち尽くして、心はあなたを待っている。


Ah!
似合わない格好で、僕の手を取って
あなたと僕だけの、世界を漂った
最後の春のこと、僕だけは忘れずにいよう。


いっそ僕も、思い出とともに。
春雨に溶けてしまえばいい。
傘もささずに立ち尽くして、何故かあなたを待っていた。
でも、やっぱり風邪を引いただけで。
あなたは来なかった。
あなたは来なかった。
あなたは来なかった。

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さよならマドリガール

おやすみ、そしてさよなら。
僕のマドリガール。うん、愛してたよ。
ただ惰性で生きるのも、意外と疲れるもんだね。
おやすみマテリアル。そしてさよなら。


おやすみ、そしてさよなら。
愛しのマドリガール。今は、愛してない。
ただ描き続ける限りは、君は僕のそばに居るんだね。
おやすみマドリガール。今はさよなら。


クローズ・ユア・アイズ
簡単な手つきじゃ

クローズ・ユア・アイズ
愛は表せない

クローズ・ユア・アイズ
けれど僕には

クローズ・ユア・アイズ
ギターも弾けない。


おやすみ、そしてさよなら。
僕のマドリガール。えぇ、愛してたとも。
でもこれからは、君を嫌う人生を選んだ。
ごめんねマテリアル。嘘になってしまった。


おやすみ、別れのしるしに、
僕は髪を切った。邪魔な長い髪を。
もう描けなくなって、勝手に嫌いになった。
ごめんねマドリガール。僕を殴って。



クローズ・ユア・アイズ
簡単な合図で

クローズ・ユア・アイズ
愛を確かめたり。

クローズ・ユア・アイズ
それでも僕は

クローズ・ユア・アイズ
ギターも弾けない。


きっと大きな街灯の下で、星は見えないけれど。
どんなに壮大な星空の下でも、街灯は見える。
後悔にならないように、なんとしても前に進む。
マドリガールよ、さらば。僕の愛とともに。


おやすみ、そしてさよなら。
僕のマドリガール。うん、愛してたよ。
ただ惰性で生きるのも、意外と疲れるもんだね。
おやすみマテリアル。そしてさよなら。


クローズ・ユア・アイズ
プリーズ・シング・ララバイ

クローズ・ユア・アイズ
一緒に眠ろう

クローズ・ユア・アイズ
これから僕は

クローズ・ユア・アイズ
歌も歌えない。
ギターも弾けない。

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loop loop everyday

影響強めで また自己嫌悪
嫌んなったって また明日!って言うじゃん
君に何が起きたって、その右手にあるCDが何よりも輝くのはもう決まってんだ。
傷付けたことも 沢山あるよ
恥ずかしい間違いも繰り返してきたけど
僕に何が起きたって、この右手にある歌詞カードが最強のバイブルだってわかってんだ。

出来そうならやるし、出来なそうなら挑む。
そんなのが出来るのは、運のいい奴らだけだって?君は知ってるはずなのに。
隠してかけた保険は、虚しさの権化なのに。
そんなこと繰り返して、運のせいにするのはやめたよ。君にも伝えなくちゃね。

乾ききった心でも、あと一歩くらいは進めそうだ。

ループ・ループなeveryday
嫌がったって、素敵なこともあるでしょう
見えないだけ、今は少し時期じゃないから、通り過ぎることを楽しみにしたらいい。
クルクル回っても
最終章はきっと誰にも見えない。
焦ったって、まだ少し時期じゃないから、そのうち来るってさ。わかってれば十二分OK!


ループ・ループな僕達。
従ったって、無敵の保証は無いでしょう
知らなくていい、今は少し似合わないから、通り過ぎることを楽しみにしたらいい。
ぐるぐる回る目も
最終章はきっと見通せていない
悩んだって、まだ少し早すぎるから、そのうち解るってさ。覚えとけば十二分OK!


ループ・ループなeveryday
強がったって、泣きたい時もあるでしょう
無理したいなら止めないけど、駄目になりそうなら、強めにひっぱたいて目を覚まさせてあげるよ。
クルクル回っても
最終章はきっと誰にも見えてない。
嘆いたっていい。そこら辺は自由にやってOK。そのうちあるってさ。わかってれば十二分ですから!

ループ・ループ繰り返して

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夕日にマドリガル

割と長い夜は簡単なコード運びで
6行くらいの詞があればそれで曲になる。

なまじ背の高い僕の横に君がいて欲しい。
そろそろ春になるから、夢で逢えるかも。

そんなこと考えてたら胸が詰まってしまって、また会いたくなるのかな。
普遍的なラブソングが好きな君が好きだったな。そして明日で何年目だろう?


坂道下る時に見えてた
夕日の色に僕は飲み込まれそうになって
繋いだ手から時間が滴って
いつもより強く握り直したんだ。
覚えてる。



夏の残る日や、冬の癒えない日、
至って変わらない日々でも、君さえいればいい。

なまじ背の高い僕の傍に君がいて欲しい。
そろそろ雪が溶けて、会いに行けるかも。


そんなこと思ってたら筆が走り、マドリガルになるのかな。
普遍的なラブストーリーが好きな君が好きだったな。そして明日で何度目だろう?


坂道下る時に見えてた
群青色と街の灯のコントラスト
繋いだ手から愛が伝わって
いつもより強く思ってたんだ。
覚えてる。



夕方5時のチャイム
夕日越しの明日
まるで何も無かったみたいに
終わってしまったなんて


そんなこと考えてたら胸が詰まってしまって、また会いたくなるのかな。
普遍的なラブソングが好きな君が好きだったな。そして明日で何年目だろう?


坂道下る時に見えてた
夕日の色に僕は飲み込まれそうになって
繋いだ手から時間が滴って
いつもより強く握り直したんだ。
覚えてる。

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目に見えなくても

あなたの動向には世界中が口を出す
あなたの言動には世界中が首を突っ込む
嫌でも目に入るのでしょう。

あなたへの愛を拗らせる人も出てくる
此処ぞとばかりに嫌悪する人もいる
言葉を恨んだりする前に、聞いて欲しい。

あなたが何を言われたって
あなたが何を書かれたって


それが余計な助言や人間や愛についての下らない考察ならば
無視して構わない。
あなたには選択の権利がある。

傷ついた思い出も
革の写真帳にしまって
また逢うでしょうから其の時まで
さようなら



「世界は嘘塗け」そう思っても
信じていい人すらいないと思っても
それすら、裏切られるでしょう。

あなたを信じる人が屹度いる
あなたが信じられる人が屹度いる
どんな人にもいるのだから。

あなたが何を嘯かれたって
あなたが何に巻き込まれたって


そこにあなたにとっての、真実が唯一つだけあれば
無理せず生きればいい。
あなたには選択の権利がある。

喩え今迄が嘘になって
あなたに牙を剥いたとして
それは誰かの為に過ごした
誇るべき年月。


足元に涙が溜まって
心まで浸され、冷えて終う前に
確かなことなんて
無いなんて思ってしまう前に
不安な波に
飲まれてしまう前に
橋を掛けよう


あなたが何を言われたって
あなたが何を書かれたって


それが余計な助言や人間や愛についての下らない考察ならば
無視して構わない。
あなたには選択の権利がある。

傷ついた思い出も
革の写真帳にしまって
また逢うでしょうから其の時まで
さようなら
さようなら
また今度