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緋い魔女と黒い蝶 Act 1

木々が青々と茂る山の中、2つの人影が歩いている。
一方は長い赤毛の少女で、丈の長いワンピースを着ている。
もう一方は短い黒髪のコドモで、暖かい時期なのに黒い外套を着て頭巾を被っている。
2人は静かに歩いていたが、ふと赤毛の少女が立ち止まった。
「…お前、その頭巾を外したらどう?」
赤毛の少女が振り向きざまにそう言うと、黒い人物はぴたと足を止める。
「この通り暑いし、ここは山の中だからお前の嫌いな人目もほとんどないし」
顔を隠す必要はないと思うんだけど、と赤毛の少女は呟く。
「…別に」
俺は好きで被ってるからいいんだよ、と黒い人物はそっぽを向く。
「あらそう」
そう言って少女は前を向いて歩き出す。
「…それにしても今回の依頼は、”脱走したホムンクルスの捕縛“ねぇ」
随分とまた面倒そうな依頼を引き受けてしまったわ、と少女はこぼす。
「じゃあ引き受けなきゃよかったじゃん」
なんで引き受けたんだよ、と黒い人物は少女のあとを追いながら聞く。
「そりゃあ今は金欠だから…」
少女がそう言いかけた所で、おーい!と2人に向かって声が飛んできた。
声がする方を見ると、黒髪の少年と赤いとんがり帽子に藤紫色の髪のコドモが立っていた。
少女はあらと笑ったが、黒い人物はげっと嫌そうな顔をした。

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Metallevma 〈企画要項〉

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「Metallevma(メタルヴマ)」。
鉱物を核に生まれたヒト型の存在“メタルヴマ”の物語を皆で描いていく企画です。
まずはとりあえず設定です。

・メタルヴマ Metallevma
鉱石を核に生み出されたヒト型の“何か”。
身体のどこかから核と同じ鉱石が生えている。
核になっている鉱石の名前を名乗っている。
核になった石の石言葉や性質にちなんだ特殊能力を持つ。
核の鉱石が健在な限り死ぬことはないし、食事の必要はない(食事は嗜好品程度と捉える者が多い)。
性別はないが、同じ鉱物種を核とする者をきょうだいや家族、一族として認識する。
おしゃれ好きな者が多く、皆個性豊かな格好をしている。
その昔、ある王が自らのしもべとして生み出したのが始まり。
そうして生み出された原初のメタルヴマが自らの同族を生み出していったことで数を増やしていった。
しかし数が増える内に人間に歯向かうようになり、やがて人間の住む世界から追放されてしまった。
現在は人間の住む世界のすぐ傍にある世界“ミクロコスモス”で暮らしている。

・ミクロコスモス Microkosmos
メタルヴマ達が住む小さな異世界。
人間達の住む世界から様々なモノが流れ着く。
住民であるメタルヴマ達は一族ごとの派閥に分かれて激しいナワバリ争いを続けている。
現在はメタルヴマ達が人間の住む世界を真似て人間世界顔負けの都市が造られている。

開催期間はとりあえず9月が終わるまでで、形式・投稿回数は特に問いません(あ、公序良俗は守ってね!)。
投稿作品にはタグ「Metallevma」(スペルミス注意)を付けて投稿してください。
難しめの企画ですが、企画趣旨に大体合っていればOKですのであまり気負わずにご参加ください。
質問などはレスからお願いします。
皆さんの参加お待ちしております‼︎

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Metallevma:PROLOGUE

曇り空の街中を、青い髪のコドモが駆けていく。
そのコドモの見た目は人間の少女のようにも見えるが、額には角のように青い鉱石が2つ生えていた。
「…はぁ、はぁ」
コドモは走ってヘトヘトになってしまったのか、路地裏で立ち止まる。
「みんな、どこ行っちゃったんだろう…」
コドモは辺りを見回すが、周りには誰もいないようだった。
「…いたぞ‼︎」
するとここで軍服風の服装に身を包んだコドモ5人が青髪のコドモを囲んだ。
「やっと追いついた」
「逃げ足の早い奴め」
「俺たちから逃げられると思うなよ!」
コドモたちに口々にそう言われ、青髪のコドモは思わずしゃがみ込む。
「うぅぅぅぅ…」
うっかり“ガーネット一族”のナワバリに入り込んだだけなのに…と青髪のコドモは頭を抱える。
「さぁ、覚悟しろ!」
“コランダム一族”の“サファイア”‼︎と軍装姿のコドモたちはにじりよる。
「ひぇぇぇぇ」
“サファイア”と呼ばれたコドモがそう声を上げた所で、突然“サファイア”の頭上を小さな火球が飛んでいった。
「⁈」
軍装姿のコドモたちは驚いて後ずさる。
「やぁやぁやぁ」
拳銃のポーズを作った右手を下ろしつつ赤い髪のコドモがこちらに歩いてくる。
その額にはサファイアと同じように赤い鉱石が2つ生えていた。
「ウチのサファイアによくやってくれるじゃない」
随分と度胸があるねぇと赤髪のコドモは笑う。
「げっ!」
コランダム一族の“ルビー“だ‼︎と軍装姿のコドモの1人は叫ぶ。
「ヤバいヤバい」
「アイツに出てこられるとマズい!」
「撤収だ‼︎」
赤髪のコドモを見て、軍装姿のコドモたちは慌てて逃げ去っていく。
「…」
逃げていくコドモたちを見ながら、ふらふらとサファイアは立ち上がる。
そして”ルビー“と呼ばれたコドモの方を見た。
「ルビー」
サファイアがそう呟くと、”ルビー“は静かに微笑む。
「帰ろう、サファイア」
「うん!」
ルビーがそう言うと、サファイアは頷いてルビーに近寄った。

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華火造物茶会 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
いつも通り「造物茶会シリーズ」のあとがきです。
今回は自分が開催した企画「ポエム掲示板大花火大会2023」の参加作品として書かせていただきました(そのためナンバリングは第4弾ではなく第3.5弾になります)。
「造物茶会」の前身になった作品のリベンジ的な意味も込めて書いてみたのですが、いかがでしたでしょうか?
「花火大会」と銘打っておきながら花火が打ち上がるシーンは出てこなかったんですけど…これはこれでいいかもしれませんね。
企画終了は明日までですが、「今知ったけど企画に参加したい!」「企画の存在忘れてた!」って人は今からでも間に合うのでよかったらご参加ください。
あと明日「夏キラ」参加の新しい企画の発表をする予定でいます。
今度はテトモン節全開の難しめの企画なので敷居が高そうに見えるかもしれませんが、あまり気負わず色んな人に参加してほしいです(参加者が少ないのもぼく寂しいし…)。
あと企画「蘇れ長編!」にも参加しようかなーと全力で作品を作っているのですが、ちょっと行き詰まってます(笑)
まぁなんとかして参加するつもりでいるので待っててくださいねナニガシさん。

と、いう訳でテトモンよ永遠に!でした〜