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小説企画:Tell us terrible Terrors 設定② 能力補足設定

能力使用難易度の目安
・”略霊”:ラジコンカーを手押しでコロコロ動かすようなもの。あまりにも安全で、容易で、そして加害のために使うにはあまりにも無力。
・”異聞”:乗用車を最高速度で走らせるようなもの。攻撃目的に使うには十分すぎるほど危険な能力。
・”剰霊”:チューンナップを盛りに盛ったF1レーシングカーを、『人類にギリギリ制御不可能な』速度で無理やりぶん回すようなもの。常人は疎か達人にすら満足には扱えず、よほどの異能か狂気が必要。
・”浄霊”:自動車の構造やコンセプト、構成原子一つ一つの挙動までも完全に理解し、身体の延長レベルで自然に、自在に操るようなもの。もはや単純な技量でどうこうできるような領域ではなく、『能力を操る』という精神で臨んでいるようでは決して到達できない。

能力段階と怪異の感覚
・”略霊”:怪異の力をほんの一部だけ借りる。
・”異聞”:怪異の力を完全に引き出す。
・”剰霊”:怪異が最もありたがる形で自由に暴れさせる。
・”浄霊”:怪異自身ですら気付いていなかった、『怪異自身が真にありたかった姿』を共に叶える。

能力段階の到達難易度
・”略霊”、”異聞”:”語部”なら誰でも使える。
・”剰霊”:理論上誰でも使えるが、暴走状態を乗りこなせなければ死ぬだけなので、実質的にほとんどの能力者には到達できない上位領域。使えるのはせいぜいが全体の1割程度。ちなみに使用後に自滅することを気にしなければ、実は誰でも使える。
・”浄霊”:ほとんどの能力者には到達できない領域。怪異のことを深く知るほど怪異に呑まれかねないので、結構リスキー。何なら知っただけでアウトな怪異とかもいるので、運の要素は非常に大きい。使えるのはせいぜいが全体の5%程度。
・”剰霊”、”浄霊”両方の習得:とても難しい。2つとも到達条件がまったく異なるため、片方ができてももう片方を(気分的に)怪異が許してくれないことが多い。両方使える”語部”は全体の1%にも満たない。

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小説企画:Tell us terrible Terrors  設定① 能力設定

・”語部”(テラー)
都市伝説の怪異の力を借りて戦う特殊能力者。能力名は『都市伝説及び怪異の名称』を冠し、該当怪異に由来する力を扱う。
同じ怪異の力を引き出す能力者が複数現れることもあり、同じ能力名でも、怪異のどの側面を強く現すかによって、能力内容も変化する。
能力の使用に具体的なコストは無いが、扱うものが本来極めて危険な”怪異”の力であるため、使用には集中力と精神力を消耗する。暴れ馬から振り落とされないように耐え続けるようなものである。強いていえば、『能力を扱えるほどの精神状態でなくなった時』がコスト切れに等しい。
能力には4つの段階がある。

・能力の四段階
①”略霊”:都市伝説の怪異の力を小規模に発言する簡易能力。簡単な現象を起こす程度のもので、殺傷力も低く戦闘面ではほぼ役に立たないものがほとんどだが、その分消耗も極めて少ない。
②”異聞”:基本能力。都市伝説の怪異の力を扱う。基本的に高い攻撃力を有する。
③”剰霊”:都市伝説の怪異の力を増幅させた強化能力。出力は極めて高いが、『怪異の力を意図的に暴走させる』というプロセスで実現するため、制御難易度が極めて高い。生半な実力では怪異の暴走に巻き込まれて自滅してしまうため、よほどの才覚が無ければ到達できない。
④”浄霊”:都市伝説の怪異を浄化することで、別次元に昇華させた強化能力。”剰霊”より出力では劣るものの、制御性に秀でる。『怪異の邪悪性の本質を理解することで、邪悪で凶暴な本質と機能を一切損なわず”善良なる存在”に昇華させる』という異常なメカニズムでようやく実現される能力段階であり、『善なる邪悪』という矛盾を成立させなければならないことから到達難度は”剰霊”以上に高い。また、怪異の中には『深く知ること』自体が危険なものも珍しくないため、それもまた到達難度に拍車をかけている。

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小説企画:Tell us terrible Terrors イントロダクション

時は現代、所は日本。怪異蔓延る世の中に、密かに生きる異能者たちの物語。
人々の囁き伝える恐怖の噂話が形を成した存在、それが『怪異』である。怪異たちは本能のままにその力を振るい、人々を恐怖に陥れていた。それらと戦う才をもつ唯一の存在が、“語部(テラー)”と呼ばれる特殊能力者たちである。
“語部”たちは、巷説の具現たる『都市伝説の怪異』の力をその身に下ろし、己の能力として操ることで怪異存在や既死存在たちを打ち祓う。
日常の裏側で繰り広げられる彼らの尽力によって、世間は今日も平和なひと時を享受しているのである。


といった感じの企画を用意したので、時間とやる気のある方は参加していただけると嬉しいです。詳細な設定はこの後どんどんぶん投げていくので、今回は企画要綱のみとなります。
この後出てくる設定を使って、好き勝手小説やポエムを書きましょう。大切なのは既存の世界に土足で踏み込む勇気。
開催期間は今年の9月末までです。何故なら大学生の夏休みは9月に差し掛かるから。
参加してくださる方は、タグに『Tell us terrible Terrors』または『TTT』と入れて投稿してください。略称の方だとスペルミスしなくて良いから楽だぞ。
皆さま奮ってご参加ください。また、設定に疑問などあればコメント欄にお願いします。

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世界の終わりと山姥少女 サンプルキャラクター①

名前:メルリーサン
身長:140㎝  外見年齢:11歳
保護人数:24人(中の下程度の規模)
鶏小屋:藁葺き屋根、円筒状の板壁
服装:砂色の粗末なローブ
説明:自分のことを『メル』と称するバーバ・ヤーガ。
頻繁に『箱庭』内部を訪れ、避難民の人々と交流している。保護している人数こそ少ないが、その分避難民全員と交流し、親交を深めている。
人間から『メル』『メルリー』『メルちゃん』『メルさん』などと愛称で呼ばれることが好きで、そうするように普段から呼びかけている。ただし『メルリーさん』呼びはフルネームで呼び捨てされているように聞こえて緊張してしまうので苦手。

外向きの魔法:【翼蛇】
皮膜翼の生えた漆黒の毒蛇を召喚・使役する。翼蛇の全長は40㎝~800㎝まで1㎝単位で調整可能。
翼蛇は飛行能力を有し、体当たり、締め付け、噛み付きなどの方法で攻撃できる。また、牙には強力な毒を持ち、毒液を塊状に吐き出すこともできる。
一度に召喚使役できる翼蛇の数は9体まで。
内向きの魔法:【麗羊】
ヒツジに似た生物を召喚する。麗羊は体長100㎝程度の若い成体の姿で現れ、最大で体長200㎝程度まで成長する。
麗羊からは良質な羊毛が採れ、肉と乳は美味で栄養に富む。
一度に召喚されるのは、固定で雌雄一頭ずつ。好き嫌いなく植物を食べて育ち、繁殖もする。また、人間に対して従順な態度を示す。
一度召喚された麗羊は術者の支配を完全に脱し、己の意思で生存・繁殖を行う。

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フリー世界観『世界の終わりと山姥少女』③

・”命負祭(めいおいさい)”
バーバ・ヤーガの魔法の威力は、『背負っている生命の数』と『作り出した幸福の数』に比例する。つまり、より多くの人間を自分の”鶏小屋”に保護し、彼らに幸福を齎すほど、バーバ・ヤーガは強力な魔女へと成長していくのだ。
そこで、普段は不規則に徘徊している”鶏小屋”が偶然にも別のバーバ・ヤーガのものと遭遇すると、この”命負祭”が始まる。
これは”鶏小屋”どうしの物理的な衝突から始まり、最終的には互いの魔法の撃ち合いにまで発展する1対1の戦闘行為からなる大掛かりな生態行動である。なお、その間どちらの”鶏小屋”内部にも、衝撃や振動、魔法ダメージなどの悪影響が降りかかることは無い。
勝敗は両者の合意によって決し、負けた側の住人のうちいくらか(相場は1~3割程度。協議次第では多くなったり少なくなったりも)は勝った側の”鶏小屋”に移住することになる。
また、この”命負祭”は住人にとっても不定期に訪れる興行・祭事のような扱いがされており、勝てば自分たちのバーバ・ヤーガが強くなる、負けてもより良いところに移住できる可能性があることから”命負祭”の度に住人たちは大いに盛り上がるため、勝敗に拘わらず”命負祭”直後はバーバ・ヤーガの力が一時的に大きく強化される。
元の由来は、自分より強いバーバ・ヤーガに住民を引き渡すことで、内部の人間を確実に保護しようとした、とあるバーバ・ヤーガのエピソードにある。由来となったバーバ・ヤーガは自分の”鶏小屋”の住人をすべて差し出そうとしていたようだが、住人の数がバーバ・ヤーガの力に直結すると判明してからは、住人を渡し過ぎないよう暗黙の了解が広まった。

・”保護避難民の規模”
避難民の人数によって、その”鶏小屋”の規模はおおよそ以下のように分かれる。
飽くまで『人数』を基準としたものであり、基礎出力や幸福度によってバーバ・ヤーガの強さは変動し得ることに注意が必要。
ちなみに保護避難民が100人を超えるバーバ・ヤーガはそこまで多くない。3桁到達者はかなり頑張っている。
上の上:80人~
上の中:70~79人
上の下:60~69人
中の上:50~59人
中の中:36~49人
中の下:22~35人
下の上:15~21人
下の中:8~14人
下の下:~7人

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フリー世界観『世界の終わりと山姥少女』②

・”バーバ・ヤーガの使う魔法”
バーバ・ヤーガが使う魔法は、大きく2つに分かれる。
一つは外敵を排するための『外向きの魔法』。
もう一つは、内部の住人を饗すための『内向きの魔法』。
基本的に前者は対象に危害を加えたり防御する戦闘のための能力であり、後者は対象に利益を与えたり『箱庭』や人間にとって有利に働きかける能力である。それぞれがどのような魔法になるのかは、個体ごとに異なる。
また、バーバ・ヤーガが魔法を使うためには、肉体の一部が自分の”鶏小屋”に接触している必要がある。バーバ・ヤーガとは『家を守ること』を至上命題とした生物であり、その力は「招かれざるものを排し、招き入れたものを饗す」ためのものなので、家との繋がりが切れれば魔法を使う意味も無くなるためだ。
1㎜でも離れれば魔法が使えなくなるし、布1枚隔てた状態でも駄目なので、バーバ・ヤーガには素足で活動している者が多い(足裏を着けていれば魔法発動条件を満たせるため)。

・”ルイニ”
”鶏小屋”内部は、広大な箱庭空間になっている。バーバ・ヤーガに保護された避難民が入るのは、この『箱庭』側である。しかし、バーバ・ヤーガだけは外見通りのあばら家の屋内空間に入ることができる。このあばら家の内部空間を”ルイニ”と呼ぶ。バーバ・ヤーガ専用の生活の場であり、”ルイニ”に入れるのはバーバ・ヤーガと、その”鶏小屋”を所有するバーバ・ヤーガに許可された者だけである。ちなみに、別の”鶏小屋”のバーバ・ヤーガも自由に他所の”ルイニ”に入れる。基本的にはバーバ・ヤーガ専用の空間なのである。

・”ストゥープカ”
細長い臼のような形状の乗り物。所有者であるバーバ・ヤーガが上に乗ることで浮上し、所有者の意思で自在に操作できる。普段は”ルイニ”の隅に置いてあり、外出の必要がある際はこれに乗って移動することが多い。”ストゥープカ”に乗っているバーバ・ヤーガは、それに接している間『外向きの魔法』のみ使うことができる。

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フリー世界観『世界の終わりと山姥少女』①

勝手に使って良い世界観を用意したので、使えそうな人は使ってどうぞ。

・世界観概要
約1000年前。ジーザス・クライストに続く新たな”救世主”の誕生によって、『西暦』で数えられる時代は終わりを告げた。
しかし、そんなのは些末な話。重要なのはそこから先のこと。
彼の者の奇蹟により、世界は”科学”の時代から”魔法”の時代へと移行を遂げた。愚かにも数千年積み重ねてきた科学を捨てきれなかった人類と異なり、新たな真理である魔法の力を最初に使いこなしたのは、本能と自然に忠実に生きる『動物』たちだった。
後に『魔獣』と呼ばれることになる、魔法の力を自在に操る彼らを前に、人類の抵抗はあまりにも無力だった。科学では理解の及ばぬ超常の力に、人類は滅亡するほか無かった――かに思われた。
だが実際はそうでは無い。
四つ足の”鶏小屋”を駆り、魔法の力を操る少女たち”バーバ・ヤーガ”。彼女たちの出現によって、人類は辛うじて生き延びることができたのだ。
人類は彼女らの操る”鶏小屋”に逃げ延び、魔獣の脅威から守られて日々を過ごしている。

・”バーバ・ヤーガ”
魔法の力を操る才能に長けた、人類から進化した新生物。どのように繁殖するのか、どこから現れるのかは不明。
少女の姿をしており、時間経過によって外見は変化せず、寿命も理論上は無限である。成長も老化も起きないため、外見と知能や精神年齢にギャップがあることも多い。
外見年齢は最低5歳相当、最高17歳相当の個体が現状確認されている最大範囲である。

・”鶏小屋”
バーバ・ヤーガたちが駆る建造物。細部に違いはあれど、基本的には木製の粗末な小屋に、4本の異常に長いニワトリの脚が生えている。それらの脚を作動して自由に歩行移動が可能。全高は脚部含め20~30m程度が平均。
また、外見に反して屋内空間は異常に広大であり、『屋内』というよりは『箱庭』のような様相である。内部には泉や森林、農地なども確認され、避難民が自給自足の生活を送ることも可能。上空は昼夜の移行や太陽・星も確認される。
内部空間のディテールも所有者のバーバ・ヤーガによって異なり、そのバーバ・ヤーガの心象風景を写しているのではないかとする説もある。

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二人の囚人がいた。 その②

二人は糊口を凌ぎながら、遂に山麓へと辿り着いた。
星を見た囚人は、整備された山道に気付き、早く登ろうと言った。その言葉で、二人はこの山の安全性を理解することができた。
泥を見た囚人は、もう足が棒だから休もうと言った。その言葉で、二人は久方ぶりに足を止めて疲れを癒やすことができた。

二人が山道を進むと、中腹に小さな村があった。
星を見た囚人は、人形を売って得た金を見せた。村人たちは彼らの価値を理解した。
泥を見た囚人は、下げ慣れた頭を垂れてみせた。村人たちは彼らの礼節を理解した。

二人は一夜の宿を取り、明くる朝山頂を目指して歩き出した。
星を見た囚人は、先陣を切り前を向いて歩いた。その姿で、相方に希望と意志を分け与えた。
泥を見た囚人は、後続して下を向いて歩いた。その目で、相方に安全と道標を指し示した。

小さな二人の手は、山頂に至っても尚星々には遠く及ばなかった。
星を見た囚人は、そういうこともあると慰めた。
泥を見た囚人は、もっと高い山を探そうかと戯けてみせた。

二人の囚人がいた。
一人は泥を見た。星空を夢見る相方が隣にいたから。
一人は星を見た。足元を検める相方が隣にいたから。