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夜明けまで65時間:ジャンキー・ナイトメア 前編

コンビニ店員のおざなりな「ありがとうございました」を背中に受けながら、ポリ袋を片手に自動ドアをくぐる。
時刻は午前1時過ぎ。買い物の内容は、この夜を生き抜くための頼れる相棒、355ml入りのエナジードリンクが2本とプレッツェル菓子が1箱。占めて700円ほど。
煙草をやるような『本物』には近づけないから、代わりに箱を開けてプレッツェル菓子を1本咥えてかっこつけてみせ、誰もいない住宅街を、周囲を見回しながらのんびりと練り歩く。
まだまだ夜はこれからだってのに、周りの窓から漏れる光は1つも無くて、寂しさと街を独り占めしているような不思議な優越感が複雑に入り交じって、胸の奥から自然と溢れ出す感情に正気を失いそうになる。
この通りに入ってから4つ目の十字路をスルーしてから、今日は次に通りかかった十字路は左に曲がってみようと決める。
昼間のうちに外に出るのは怖いけど……いや夜は夜でヤバい人とか暗いのとか怖いんだけど、人目が無いこのくらいの時間の方がずっと出歩きやすい。学校に行けない分、このくらいの運動はしなくっちゃね。
そんなことをぼんやり考えながら、エナジードリンクの1本目を開栓しつつ十字路を左折すると、そっちの道から飛び出してきた誰かと勢いよくぶつかってしまった。おかげでまだ口も付けてないエナジードリンクは全部、アスファルトの上にこぼれてしまった。

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Metallevma あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
開催期間はとりあえず9月いっぱいまでと言ったので、企画「Metallevma」のあとがきです。

「Metallevma」は今までのぼくの企画と同じで、ぼくの空想から生まれた企画です。
元々宝石をモチーフにした空想は昔からよくやっていたのですが、高校に上がる頃にはそこまでやらなくなっていました。
でも大学に上がってふと、「また宝石モチーフで空想したいな」と思って色々ひねっていたら思いついたのがこの企画の元になった物語でした。
ちなみにメタルヴマたちが暮らす「ミクロコスモス」はかの有名な東方projectの「幻想郷」が元ネタになっております(笑)
他にも様々な勢力がいるという点も「幻想郷」を意識していますね。

さて、今回はこれくらいにしておこうと思います。
実はこの企画が終わったらもうこの手の企画を開催するのはやめようかな、と思ってたのですが…
ある人から「また企画を参加した時は参加できたらな…」というレスをもらったので、考えてみようと思います。
ネタはあるんだけどねぇ、それをアウトプットする労力があるかどうか…(笑)
まぁその内やるかもしれないってことなので、気になる方は待っててください。
ではこの辺で。
遅刻投稿も待ってるよ!
あとぼくが描く小説シリーズもお楽しみに!
テトモンよ永遠に!でした〜

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Metallevma キャラ紹介⑤

・ガーデン・クォーツ
鉱石:ガーデンクォーツ  核:背骨の上に等間隔に生える苔入り水晶球
能力:『庭園』を支配する
能力の由来:和名では『庭園水晶』ともいうそうなので。横文字でも『ガーデン』だし
クォーツ族の刑務官。すっごく陰陽師。能力は自身が管理する『庭園』(クォーツ領の奥に位置する。自力かつ独力で整備した)を支配するというもの。ここに入った客人は悪いことができない。閉じ込められた罪人は自分の手で脱出することができない。また、一度完成させておけばすぐに修復できる。

・ライトニング・クォーツ
鉱石:ライトニングクォーツ  核:両の掌に肉球状に生えた雷水晶球
能力:電撃を発射する
能力の由来:こちらも名前そのままです
クォーツ族の元技術者。昔相棒を失い、現実を受け止めきれずに色々のいざこざの末ガーデン・クォーツに封印された。ちなみに近接戦闘能力はクソ雑魚だったので、4人がかりぐらいで簡単に取り押さえられた。死者は出た。

・レーザー・クォーツ
鉱石:レーザークォーツ  核:額から生えたレーザー水晶の角
能力:指先から各種光線を発射する
能力の由来:名前の通り
本編未登場。クォーツ族の元技術者でありライトニング・クォーツの相棒。既に死亡している。能力で発射できる光線は可視光線の身に留まらず、赤外線や紫外線、各種放射線なども対象範囲内。生前、この能力はさまざまな化学的実験に役に立った。

・クリスタル
鉱石:水晶  核:後頭部に生えた水晶柱
能力:世界の境界面を認識し、突き破る
能力の由来:進化しました
ご存じクリスちゃん。境界面を突破する方法を模索し続けた結果、「自分の身体の中で一番硬い核のところを思いっきりぶつけたら上手く行くのでは?」という結論に至った。上手く行った。
ちなみにクリスちゃんが通った=見ていたあの世界はネコメちゃんが見ていた世界とは違う、もっとヤバいどこかです。

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Metallevma:ネコメとクリスの小さな宇宙~眠る雷神~ その⑧

電撃を食らったクリスタルは大きく仰け反り吹き飛ばされたが、ネコメを助け起こした時から手を握り合ったままだったこと、そして、後頭部の水晶柱が世界の『境界面』を直撃したことで、その場から大きく後退することは無かった。
代わりに水晶柱が虚空に衝突すると同時にひび割れを発生させ、発生した穴に二人の身体が吸い込まれる。
「だッ、逃げンなガキ共!」
ライトニング・クォーツは二人に向けて電撃を放ったが、2つの世界の境界上で弾かれるようにかき消され、2人には届かなかった。
淀んだ空間を二人は落ち続け、遂に落下した場所は庭園の一角、小さな池の畔だった。
「……助かったのかな?」
「にゃっ」
「ありがとね、クリスチャン。立てる?」
「たてにゃい……」
「だろうね、ボクも身体がまだ痺れてるもの……」
2人が電撃のダメージで転がったまま動けないでいると、ガーデン・クォーツがやって来て二人を見下ろしながら話しかけてきた。
「……驚いたな。まさか生きて戻ってくるとは」
「およ、ガーデンのひと。たすけて、動けないの」
「ワタシの言うことを聞かなかった罰と思ってしばらくそのままでいろ。外に放り出すくらいはしてやる」
「うげぇ助かりマス……」
未だ動けない状態の二人を抱え、ガーデンはその場を離れて庭園の外に二人を放り出した。
「動けるようになったらすぐ帰れよ。ワタシは封印の確認をしなければならないんだ。これ以上手間をかけさせるなよ」
「あい了解……」

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Metallevma:ネコメとクリスの小さな宇宙~眠る雷神~ その⑦

「……そうかい」
ライトニング・クォーツは落胆したように肩を落とし、何気ない所作で二人に片手を向けた。
「聞いてくれると、嬉しかったんだがなァ」
ライトニング・クォーツの言葉と同時に、二人の間を電撃が走り抜けた。
「言うたろ、雷神様ッてよ。ここまでノコノコ来た時点で、お前らァ儂に従うか死ぬしか無ェんだぞ?」
「……だってよ、クリスチャン。どうする?」
ライトニング・クォーツを見つめたまま、ネコメが尋ねる。
「んにゃぁー……やー……」
電撃がぶつかった足下を見ながら、クリスタルが反応する。
「ふーむ……今、見えてる?」
「みえてる」
「オーケイ」
じりじりと後ずさるクリスタルの足元に、牽制するように電撃がぶつかる。
「オイオイお前さんら、こんな目の前で逃げようって腹づもりかイ? 言っておくがなァ、儂の電撃は相当な速度でお前さんらを殺せるぞ? 核程度なら容易く焼き砕ける」
「……いやァー、逃げようだなんてそんなもんじゃァ無いやい」
クリスタルを庇うように数歩前に踏み出したネコメの胸の辺りに、電撃が直撃する。
「ぐぇっ」
「何を企んでいるのか知らんが……ガキ一人で儂の異能を止められると思うなよ?」
「痛てててて……止めようとか、クリスチャンだけ逃がそうとか……そんなんじゃないノヨ、雷神様……」
クリスタルが倒れ込んだネコメに心配そうに駆け寄り、抱き起す。
「あー、大丈夫、ダイジョウブよクリスチャン。熱くて痛くて痺れてるだけだから……」
「んにゃぇ、そーゆーのダイジョブくないっていうの……」
「そうかな、そうかも?」
2人の様子を眺めていたライトニング・クォーツが、不意に電撃をクリスタルに向けて放った。
「……ボクらの『勝ち』ですぜ、雷神様」
ネコメが呟いた。