なんかできた。(⚠無題)
青い星が降る夜に
いつもそばにいた貴方の声。
白い箱から流れては消えていく。
あの夜見た
しし座流星群のように。
青い星達がいつしか消えるとも知らずに、
ただただ眺めた十三の夜。
流れてくる貴方の声を、
信用できると感じた十四の夜。
頑張って練習した文化祭の合唱に、
努力は報われないと感じた十五の夜。
白い箱から永遠に流れると思っていた貴方の声で、
“永遠”は永遠ではないと悟った十六の夜。
のほほんと息をしているアイツに、
殺意を覚えたそんな夜もあった。
闇の中でさまよった夜ばかりだった。
貴方の声を聞くまでは。
貴方はどこのひとなのかしら。
私の夢に出てくるあの白い箱。
私の幻だったら良かったのに。
青い星が降る夜に
いつもそばにいた貴方の声。
白い箱から流れては消えていく。
あの夜見た
しし座流星群のように。