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いじめの魔力

場面はクラスでいじめが問題となりその主犯格としてひとりが対象となり話し合いが始まった。

いじめの主犯格
「人を攻撃することが悪?そんなことわかってる!けどもう攻撃しなきゃ変えられない!この最悪な弱肉強食のスクールカーストは!いつかそれが当たり前になって群れも派閥も無くなるまで!手段を選んでたら変えられないんだよ!でも『いじめ』という手段なら変えられる!こんなことどの派閥にも媚びを売らない俺にしか出来ないんだよ!」

委員長
「…それは間違ってます。あなたはただのいじめっ子です。たとえそれでクラスが変わったとしてそれは果たしてほんとに平和ですか?ただグループを全て解体し個人の恐怖に怯えているだけの空間じゃないですか?」

主犯格
「違う!全員が等しく個人として向き合えるクラス、人同士の距離感が均等で調和の取れた空間を作る。そうすれば何一つ誰一人傷つかない。なぜその意味が分からない!」

委員長
「ええ、分かりません。それはあなたの孤独を正当化しているに過ぎません。人と関わることを恐れた末に1人になったことをまるでそれが理想であるかのように言っているだけです!ましてそのために友好的に接していた人まで攻撃するなんて理解できません。」

主犯格
「友好的に接していたやつ?…あぁ口喧嘩が強いとか人のブラックな噂知ってるってだけで寄ってきた日和見主義共か。あの手のやつは人畜無害だが、俺の作りたい空間には最も程遠いタイプだ。だってそうだろ?なんの取り柄もないくせに人の努力を餌にして人との揉め事の尻拭いをさせ、挙句問題になったらただの協力者だと言い腐る!こんな奴が得をするなんて間違ってる!それくらい委員長さんならわかるだろ?!」

委員長
「それでその人たちを利用するだけ利用して裏切りその人たちが裏切られたとショックを受けて多少の人間不信になっても関係ないと?、自殺でもしてたらどうするんですか?責任取れるんですか?」

主犯格
「報いだよ…人の努力をかっさらっているんだ…積み上げたものを壊されたって当然だろ、」

クラスのその他
「ふざけるな!」「お前が1番狂ってる!」…

委員長
「これが総意です。せめて…」
主犯格
「結局集団で弾劾して終わりかよ。いつまでたっても終わらないよこれじゃ…」