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再掲(3度目)企画投稿:蘇れ長編!

2度もの失敗を乗り越え、三度目の正直な企画投稿です。今度こそ反映されてくれ。

その名も『蘇れ長編!』。
ここに投稿している人の中には、かつて長編小説シリーズを書いていたor今現在長編シリーズを書いているって人も居るんじゃないかと思います(ナニガシさんは過去にやってた勢)。
今回の企画は、自分が過去に書いていた長編小説の『世界観』を使って、新たに小説を1エピソード以上書いてみようというものになります。

ここでいう「過去に書いていた長編小説」の定義ですが、皆さんが過去に、「①同シリーズで2本以上」「②ポエム掲示板に投稿していた」「③小説形式、或いは世界観を明確に同じくするポエム形式の作品である」ことが条件となります。
つまり、無事に完結したものでも、そこに至らず自然消滅した者でもOK。
登場人物や物語の舞台、時系列が原作に沿っている必要もありません。飽くまでも『同じ世界のいつか、どこかで起きていたエピソード』が欲しいのです。

ナニガシもやる予定だし何なら既に出来ているので、皆さんもこの機会に、自分が過去生み出した世界を再び引っ張り出し、振り返ってあげてください。
参加していただける場合は、タグに『蘇れ長編!』と入れてください。

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夏だね

「奏華!奏華!起きて!もう夜の11時だよ!早く起きないと花火始まっちゃう!」
途轍もなく大音量のアラームに起こされた。
しかし五月蝿い。関係ない人を起こすような声で怒鳴るなんて…
「お嬢さん。少し静かにしてもらえませんか?」
仰向けの体勢のままそう言った。しかし、
「…は?アンタかでも狂ったの?他人のフリをされるのは大っ嫌いだっていつも言ってるじゃないの。まあいいわ。取り敢えず行きましょ。」
俺にはこんな五月蝿い女といた記憶はない。俺の幼馴染はもっと言葉が丁寧で賢い。
そうなると、考えられる可能性は一つ。

         転生した。

イヤイヤそんなことあるかっ!
だが俺は神楽 司音。決して奏華という女みたいな名前ではない!
と、そうこう考えているうちに会場に着いた。そして女の後をついて行ったらブルーシートに座らされた。花火大会での特等席、一列目で。
まぁそこで俺が興奮しないはずがなく、無我夢中でみた。それはCMなどで見た花火と全く同じだった。だが、これは必然的にそうなるのでしょうがない。

ピカッ!

花火が始まっだ…


暫く経ち時計を見てみるとあらなんと不思議、朝の一時ではないか。
ゾーンから解き放たれたその瞬間。
中身司音、外見奏華は睡眠を邪魔されたストレスや疲労が溢れ出してきて─ 倒れた。

目が覚めたら豪華なベッドの上だった。
あゝ、またあの退屈な日々が始まるのか…
最近はストレスが溜まっているせいで夢と現実がごっちゃになってたな。そのせいだ。
早く外の世界へいきたい。
花火をもう一度だけでいいから見たい!

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ポエム掲示板大花火大会2023 〈企画要項〉

どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「ポエム掲示板大花火大会2023」。
文字通りポエム掲示板のみんなで一斉に「花火大会」をモチーフないし舞台にした作品を投稿しようという企画です。
開催期間は8月7日15時〜8月25日24時まで(フライング・遅刻も可)。
参加方法は「花火大会」をモチーフ・舞台にした作品にタグ「ポエム掲示板大花火大会2023」を付けて投稿すればそれでOK!
形式は問いません。
なお、できたらでいいのですが投稿作品は「投稿時間帯に沿った」内容にして下さるようお願いします(夜なら花火大会をモチーフにした作品、昼間なら場所取りや屋台巡りなど)。
普段の企画はやたらと設定を凝るクセのあるぼくですが、今回はめっちゃシンプルにしました!
皆さんの想像の力で素敵な花火大会になることを楽しみにしております!
ちなみに当企画は2019年にこの掲示板で開催された企画「掲示板夏祭り」のオマージュ・リスペクト企画となっております(なおオマージュ元の開催者さんには許可を取っていません、ここにお詫び申し上げます)。
雰囲気はオマージュ・リスペクト元をイメージしているので、「事前にイメージを膨らませたい!」って人はまとめ「夏祭り‘19 前」「夏祭り’19 後」をご参照ください。
何か質問などあればレスからお願いします。
再度になりますが、皆さんのご参加楽しみにしております! 

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偽人小歌 Ⅲ

「…ですってよ」
通信機の向こうから聞こえるアカネの声を聞いて、レンガ造りの建物の屋根上に座り込むヘッドドレスを身に付けた少女が、隣に座るギリギリ結べる長さの髪を結わいたメガネの少年に目を向ける。
「トウカは見つかったけど、やっぱり襲われちゃったみたい」
今はアイと逃走中ですって、とヘッドドレスを付けた少女は笑う。
「いいわねぇトウカと2人っきりなんて」
「そんなこと言ってる場合ですか」
トウカさんが襲撃されたんですよ、とメガネの少年は立ち上がる。
「よくあることとは言え、緊急事態であることには変わりありません」
僕たちも行きましょう、とメガネの少年はヘッドドレスを付けた少女に目を向ける。
「…もう、“ミドリ”ったら真面目ねぇ」
ヘッドドレスを付けた少女はそう言って微笑む。
「いつも“シオン”がふわふわしているからですよ」
“ミドリ”は“シオン”に冷ややかな目を向けると街中を見下ろす。
そこには黒服に覆面姿のいかにも怪しげな人物が走っていた。
「あら、あの人かしら」
トウカを襲ったのは、とシオンは指さす。
「銃器を持ってますし、そうでしょうね」
さっさと始末しなければ、とミドリは腰に帯びたレイピアに手をかける。
「いつも通り、相手が死なない程度にするのよ」
シオンがそう言うと、分かってますとミドリは言って屋根の上から飛び降りた。

レンガ造りの街の片隅にて。
黒服に覆面姿の人物たちが、銃器片手に走っている。
「マズいぞ」
「奴らに見つかった!」
そう口々に呟きながら覆面を投げ捨てた所で、道の角から眼帯姿の少年が現れた。
「!」
黒服の人物たちは驚いて立ち止まる。
「なんだおま…」
黒服の人物たちの内の1人がそう言いかけた時、背後から銃声が聞こえた。
黒服の人物たちが振り向く間もなく、その内の1人がゴム弾で撃たれて倒れる。
「⁈」
仲間たちが倒れた者に気を取られている隙に、眼帯の少年は腰に帯びた長剣を手に持つと無言で黒服の人物たちに向かって走り出した。
「なっ!」
黒服の人物たちは銃器を構えようとしたが、その暇もなく少年に鞘に納まったままの剣で急所を突かれる。

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Trans Far East Travelogue45

慣れ親しんだ都を離れ南に向かう前夜、荷造りをしているとスマホに写真が届く。
思わず「いや〜懐かしいなぁ」と笑うと嫁が「何?昔のお友達?」と訊いてきたので「そうだね。君に恋してすぐ,受験に失敗してフィリピンへ留学行ったことがあるんだ。その時の日本人の同級生からね。皆俺と同じで当時は18、19の年でしかも皆首都圏出身でさらに着いた日が1番早い奴が1人,その1週間後に俺ともう1人,そして俺達の翌週に色々あって他の学校に途中で移った奴が着いた。俺と先に来てた奴が同じコースでクラスメイトになりその後2人も合流して歳の近い男4人仲良くなった。一番最後に着いた奴が相性良くて休みの日はいつも一緒だったんだ。ソイツが初めての休み、向こうじゃもう酒呑める歳ってことで近所のバーに連れて行ってもらう筈の先輩に置いて行かれて俺と2人翌日呑み行ったのから始まり、2人でサンセットクルーズツアーに行き引率のスタッフで日韓両語に堪能な人が主催者含めほとんど韓国人ということで韓国語で説明したのをハーフでどちらも分かる俺が同時通訳して通訳いらなくしたり、3タテ不幸4連発事件を目撃させちゃったこともあったな。先生の異動で俺達のキャンパスに集まっていた先生がもう一つの方に行ってしまって枠が残ってなかったソイツは他の学校に行ったんだ。でも,関東4人組の帰国のタイミングが同じことを知って送別会に誘ってその思い出のバーで集合したんだ。そしたら、同じタイミングで帰る日本人が大勢いてみんなで飲みながらその日のナイターの経過を話し合っていたんだ。すると、遅れて合流してきたその別の学校にいた奴が着いた瞬間、巨人はサヨナラホームランで試合終了となり興奮して追加のボトル5本1人で空けてサービスで出た強めのカクテルも飲み干したんだ。その寮で過ごす最後の夜だったし俺以外の3人は皆日付変わってすぐの便で帰国だったから俺が校門前でみんなを見送り、中東の学生と紅茶飲んでデーツ食べて月を見ながら語り明かした。コース違いで接点がなかった日本のJDもその話に交じってたんだけどその人が撮ったその晩の写真が他の3人に来て俺に回ったらしいな」と答えると「思い出話、明日の夜聞かせてよ」と返ってきたので無言で頷く。
そしてベランダへ行き当時と同様に唱歌『ふるさと』の一節を口ずさむ。
当時の晩と同じ、十三夜の朧月が濡れて滲んで見えていた。

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偽人小歌 Ⅱ

「トウカはおれたちの“恩人”だから…」
アカネはそう言いかけて、不意に言葉を止めた。
「?」
どうしたのアカネとトウカが首を傾げた所で、アカネは突然こう叫んだ。
「伏せろ‼︎」
その言葉と共に、辺りに銃声が何発も鳴り響いた。
「!」
トウカが驚くよりも早くアイはトウカを伏せさせ、アカネもその場に伏せる。
「…」
銃弾の雨が止んだ所で、アカネは建物の屋根を見やりながら立ち上がる。
そこには覆面姿のスナイパーたちがいた。
「出やがったか…」
アカネはそう呟いて、2人共、大丈夫か?とトウカとアイの方を見る。
「大丈夫よ」
「平気です」
立ち上がる2人を見ながらアカネはなら良かったと声をかける。
「とりあえず、アイはトウカを連れて安全な所へ逃げてくれ」
アイツらはおれらがなんとかする、とアカネはアイの目を見る。
「了解です」
アカネさんも気を付けてくださいね、とアイは言うと、行きましょうとトウカを連れてその場から立ち去った。
アカネは2人が立ち去る様子を見送ってから、建物の屋根を見上げる。
さっきトウカを狙ってきたスナイパーたちはもうすでにその場から去っていた。
「…聞こえるか、みんな」
アカネは耳の通信機に手を当てながら言う。
「さっき襲撃されたんだが、犯人どもに逃げられちった」
多分奴らはまたトウカを狙ってくる、とアカネは付け足す。
「だからおれたちは奴らの作戦を阻止する!」
絶対にトウカを守り切れ!とアカネは語気を強めた。
「了解‼︎」
通信機の向こうから、威勢のいい声が聞こえた。
「…頼んだぞ」
アカネはポツリと呟くと、その場から走り出した。

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企画「短編集『残滓』」

 少し前に私が個人的に作っていた小説集を少し変えて企画にしたいと思います。
 規定は以下のとおりです。

1,テーマは『戦争の残りかす』
2,形態は詩、小説、評論、歌詞、俳句、など文章
3,主体は日本語
4,長さの目安は書き込み1つ分〜5つ分
5,戦争賛歌にはしない
6,タグの一つに「短編集『残滓』」を入れる

 今回の『戦争』は武力衝突全般を指します。そのため、第二次世界大戦のような現代的で広範囲の戦争ではなく、古代の戦争でも、地域紛争でも、宇宙戦争でも、ファンタジーで魔法戦争でも何でも大丈夫です。また、『残りかす』は何も戦後を描く必要はありません。『残ったもの』という感じで、結構広義的に捉えてもらえればと思います。人間でも、ものでも、人間以外の生物でも何でも大丈夫です。
 形態は文章なら何でも良いです。
 何も日本語が主体になっていればいいだけで、英語だって中国語だってラテン語だって使っても大丈夫です。日本語なしでも大丈夫ですが、私が読めないのでそういうときは日本語訳もつけてくださると嬉しいです。
 長さは、短編集なのでそんなに長くなるイメージではないなと思っているだけなので、上記より長くても問題ありません。
 戦争賛歌になってはいけませんが、演出上の賛美は大丈夫です。最終的に反戦を示唆していれば良いです。なお、戦争賛歌にならなければいいだけで、だからといって反戦を唱える必要はありません。
 できるだけ企画名を入れてもらえればいいです。タグが足りなくなったら入れなくても大丈夫です。

 重い感じとか泣ける感じの話でも、笑える話、くだらない話でも、反戦を唱えなくても良いです。とにかく、夏休みには終戦記念日もありますし、少しだけでもみんなで(まあひとりひとりではあれ)戦争について考えていけたらなと思います。
 企画参加作品にはすぐではないかもしれませんがレスします。
 ご質問等あればレスください。
 ぜひご参加ください!

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人を追いつめるのは未来への展望のなさではなく、孤独である。

「いまの日本はよいところから落ちてゆく状態なのであって、ゼロやマイナスから成長してゆく国よりはるかにましなわけなのだけれども、なぜ明るくなれないのかといえば」
 ないからあるに進むより、あるからないに進んでいるから。失うことに対する恐怖は得る希望にまさる。
「CMプランは四つくらい提出するようになってて保守的なもの、ちょっとお洒落なもの、斬新なもの、もうわけのわかんないカオスなものみたいなものを出すわけですね。そのなかでわけのわかんないカオスなものを選んじゃうスポンサーがいるわけ。公営ギャンブルとかね」
「お母さん紹介しろはべつに抵抗ないだろ。お父さんを紹介しろよりは」
 恋愛対象だったらどっちも抵抗ある。
「福祉が手厚いのは東京、神奈川」 
 金のない高齢者は田舎に住んでたら駄目だ。
「日本人だって外国で働いたら言いわけしたり、自信がなくても問題ないって言うだろうしね。自国で同じ人種に守られている状況とは違うわけですよ。日本での振る舞いだけを見て外国人はこうだというラベリングはフェアじゃない」
 テレビ消してくれ。何もききたくない。
 もう二時に放送は終わってるわ。ここは富山なんだから。

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第1回SOLポエム掲示板夏の企画乱立祭 Introduction その②

その①が無事掲示板に反映されることを祈って、その②です。
レギュレーションの続き、企画発案者編。
2,どんな簡単なものでも壮大なものでも愉快なものでも構わないので、何か企画を考えてタグに『夏の企画乱立祭』または『夏キラ』と入れて「こんな企画用意しました!」という内容の投稿をしてください。自分や他の人が以前に出した企画のアイディアを流用したり応用したりしても良いけど、他人の過去企画を使う場合礼儀と覚悟は重要です。
3,企画投稿の際は、その企画に参加したことを示すためのタグを設定してください。普段のよくある企画と同じです。
4,企画投稿の締め切りは8月31日まで。大学生なんかは9月まで夏休みが続く人も居ると思いますが、9月からは企画参加組で楽しんでください。
5,企画をつくったら、できるだけ立て逃げせずに自分でも企画に参加してください。できるだけで良いので。

意外とスペースが残っているので一般参加者編も。
6,「お、この企画良いなー」という企画があったら参加してみてください。
7,複数の企画に同時に引っかかるような作品を作って、複数企画に同時参加しても良いです。参加した企画の分のタグは全部付けましょう。4つ以上の企画に同時参加するような猛者は頑張って工夫してみてください。
8,一つ注意。企画参加投稿に『夏の企画乱立祭』『夏キラ』のタグをつけることは推奨しません。単純にタグの上限が3つしか無いからです。タグで遊びたい人も居ると思うので。

最後に一つだけ。
9,以上のレギュレーションは全て努力義務です。しなかった、できなかったことで何かが起きるということは全くありません。夏キラと無関係の企画が立っていても面白いので無問題です。掲示板を盛り上げることをこそ最大目標として各人楽しんでください。

以上の9点を目安に、この夏を面白愉快に楽しみましょうぜ。
本格的な夏休み突入まではまだ間があるんじゃないかと思うので、質問やら改善案やらがあったらレスください。反映します。

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