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3

ささくれ。

今のわたしが此処にいるのは
あの日の君がいたからなの

宙に舞ったさくらも
眩しいくらいの若葉も
あかときいろに染まった落ち葉も
踏めばきゅっきゅと音をたてて笑う
真っ白な雪の絨毯も

幸せを教えてくれたのは
いつだって君だった

ありがとうの言い方を教えてくれた
さよならの言い方を覚えなきゃいけなかった

愛しすぎて吐き気がするような
嫌悪をまるごと抱きしめたいような
閃光のように瞬く記憶は

今でもわたしの細胞の中で
ひっそり確かに息をしている

4

ななねんまえの

隣の席 窓の外 やけにく
もがまぶしかった日、突然あ
だなでよんでくれたこと、ひと
違いでたたかれた肩 横顔
にときめいたりしたのに ともだちに

なれないまま

0

お互いに住む世界は違いすぎていた。

いつだったかな
君のことを好きになったのは

「なんで彼が好きなの?」
よくいろんな人に聞かれるけど
実は特に理由などなくて
ただ気がついたら好きになってたんだ
君のその優しい心
ちょっとイタズラしてる時の顔
君のその笑顔が眩しくて
君は私にとっての光なんだ

いつだったかな
ある邦ロックバンドが歌っていた

僕にないものばかりで
出来上がった君の全部を
知ろうとしちゃいけないことはないんだ
私は気づいた
住む世界が違う君を好きになってたんだ
君と私 正反対な私たち
お互いに好きな教科も数学と英語で
お互いに好きな音楽だって
違うから新鮮な光だった

君はいつも笑ってばかりで
そんな君が好きなんだけど
でも 私の前でくらい
泣いてくれたって
怒ってくれたって
悩み事を相談してくれたって
いいんじゃない?
…むしろ、そうして欲しいよ。




友達…って理由じゃなくてね。

2

ぼくと芸術論

ただ美しいだけのものに興味はないだなんて

…嘘。

だけど「芸術作品」よりもっと美しいものはきっとたくさんある。
なんでもない仕草やことば、今日も真っ赤に日が暮れたね。
「おはよう」や「おやすみ」だってそこに愛があればなにより美しいんだよって
きみが教えてくれたこと。

3

あなた

誰かのために心を砕く貴方は美しい
貴方のために心を磨く貴方は愛おしい
私のために心を込める貴方は可愛らしい

だから私は一本の大きな木になりたい

貴方が木陰で休めるように枝を伸ばして
貴方が道に迷わないように花を咲かせて
貴方が寂しく思わないように実を結んで

そうでなければ一匹の猫になりたい
長らく顔を合わせていなくても
会えばすぐあの頃に戻るような
懐かしい友でありたいのだ

0

俺へ

いま浪人生で苦しんでるやろうし、日々毎日が戦いやんな。 毎日起きて勉強して寝る。それだけ。ほんとにそれだけ。なんで勉強するのかなんて考えても答えなんてないから考えない。勉強した。学んだ。 日々一歩ずつできないことができるようになって、できることができなくなってまたできるようにする。 少しでも上へ。辛くても歯を食いしばってどんなことあっても前へ。上へ。 あと三ヶ月したら本当の戦いがある。戦え。戦え。戦え。 最高の準備をしろ。そして笑え。泣け。叫べ。

2

濡れ

今日は雨。
陽が隠れてすっかり夜だ。
傘を差して、
買ったばかりのマフラー巻いて
"寒いねっ"て言葉残して
吐いた息は、
白かった。

水溜りに弾かれたローファーが
静かに雫を落とす。
なぜかその雫に、
私は君を重ねていた。
あぁ、どうやら私、
雫に恋したみたい。

そんなことを想いながら
いつかの私は
雨上がりの街を歩いていた。

0

ゴルゴダ

しばらく誰も、何も、私を縛らないで

2

愛に手を振って。

朝に気がついたんだ、眠り目擦りながらパンを焼く、まただよ。
始まるって気づいたんだ、擦り傷だらけで僕 歌を歌う。わかるかい?

傷つけられた代償を、愛に求めるのはやめたよ。
だってそれでまた傷つくだろう。
もう勘弁さ。


僕は強く生きるんだ、仲間とつるんだり色々したけど、結局は
僕は1人で生きるんだ、ギター一本を背負ったまんまで まんまで


傷つけられた傷みを愛なんかで誤魔化すのはやめたよ。
だってそれでまた剥がれるだろう。
もう御免さ、

僕は強く生きるんだ、弱みを見せたり
もうしないよ、神様
僕は1人で生きるんだ、どれだけ笑っても心では 泣いている。



頭ん中でなる音楽と、指で弾いたこの音には何かが違うよ。
それは何なんだろう、僕が愛を捨てきれないのと何か関係あるのかな?


僕は強く生きるんだ、弱みを見せたり
もうしないよ、神様
僕は1人で生きるんだ、ギター一本といくつかのコードと、言葉で。

0

星空

光輝く夜空の星を
いなくなった誰かに例える人がいた

そしたら貴方はどの星なんだろう
気づけば涙が溢れて

優しかった貴方は もうそれが本当なのかも
教えてくれはしませんでした

だけどいつか夜空の星を見て
貴方に重ねて泣くのではなく
貴方の笑顔を思い出して
私も同じように笑って生きていきたいのです

0

理由はひとつ

目で追うのだって

目が合うと顔を真っ赤にするのだって

かっこいい姿を見ると応援したくなるのだって

全部全部、君が好きだから

6

無題

私、貴方のことが好きでした。
あれは私が無邪気に溺れていられた
きっと最後の恋でした。
自分のこと、何にも知らずに
だからこそ本物の、あれは恋でした。
その切欠を今だって諳んじられるけれど
あれの何があんなに貴方を惹き付けたのか
未だに私は分からぬままです。
あれから幾度も、貴方は私に
肯定される安堵と求められる喜びを
教え続けて下さったけれど
私の何があんなに貴方を掻き立てたのか
未だに私は分からぬままです。
きっと貴方もそうではないかと思います。
私達は何にも知らなかった。
だからこその恋でした。
時を経て知識を得たら、解けてしまう恋でした。

秘密の待ち合わせ場所が改装された時、
旧校舎が取り壊された時、
私が真っ先に感じたのは安堵でした。
それを知ったら貴方は悲しまれるでしょうか。
私、一つ怖れていることがあるのです。
貴方の中でのあの日々が、
10代の苦い思い出になっているとして、
それは一向に構わないのですけれど、
そのパンドラの匣が、何かの拍子で開いて
貴方の顔を歪ませるとするなら、
私はただ、それだけが怖いのです。
だからなるべく、そこいら中にある鍵が
消え去ってしまえば良いと思うのです。
振り返りを禁じられても。
私はあの日々を忘れはしませんから。
あの日々を決して、無かったものにしませんから。
だから貴方は安心して、どうぞ捨て置いて下さい。
乗り越え忘却した先で、
心穏やかな幸せを、どうぞ手にして下さい。

長くなりました。
この辺りに致します。
先日お店にいらしたお客様に、
私の注いだアイスコーヒーを飲まれたあの方に、
見出してしまった貴方の面影が、
どうか私のノスタルジアでありますよう願いつつ。

1

永遠に君へ

一生に一度 忘れられない永遠のような夜があるとしたら 貴方とあの坂道を歩いたこと 苦味も甘みも全部夜空にぶちまけたような夜
あの夜のこと 覚えていますか
あの道で私を思いだしますか


一生忘れられない夜
月夜の下で
頬に触れた指を
私は____


0

イマカラ

届きました 私の想い

繋がりました 2人の想い