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歌の詩

皆さんこんにちは。fLactorです。
突然ですが企画を行います。
皆さんはそれぞれ好きな曲があると思いますが、その中で気に入っているフレーズを使った詩を作ってください。
曲調を踏まえた詩にしてもいいし、あえて曲の感じを裏切るような詩でもいいです。

ちなみに僕は、ユニゾン先生の「オリオンをなぞる」の一節「オリオンをなぞる こんな深い夜」や、Aimerさんの「蝶々結び」の歌詞(こちらは全体の歌詞)が好きです。

タグは歌の詩(うたのうた)でお願いします。
曲のタイトル及びアーティスト名はどこかに入れること。題名や詩の前後、タグなどどこでもいいです。
恐らく僕の知らない曲とかも出てくるので申し訳ありませんがレスを全員に送る事は難しいです。好きな曲で書いている詩を発見したら積極的にレスしてください。
念の為ですが著作権とかに触れない範囲で引用してください。

皆様のご参加、心よりお待ちしています。

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星の数ほどの出会いー2ー

「ごめんよ、驚かせて。実はお前が星見てた時からずっと居たんだけどな。」
「え?そこから着いてきてるの?」
「お前星とか好きだったんだな。」
「あーそういう訳じゃなくて、なんか最近仕事とか上手くいかないし、休みも全然取れないし、ライブにも行けてないからストレス発散も出来なくて、今日久しぶりに休みが取れたから気分リフレッシュ出来ることがしたくてねーあそこにいたんだよね。」
「へーー大変なんだなーー。そう言えばさ、星の数ほどバンドとかアーティストっているのに同じ人を好きになってお前に出逢えたって凄いよな。」
「何言ってるの、なんで急にキザな感じになってんのさ。おもしろ。」
「だってもう会えないから。」
「え?どういうこと?」
「俺、お前が好きだったんだ。言えないまま東京に行くことになってそのままもう一生言える機会がなくなったと思って。でも、地元に戻ればお前がいるって思い出してはるばる飛んできたんだ。」
「ふーん。まぁ私も好きだったけどね。」
そう言った瞬間後ろを振り向いたがそこには誰もいなかった。その代わりにCDが1枚置いてあった。この間でた新譜のやつだ。確かに私も買ったが家に置いてあるからここにあるのはおかしい。恐る恐る手に取って中を開けると、歌詞カードのところに1枚の紙切れが挟まっていた。
「この新曲最高だよな!ベースの音が超かっこいい!やっぱり一生好きだわ!まぁ俺もう死んでるけどなwww」
思わず笑ってしまった。でもジョークじゃないんだよな。そう思うと急に寂しくなった。
私はCDケースを閉じ、表面をそっと撫でながら君の名前を呼んだ。
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なんかまた読み直したけどなんか文章おかしい気がしない?気のせい?気のせいであって!(笑)
「始まりと終わりで紡ぐ物語」では書き始め・書き終わり、テーマなど募集中です!不定期開催なので遅くなるかもしれませんが…

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星の数ほどの出会いー1ー

この間「後で書いてあるやつ書き込みます」って言ったのに放置してました(笑)
今回はまたサイトからのお題。「星を数えていた」で始まり、「君の名前を呼んだ」で終わる話です。ちなみに今回はちょっと強引です(笑)

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星を数えていた。でも数え切れないほどの星だった。たまには1人で新鮮な空気吸ってゆっくりするのもありだな、って思いながらもそろそろ帰らなくてはいけない時間となってしまった。明日からまた仕事だ。名残惜しいが片付けをして乗ってきた車の鍵を開けた。

暗い森の間を進んでいく。別に霊感もなければそもそも幽霊なんて信じてすらいないけど、なぜかふと、怖くなってカーナビで音楽をかけた。大好きなバンドの曲を歌いながらその恐怖をしまい込んだ。

車は森を抜け、民家やお店が並ぶ大通りに出た。ここまで来れば道も明るくなり、怖い気持ちもすっかり無くなってたので曲を止めた。
そしたら後部座席から「今いいとこだったのに。」って聞こえて思わず急ブレーキをした。夜遅くて車の通りもほとんど無いからよかったが、信号も何もない所で急に止まってしまった。振り返る勇気もなく、さすがにここで止まるわけにはいかないので近くのコンビニまで行くことにした。
何が起きたのかよく分からないがとりあえず、後ろの誰かがまだ曲を流してて欲しいらしいから流しておいた。さっきから一言も喋ってないから曲を流してる間は大丈夫だろうって思った。

やがて、コンビニに着いたので一旦車を止めた。やっぱり振り返れなかったから前を向いたまま話してみることにした。
「あ、あの…あなたは…誰ですか?」
「覚えてないの?亮太だよ。」
「え?亮太?」
どうして亮太がここに居るのか分からなくて、なんだか怖くて姿を見れなかった。
「だって亮太って今、東京にいるはずでしょ?」
「だったらどうやってこの車に乗ったんだと思う?生身の人間じゃそんなこと出来ねぇよ。」
「えっ…それって…」
私は亮太が今どういう状況か察して何も言えなくなってしまった。亮太は同じバンド…それこそ、今かけてた曲のバンドのファンでSNSで仲良くなり、住んでる県が同じだったので一緒にライブにも行くようになった。実は少し好意を持っていたのだが、亮太は東京に引っ越してしまった。それ以来会っていなかった。

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なのか?

気づいたら少し前を歩いてたね

お互いの距離の間に他人がいた

私よりその他人の方が距離が近い

心にぱっと生まれた

きっと嫉妬と巷で呼ばれてるもの

…なのか?

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パーティー

「くう〜りすっまっすがこっとっしっもっやあ〜ぁてっく〜るっ♪」
「上機嫌だね」
「当たり前じゃん。もうちょっとでクリスマスなんだよ」
「クリスマスって毎年あるんだな」
「そうだよ」
「どうして?」
「んー。なんかの記念日なんじゃない?」
「なんの?」
「えーっと……誰かの誕生日だった気がする」
「誰かの誕生日を世界じゅうの人が祝うってすげーじゃん」
「うん。すごい人なんだよ。ところではると、今日も仕事休んだでしょう」
「だって正社員がさあ。むかつくんだよ。派遣にばっかりきつい仕事押しつけやがって。いや、やってもいいよ。だけどさ、そのぶん仕事の効率悪くなるだろ。あいつら仕事じゃなくて自分優先なんだよ」
「工場労働者というのは仕事ではなく感情を優先して生きている。定年まで何十年も同じことを繰り返して生きていかなければならないんだからそうしないと自我防衛できない。仕方ない」
「それ刺さるー」
「ツイッターにあった」
「あー、パーティーしてー。クリスマスまで待ちきれねー」
「じゃあやろっか、パーティー」



「クリスマスだってのにバイトかよ」
「だってパーティーしすぎてお金なくなっちゃったんだもん」
「せつねー」

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LOST MEMORIES ⅢCⅢⅩⅠ

英人に言われたことに似たようなことを、倍の文字数で説くチャールズに、瑛瑠はもはや感嘆する。要は、危機感を持てということなのだけれど。
「あまり共有者同士で揺れるのはおやめください。力が漏れるのはよろしくありません。」
最後に言われたこの言葉に引っ掛かりを覚える。以前も、力を無闇に放出することをやめろとチャールズに言われたはずだ。
あとで英人に話してみようと頭の片隅に留めておき、話の転換を図る。
「次はチャールズの番だよ。
ジュリアさんに何をしたの?」
この話を振った時と同じように顔を顰めたチャールズ。
「人聞きの悪い言い方しないでくださいお嬢さま。
ジュリアは何て言っていたんです?」
そう聞くものだから、
「チャールズの馬鹿。」
瑛瑠は続ける。
「私の夢の中でもジュリアさん、チャールズの馬鹿って言っていたの。……反感を買っているの?恨まれているの?」
瑛瑠は列挙していって目を見張る。
「まさか、女性関係?」

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午前1時の天気模様

海月がのぼる空眺めていたら
君が乗った雲がふらふらと頭上にやってきた
「海は広いね」と無邪気に笑う
まばたきをする光る星たちが夜はこれからだと歌っている
魚がぶわーっと横切って僕らのすべてを覆うからまた明日もと約束をしたい
「もう行かなきゃ」とシンデレラみたいなことを言うもんだから
待ってよなんて言いそびれた
どうしてどうして行っちゃうの
海月が揺れる空で君が手を振りながら遠ざかっていく
目が覚めたら終わりとか深海魚が囁くからまた明日もと約束がしたい

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LOST MEMORIES ⅢⅩ

チャールズには敵わないなあ,そう笑って、瑛瑠は言う。
「私が酷いことを言ったの。自己嫌悪で、涙が止まらなかった。」
その言葉で、チャールズの目に涙が浮かんだ。
思っていたシチュエーションと違ったのかもしれない。
「酷いことを言ってしまったから、謝って、帰ってきました。」
「……つまり、喧嘩して泣いたということですか?」
確かに、口喧嘩の部類に入るかもしれない。掴まれたところが、今も痛いような気がするのは気のせいだろうか。
同年代の子と関わることも少なく、記憶上兄弟がいた覚えもない瑛瑠は、少し感動する。もう一度あんな気持ちになりたいとは思わないが、良い経験だったとは思っていて。
瑛瑠のそんな考えを知ってか、チャールズはため息を吐く。
「泣いたはずなのに妙に晴れやかだったのはそういう事だったのですね。
疲れました。」
やはり、違ったシチュエーションを想像していたらしいく、思っていた以上に規模の小さいもので脱力したのだろう。
「その帰りに英人さんの家へお邪魔して、」
「突っ込みたいですが我慢します。」
「ジュリアさんに会ったの。」
チャールズの目が、口以上に物申している。これは、お説教の目だ。

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No music No life #3 インビジブル

結月視点


今日は犯行予告の三連休の1日目。いつ僕と時雨ちゃんと美月が玲に殺されるかはわからない。だから、二人には、警戒するように言った。これでも、一応特攻班の班長だからね!
多分玲にとどめを刺すのは僕だろうと思う。
僕ら警察は犯行予告のショッピングセンターで学生や会社員に変装している。犯行予告を見て嘘だろう、と思う人もいると思うが、それは絶対と言って良いほどに違う。それは、玲の仲間は有言実行。言ったら必ずやるのだ。
だから、僕達がここにきたのだ。まだ爆弾が見つかっていないという連絡が入った。
じつは、このショッピングセンターは通常営業しているのだ。だから、一般人がたくさんいる。


そんなことを思っていた時だった。
一緒に歩いてた玲に刀で斬りかかられた。


え!もう?早くね?


そう思いながらも、間一髪で玲の攻撃を避ける。


あり得ないという顔をする玲。
これが現実だ。このヤロー。


僕は仲間達に一般人に避難するように呼びかけろ、と伝えた。



さっきの不意打ちでわかった。
コイツ、めっちゃ強いわ。



こりゃ、手こずるだろうねー。





【続く】

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或る語り部のお話

季節は真冬。ある街でのお話。
路上を彷徨う物乞い少年。善人男に出くわした。そこで少年曰った。
助けておくれ、そこの旦那。寒くておいら、死んじまう。
そこで男は着ていたコートを差し出して、
お前にこれをくれてやる。コイツを着れば温(ぬく)かろう。
コートを着たが、震える少年。そいつが言うことには、
旦那のお陰で体は温(ぬく)い。しかし手と指まだ寒い。これじゃあ指が落ちちまう。
そこで男はコートを指差し、
そのポケットに手袋がある。そいつもくれてやりましょう。
手袋履いても寒がる少年。そいつがまたまた言うには、
こいつのお陰で手も温(ぬく)い。しかし今度は頭が寒い。おいらの耳がもげちまう。
そこで男はコートを指差し、
そのコートにはフードが付いてる。そいつを被れば良かろうに。
フードを被った少年は。図々しくもまだ言った。
旦那のお陰で体はぽかぽか。けれどおいらは孤児(みなしご)だ。心がとても寒いんだ。
最後に男はこう言った。


ごめん、流石にそれは無理。