あぁあぁ、何でかな?あんたは。
今日昼休みにさ、堂々とさ笑顔で教室に入ってうちの前の席ば座って
ほかの女子に話しかけて何ばしに来たと?あんまその美しい笑顔ばみせんといて…うちだけ見せといて。ほら、嫉妬ばしてしまったとばい
どう責任ばとると?こんな感情もとたい。あんたは小悪魔たい。
ほんとに。あんたの笑顔、体系、喋り方、性格。全部
そんなあんたに恋ばして今苦しか思いばしとるうちになんばしとっと?うちは早くこんな感情ば消して早う先生と生徒の関係ばしたい。
何回も言うけどあんたには嫁が居るやけん早う消せんばうちがあんたの嫁に嫉妬ばしてしまうけん。お願いやけん。、、、早う…
けど、何かうちの中でこの感情は消したくなかって言ううちが居る
何で?可笑しからろ?消したい感情と消したくなか感情が交わって変になっとる。あんたのせいばい。そう。あんたの。あんたが小悪魔。
小悪魔 こあくま そんな君。 変な感情を持つうちより
~~~九州弁と長崎弁で書きました~~~
今日のことを書いちゃいました。
早う=早く
可笑しかやろ?=可笑しいでしょ?
なか=ない
「25日、行けるようになったよ! みんなに会えるのがとっても楽しみ♡」
「12月15日 15:57 既読済み」
最初に動いたのは、あの子か、と最初僕は思った。
彼女の性格を考えれば、決まったら真っ先に報告するだろう。
(…これで、みんなも動くのかな)
僕はスマホから目を上げた。今日は一段と寒いような気がする。
今、僕は、模試の会場から家へ帰っているところだ。正確には模試の会場の最寄駅に向かっているところ。
”彼女”のメッセージを見たせいで、昨日はちょっと勉強できなかった。
まさかとは思った。ちゃんと行くんだ…と。
こうなると、自分も行かなきゃと思ってしまう。
6人のうち、自分以外がライブへ行くことになると、ちょっと寂しい。置いて行かれたみたいで。
「でもな~」
行きたいって言っても、親が許可を出してくれるかが問題だった。
多分、駄目、と却下するだろう。受験生なんだから、来年でもいいでしょ、とか。
(来年でもいいけど…)
何となく、それは違うような気がした。今年のライブは今年のしかないし。
妥協はしたくないと思った。そんなことしてたまるかって…
そんなことを、模試の休み時間中にずっと考えていた。
そして出た回答は、
「絶対に行く」
そのためには、もちろん親を説得しなきゃいけない。
だから、少し怖いけど―今日帰ったら、親に言おうと思っている。
修羅場覚悟でいくつもり。きっと大丈夫、自分の志望校を親につきとおすことができたんだし、多分平気―
(ライブにも行くし、新幸田高校にも絶対合格する!)
そう心に決めた。
「あ、そうだ」
ふとスマホに目を戻した。決めたのなら、ここでみんなに言っておかないと。
そうして、僕はこう打ち込んだ。
「この後親に、ライブ行っていいか聞く。妥協するつもりはないから。絶対に行ってやるよ!!」
前回よりは短いですね~(笑)
「私と英人さんで先に話のすりあわせをしていたこともあり、ふたりで出した仮説なのですが、」
ちらっと隣の英人を見ると、頷いてくれた。それを確認した瑛瑠は、背中を押されるように言葉を紡ぐ。
「この前も話したように、何らかのプロジェクトの一環、またはその延長ではないかという結論に至りました。
ここに至るまでの思考の過程のして、ふたりにきいておいてもらいたい話があります。」
瑛瑠が見た夢の話。もう、完全に覚えていない。ノートに書いてあることが、瑛瑠の今話せるすべて。やっぱりかと思うも、思わず苦笑いがこぼれる。
3人は黙って瑛瑠の話を待つ。もちろん、英人は知っているけれど。
「夢を見たんです。」
歌名と望の目は至って真剣で、英人に話したときと重なる。
夢という言葉に拍子抜けするような仲間でなくて良かったという思いが胸を掠めた。
雪のなか、まだ幼い自分が母と神殿へ行ったこと。そして、そこで起きたことやエルーナとの出会い、会話内容をすべて伝え、締めくくる。
「これが、たぶん実際にあった出来事の夢なんです。」
瑛瑠の引っ掛かるもの言いに気が付かないふたりではない。
「たぶんってことは、覚えていないってこと?」
優しく問いかける歌名に、瑛瑠は困ったように微笑んだ。
お気に入りの本と
毛布と
食料と
音楽プレーヤーと
あなたと連絡をとるための携帯と
それだけ準備して冬眠しよう
メモに残した言葉は
有り余るほどあって
伝えずじまい
言えずじまい
すきの言葉と
きらいの言葉
やまぶきいろの便箋に乗せて
あなたの隣へ届いてくれ
見たかった空
夏の青い空
床から見上げる天井じゃなく
触れたかったもの
アイツラの心
恋心を寄せたキミじゃない
求めていた光
掻き暗すような太陽
キボウの輝きじゃなく
聴きたかった音
遮断機の警告音
オンガクの旋律じゃなかった
過ごしたかった時間
電車に轢かれる刹那
君と僕とナツの永遠じゃなく
決めた運命
大鎌に刈り取られる命
シンロ希望の大学じゃなかった
僕の本当のネガイ
壊れゆく命でなく
本当はまだ未来を見ていたかった
音楽が欲しかった
あいつらと仲良くなりたかった
無限の夏を過ごしたかった
ほんの少しの愛を感じたかった
夏を、冬を
繰り返す季節の輪廻を揺蕩って
また出会う季節にめぐり逢いたかった
ほんとこんな間際に言うもんじゃないけど
まだまだ、生きていたかった!
まだ――
Time is over.
「君は人が好きかい?」
「はい」ーーーーは笑う。
「君は勉強が好きかい?」
「はい」ーーーーは笑う。
「君は嘘付きは好きかい?」
「はい」ーーーー笑う。
「君は嘘付きかい?」
「はい」ーーーーは笑う。
何があっても
最後まで笑うんだ
最期に満面の笑みで裏切る為に
ただ、ーーーーのためだけに
悲しみに
哀しみに
孤独に
寂しさに
苦しみに
悔しさに
愚かさに
溺れるそいつを見るために
「はい」だけ言って操られていよう。
全てはこの僕——操り人形が操っているから
胸が詰まる様な切なさを
泪の理由に出来なくて
全てを抱えて歩くことは出来ないと
心臓が動き始めた時に知ったんだ
限りがあるものは美しいのに
それに気付かない僕らは贅沢なのかもしれないね
好きなものを好きと言える素直さを
大切なものに手を振る覚悟を
持ち合わせているのにうまく出来ないから
君は泣くんだろう
左様なら、
何かを元あった場所に返して
大人になる
美月視点
家に四人で帰った後、時雨さんに部屋に呼ばれた。玲さんに結月姉の病気の話をするらしい。
結月姉が聞いてないと良いけど。
——時雨の部屋にて——
「結月の病気の話をするよ。」
時雨さんが言う。ああ、もう二度と聞きたくないのにな。
【続く】
こちらは夢の世界です
自分が考えたこと
思ったこと
妄想
などが具現化できる世界です。
あなたも来て悲しい思い等忘れてしまってはいかがでしょうか?
会話形式の一話完結の物語をお願いします。どんなジャンルでも構いません。読んでて楽しくなるようなやつを期待しております。タグ指定は、そうですね、『会話形式』とでもしましょうかね。皆さん、頑張ってください。よろしくお願いします。
「雪崩だ」
「え、何て?!」
「これはまずいぞ...!」
音はだんだん大きくなってくる。間違いなく、この岩屋の入り口の真上から来ている。
「...嘘、この音雪崩なの?!」
「そうだ!」
「でも普通雪崩ってこんなに音しないんじゃ...!」
「この雪崩は普通じゃないんだよ!!!」
そう、トルフレアでは滅多に起きないが、オヅタルクニアではしょっちゅう起こるこの雪崩。尋常ではない轟音を響かせ、近くにいた小動物はあまりの音に気絶するという。人々はこれを、『ティルダの怒り』と呼んだ。
「いいから耳を塞げ!!!!」
「...何て???!!!!!聞こえない!!!!!」
轟音はますます近づいてきている。アーネストは素早くシェキナを抱き寄せると、左耳を自分の胸に押し当て、右耳を右手で塞いだ。同時に左手で自分の右耳を、肩で左耳を塞ぐ。
パッと、岩屋の中が暗くなった。雪が入り口を塞いだのだ。シェキナがキュッと身を縮める。アーネストはいっそう強くシェキナを抱きしめた。
暫くすると、塞いだ耳に聞こえていた微かな轟音もおさまり、入り口を塞いだ雪の向こう側の日が薄く見えるほどになった。アーネストはホッと胸を撫で下ろすと、シェキナを抱き締めていた腕を解き、入り口の方へ向かった。少し雪をかくと、光が一筋差し込んだ。
「うん、閉じ込められはしなかったみたいだ。良かったな、シェキナ.........シェキナ?」
振り向きながらアーネストがそういうと、シェキナは顔を真っ赤に染めてへたり込んでいた。心做しかアーネストを睨み付けているように見える。
「どうしたんだ、シェキナ。あっ、まさか息できてなかった?」
「......何でもない!」
むすっとした表情のまま、シェキナはすくっと立ち上がると、入り口の方へツカツカと歩き、入り口を塞いでいた雪を蹴飛ばした。と、雪がドサドサッと崩れ、乾いた雪が舞い上がる。当然のように咳き込むシェキナ。「なんなのよホント...」とブツブツ言いながら岩屋の外に出ていってしまった。
「あっ、おいちょっと待てよー!」
慌ててアーネストが追いかける。薄暗い岩屋に、燃え残った焚き火のあとだけが残された。
ふと今日だと思いだして空を見上げてみた
小さな光が流れた
初めて見た流れ星
とても綺麗だった
寒さも忘れて外に出た
空中に流れる光
「あの子が…」
こんなに早いんだ
願い事言えないや
つまりそういうことか
でもいいや
こんなに綺麗なものを見れたんだ
もっと見ていたかったけど首が痛くなってきたし寒いし部屋に戻ろう
空っぽだった胸に光が降り注いだような満足感
星の力かな
BUMP先生の流星群を聴いて寝よう
また見れたらいいな
壊れてしまいそうな冬の朝を握りしめ
ふたりの間ほんの少し遮った
淡い白色の湯気を吸う
ずっと口に残った恋の味
静寂に響く豆を挽く音も
湯を注ぐその音も
ふたつのマグカップの色も
全部忘れたくないの
色褪せないうちに閉じ込めてしまいたい
透き通った黄金の琥珀のなかに
さあとびきりの苦い珈琲を淹れましょう
想い出を無造作に掴んで
なにもかも入れてしまいましょう
苦く痺れた最後の恋
コーヒーをひこう。
棚から必要なアイテムを持ってきてテーブルに置く。
ヘッドフォンとスマホで好きな音楽をかければ準備完了。
開いたときのこの匂い。これが結構好き。
ご…はち…きゅう…。この数が大事なんだ。たったの1つでも間違えば、コーヒーはひけない。
さて…見つけた。
コーヒー〈coffee〉
コーヒーノキの種子を煎って粉末状にし、これを煎じた飲み物。
ああ、「ひく」って、国語辞典で言葉を調べる方の意味ですからね?
暖房に溶かされたアイスクリーム
冷えた足を絡めて遊ぶ
悪戯に笑う君の瞳
お気に入りのブランケットで包む
冷えた窓の結露も羨む
赤く染まった愛しい頬
心臓が規則性を忘れてしまいそうなときは
僕は君のチョコレート
パキッとおってひと口食べて
僕は君のホットミルク
今日はすごく寒いから
僕は君の三毛猫
ねぇほら抱きしめてよ
本当は
こんなことしてられないんだよ
やらなきゃいけないこと
たくさんあるの
だけど今が幸せならいいかなと
貴方の隣にすわって
微笑みとため息を交換する
貴方は私のチョコレート
全部溶かして包んでくれる
貴方は私のホットミルク
今日はすごく寒いから
貴方は私の三毛猫
ねぇほら抱きしめてよ
ねぇどんな夜だってそばにいるって
どんな涙もふいてあげるって
ベタな台詞を
吐くぐらいの甘さで
君は僕のチョコレート
口の中でとろけるように
どこへでも行けるとはもう思えないけど
どこかに行きたい気持ちだけ まだ抱えてる
きみがいないとちっとも大丈夫じゃなかったけど
きみがいなくてもずっと心臓は動いてた
自分のことも世界のことも
本当は何ひとつわからないまま
わかった顔だけ得意になってゆくのかな
重かった荷物の半分この方法
夕方と夜のあいだの青い時間
見つけたものは きっと
教えてもらったものだから
わたしの身体 わたしの言葉
ぐるぐるまわって いつか融けるなら
きみの中に住んでたいなって
内緒だよ、
「ねぇねぇ、冬休みってさ、何する?」
「え~もちろん受験勉強でしょ」
「だよね~」
「それ以外にあるの?」
「メインは受験勉強だよ」
「まぁそうだよね~」
ノエルは苦笑した。まぁ受験生だもんね、頑張らないと。
「でもさー、ノエルはすごいよね~。だって偏差値60超えてるんでしょ? やっぱすごいよ~」
「え~、これでも志望校にはまだまだだよ?」
それでもイチゴは、ノエルはすごいな、と思った。自分なんかと全然違う。自分なんか、まだ志望校だってあやふや…
ノエルこと、桐淵ノエル・ブッシュとは、塾で出会った。それもそのはず、2人は学校が違うから、普通出会うことはないのだ。
たまたま塾で隣の席だったのがきっかけで、2人は友達になったのだ。
ノエルはイチゴよりも頭がいい。だから、友達でもあるけど、ちょっとした憧れの存在でもあるのだ。
「あ、そうだ」
ふとイチゴは思い出したかのように、カバンから何かを引っ張り出した。
「?」
ノエルはそんなイチゴを、不思議そうに見ている。
「はいこれ、ノエルへのクリスマスプレゼント」
「え、え、え⁉ ホントに⁉」
ノエルは目を輝かせた。イチゴの手の中には、プレゼントボックス型のストラップがあった。
「冬期講習が始まってさ、会う機会減ると思うでしょ? だから今のうちに渡しておこうと思って」
「え、あ、ありがとうイチゴちゃん。めっちゃ大事にするねコレ」
ノエルが喜ぶ様子を見て、イチゴもうれしくなった。
「あ、あとさ」
「?今度は何?」
ノエルはイチゴの顔を覗き込んだ。
「今度さ…25日、ライブ行けるようになったんだ」
「え…あ、ホントに⁉」
ノエルは予想外の発言にちょっと後ずさった。
「いや、もういっそ言っちゃおうかって…パパやママに聞いたらあっさりOKしてくれて、そっちのほうがビックリしたんだけど」
「めっちゃ行きたいって言ってたけど…ホントよかったね。楽しんでね」
このライブの話はよくノエルや親友の藍瑠に話していた。だからこんな報告ができるのだ。
(行くことができるから、)
みんなに、また会える。約束通り、もう一度、もう一度―
空を見上げるイチゴの顔は、本当にすがすがしかった。