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加々阿甘味について論ずる

この時期、皆目を輝かす。
目線の先にあるのは、加々阿甘味。
この日は女が思ひ人にそれを送る日、の筈だった。
それがいつしか『義理加々阿』だの『友加々阿』だの言い出して本義はあやふや仕舞いには義理でもいいから加々阿が欲しいと言い出す恥知らずも出てきた。
馬鹿馬鹿しい、その一言に尽きる。
いや、言い過ぎか。私は懐古厨の兆しもあるし批判をするのには向いてないかもしれないな。

然しだ。

余りにも馬鹿馬鹿しい。
それだけは確信を持つ。
始めに男諸君、貴様ら加々阿が欲しいのなら自分を磨く事を怠るべきでは無かった。
加々阿甘味とは集まるべくして集まるのだ諸君。
次に女諸君、貴様ら『友加々阿』だの言いおって、巫山戯るんじゃない、そんなの何時もしておろうが。
甘いもの好きの横で飯テロなどするな、いいな諸君。

貴様ら、ここで一喜一憂などするな。
希望は捨てろ。貰えないものは貰えない。
無駄な足掻きほど加々阿甘味を離すものはない。
解ったな。
それでは解散。

P.S.これは90%の私怨と10%のチョコレートでつくられました。
よって理不尽かつ非人道的です。
これを読んでいるであろう賢明又は良い子の皆はこのような悪質なものに侵されず各々の思いとおりにチョコレートの受け渡しを行って欲しい。
だが一つ約束してくれ。
飯テロは勘弁してくれ、俺は甘いものが大好きなんだ。
公にやるなら少し配慮して欲しい。
お願いします。
反論等はレスで随時募集します。

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きいろいし #5の弍

『5日目弍』

気がついた時には横になっていた。
目を開けると見覚えのある部屋にいた。
そう、森矢邸である。

「気がつきました?」と頭の後ろから優しい声が飛んできた。
みゆりはバツが悪そうに横になったまま背を向けた。
「......みゆりさん、駄目です。幾ら貴方が妖怪学の権威だったとしても駄目です。
貴方はもう少しであちら側に逝ってしまう所だった。」
みゆりは、「ごめんなさい......」とだけ言った。

風麿は、「夜明けまで少し時間がある、一つあの百鬼夜行の話でもしますか。」
みゆりはみゆりは背を向けたまま目を輝かせた。
悔しいから風麿には見せないが。

あの百鬼夜行は、実は神が率いているのです。
この地方にあの社が立つ前からいた神が。
貴方の立っていた本宮から前宮、秋宮、春宮と。
君が見た蛇達がその神様です。
僕は音頭の真ん中で秘法を行っています。

大体このような事を言っていたと思う。
話を終えてから風麿は、
「もう月曜日です。仕事もあるでしょう。
まだ暗いがお行きなさい、送ります。」

森矢邸からみゆりの家は歩いて行ける。
家路の中、二人は会話をしなかった。
別れ際風麿は、
「今日の仕事が終わったら私の家に来てください。
話すことがあります。
それと、私の家に来る時は遊ぶ時と貴方の意識がある時にして下さい、ね。」
と冗談目かしく耳打ちをした。

P.S.気づいている方もいると思いますが、このお話で書いている【佐奈伎】は諏訪をモデルにしています。
佐奈伎大社なんてもろ諏訪大社だし、森矢なんて字を変えただけだし笑
だから読む時には諏訪の地図を用意するといいかもしれません笑