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魔法少女学園都市レピドプテラ -small cabbage white- 16

こうして、リーリアメティヘンシューラのマイセリア サイアニス率いる魔法少女たちによる、櫻女学院襲撃は失敗に終わった。
生徒会長のピレタがレピドプテラ総務局に連絡したことで現場には総務局の局員が駆けつけ、サイアたちは連行されていったのである。
そうやって、櫻女学院に平穏が戻った。
「……あのサイアって人、このあとどうなるんでしょ?」
去り行く総務局の関係者を校舎の玄関から見送りつつ、ラパエはふと呟く。それに対し制服姿に戻ったピレタは「ま、良くも悪くも大事にはならないでしょうね」と返す。
「レピドプテラではかなり有力な学園の魔法少女だから、学園側が総務局に圧力をかけて、あの子たちもすぐに普段通りの生活を送れるようになると思うわ」
ピレタが呟くと、ラパエはなんか複雑ですねとこぼす。それに対し制服姿のサルペは仕方ないよと苦笑する。
「このレピドプテラにおいて総務局はそんなに強い存在じゃないから」
正直総務局よりも強い学園なんていくつもあるしね、とサルペは伸びをする。ラパエはへーと答えた。
「まぁまぁ、そんなことは置いといて……もうそろ帰ろうぜ」
日も暮れちゃうし、と制服姿に戻ったシーアはラパエの顔を覗き込む。制服姿のグッタータもそうですねと頷く。
「じゃー、もう帰ろっか」
みんな、とサルペはラパエたちを見やって笑う。ピレタはそうねと返し、シーアはおうよ、グッタータははい、と言う。そしてラパエは「帰りましょ、サルペ先輩」と微笑んだ。
そして5人は櫻女学院の校舎をあとにした。

〈おわり〉

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 連載再開3周年&連載開始6周年記念! 作者からのごあいさつ

どうも、テトモンよ永遠に!です。
この度、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は連載再開3周年&連載開始6周年を迎えましたーっ‼︎
いやーこれもひとえにスタンプをくれる生徒の皆さんや掲示板に載せてくれるKGBさんのお陰でもあります。
いつもありがとうございます。
…それでは、近況報告を少し。

「ハブ ア ウィル」は書き溜めが尽きた結果去年の秋くらいから投稿が止まっていますが、今年の春休みに入ってから日々ちまちまと新しいエピソードを書いています。
その結果2エピソード分書くことができましたので、この調子で書いていけば今年の内に最後まで書き切れるんじゃないかって気もします。
…本当に終わりが見えてきたのでちょっと寂しい気もしますね。
まぁまだ書きたい番外編・過去編がいくらかあるので、学生を卒業するまでは暫くこの物語と付き合い続けるかもしれません(笑)
よかったらお付き合いください。

という訳で、今回はこれくらいにして。
作者や「ハブ ア ウィル」に対して何か質問などあったらレスからお願いしまーす。
あと来週から最新エピソード「23.」を投稿予定です、お楽しみに。
では次は「25個目のエピソード記念! 作者からのごあいさつ」でお会いしましょう!
では、テトモンよ永遠に!でした〜!

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仔鬼造物茶会 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
毎度お馴染み「造物茶会シリーズ」のあとがきです。
どうぞお付き合いください。

今回のエピソードは、きーちゃんの過去話でした。
初期の頃から構想していたエピソードの1つで、色々情報を詰め込もうとした結果だいぶ長い話になってしまいましたね。
しかもこの話を語るために長い番外編(過去話)を書いていたので、総合するとだいぶ長々としたものになってしまいました。
これが原因で一旦投稿休止せざるを得なくなった節もありますし、これからはもっと書き溜めねばと思います。
でもここからのエピソードはだいぶ話が長くなる予定なので、難しいところです。

そういう訳で、今回はここまで。
「造物茶会シリーズ」第10弾もお楽しみに。
…ていうか、造物茶会シリーズももう10エピソード目に突入するんか。
第1弾からもう3年たつもんな〜…それくらい書くものか。
せっかくだから何か記念エピソードでも作りたいですね(余裕があればね)。
あと「ハブ ア ウィル」も投稿開始から今日で6年経ちますね。
そっちも記念エピソードを投稿したいなぁ…

てなことで、テトモンよ永遠に!でした〜
来週からは「ハブ ア ウィル」新エピソードを投稿するし、企画「魔法少女学園都市レピドプテラ」もよろしくね〜!

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終末を巡る_13

琥珀はそのまま落下した。…が、途中で落下が止まり、尻あたりに痛みが走る。
「きゃんっ!!」
_林檎、林檎をあのまま落とすわけには…!
振り向くと、蜘蛛がその脚で尻尾を掴んでいた。蜘蛛の背中の上で背中合わせになって脱力している人間を見て琥珀はぞわぞわした感覚に陥る。
「ガルルルルッ!!」
琥珀が思い切り威嚇をすると、人間は意識を取り戻したように飛び起きた。その反動で蜘蛛の顔が上へ上がり、尻尾を掴んでいた脚が離れる。


できるだけ風の抵抗を受けようと努力する林檎の首根っこを、琥珀はぎりぎり甘噛みすることに成功した。琥珀はそのままかなり無茶な体勢で林檎を庇いながら地面に墜落する。
『こはく』
『……すまん…しばらくは、動けそうにない…』
『んーん、あやまることない。こちらこそごめん、ありがとう』
たどたどしくも林檎はそれだけ言って、琥珀の顔や身体を舐めてやった。
『…更に下に来ちまったな…』
『あんぜんならいい、やすもう』
『…ああ』
林檎の温かみを感じながら琥珀はゆっくり尻尾を振りつつ目を閉じる。
林檎も目を閉じて琥珀のお腹に頭を乗せた。

誰も入りたがらないような真っ暗な穴の中、世界の真相に触れかけた狼と兎は、寄り添って寝ていた。

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無銘造物再誕 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
毎度お馴染み「造物茶会シリーズ」のあとがきです。
よかったらお付き合いください。

今回のエピソードは、いわゆる「番外編」でした。
次に投稿する予定の「第9弾」を作っている最中に、「これ過去のエピソードについて触れた上じゃないと分かりにくい話だな…」と思ったのがこのエピソード制作のきっかけです。
でも、ちょっと変なエピソードになってしまったような気がします。
読んだ人が内容を理解できたのかちょっと心配です…
まぁ次の本編エピソードを読めばよく分からない所も分かるかもしれないので、よかったら「第9弾」も読んでやってください(宣伝)。

そういう訳で、今回はこれくらいにして。
今度こそ次のエピソード、「造物茶会シリーズ」第9弾をお楽しみに。
ちなみに「ハブ ア ウィル」の新エピソードの執筆は…あまり進んでいません(笑)
本当は冬休み中に書き上げたかったんだけど、レポート課題に追われていたので全然書けませんでした。
まぁあと2、3週間頑張れば春休みに入って暇になるはずなので、その時に書き上げます。
そういう訳で、次に投稿するのは「造物茶会シリーズ」第9弾になりますね。
「ハブ ア ウィル」の方はもう暫くお待ちください。
てな訳で、テトモンよ永遠に!でした〜

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秘贈造物深夜

深夜、人々が寝静まった頃。
少し古めかしい雰囲気の住宅の一室のベッドで、誰かが布団を頭まで被って眠っている。
傍に白いウサギのぬいぐるみを置いて眠るその人物は、布団の中で部屋の壁の方を向いて丸くなっていた。
…と、静かに部屋の扉が開き、誰かが入ってくる。
音を立てないように入ってきたその人物は、誰かが眠るベッドにそっと近付くと、枕元にいかにもクリスマスプレゼントが入っているような袋を置いた。
そしてその人物は先程開けた扉へ向かおうとした。
「おい」
不意に後ろから低い声がして、扉から部屋を出ていこうとしていた人物は立ち止まる。
その人物が静かに振り向くと、布団を被り壁の方を向いて眠っているはずの黒髪のコドモが扉の方を見ていた。
「…起きてたのかい」
「起きてたって…」
別に寝ている所を起こされただけだしと黒髪のコドモは布団から起き上がる。
部屋から出ていこうとしていた老人はそうかいと答えた。
「…クリスマスプレゼントのつもりかよ」
ベッドの傍の卓上の明かりを点けた黒髪のコドモが老人に目を向けると、老人はあぁと呟く。
「毎年いらないって言ってるのに」
俺は子どもじゃないんだしさと黒髪のコドモがこぼすと、老人はいいじゃないかと微笑む。
「“彼女”だって、毎年送ってたじゃないか」
「うっ」
黒髪のコドモはそううろたえる。
「だ、だからって、こんな風に続ける必要なんて」
ない、じゃん…と黒髪のコドモは赤くなりながら思わず俯く。
そんな黒髪のコドモを見て老人はまた微笑む。
「…と、とにかく、俺はもう寝るから!」
寒いからお前もさっさと寝ろ!と黒髪のコドモは壁の方を向いて布団に潜る。
老人はじゃあ、おやすみナツィと呟くと部屋から出て扉をそっと閉めた。
黒髪のコドモことナツィは、1人布団の中で悶えざるを得なかった。

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蛍雪の功

窓枠 ひとつ 灯りが燈る
数多の光 数多の命 揺蕩う縁側
寄り集まって 離れて戻る 無常なり

秒針が動く間 地面と靴との間
また命が消えた また命を生んだ

そんな灯りに 私はなりたい
雪ほど暗く 夜闇より明るい
影になりきれぬ 優しき努めの光

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12年前、10歳でSCHOOL OF LOCK!を聴き始め、14歳の時にポエム掲示板と出会い、言葉を綴り始めました。今読み返せば、当初は拙い言葉の集合体であり、感情や衝動がそのままあけすけで、大変読みにくかったろうと思います。それでも、必死で言葉を綴り、毎日何編も投稿しました。言いたいことがうまく言えなかったから、私は詩の世界で、ただ1人雄弁に語る神々しい弁士となることを夢見て、詩を書いていました。やがて、私は詩の世界だけに満足出来ず、人との付き合い方、向き合い方、話し方、自分の身なりなど色んなことを一つ一つ努力して改善して来ました。あの頃から、私は随分人として成長したなと己を振り返ります。詩の世界だけではなく、すべての世界に影響を与えたい。そう思うようになった私は、ここ掲示板で出会った仲間と詩集を作り、別の居場所で絵や小説を書き始めたり、親しい人と俳句や短歌を詠み合ったりと、様々な経験をして来ました。その中で、己の感受性を褒められる機会が多く、貴方の原点は何ですかと聞かれるたびに、この居場所を答えて来ました。ここ数年、大学入学を機に未来の鍵を握り、SOLの卒業を決め、ポエム掲示板への書き込みを殆どして来ませんでした。しかし、今一度言葉を綴って、本当の意味で『大人』になったことを詩で表現したいと思い、今日大学4回生22歳の誕生日に筆を取らせていただきました。本当にありがとうございました。小学5年生10歳の頃、未来の鍵を握るこのラジオに相応しく、花屋という意味だけではなく、大好きな花を守る、花を研究する人、そういう意味で未来の鍵『フローリスト』をラジオネームとして己に名付けました。そして今、私は春から無事に花・植物を守る人として無事に未来の鍵をしっかりと自分の手に掴んでいます。これからも、更なる高みと理想を夢見て、表現者としても社会人としても愚直に努力してきます。

2024年12月17日 フローリスト

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魔狩造物茶会 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
予告通り「魔狩造物茶会」のあとがきです。
どうぞお付き合いください。

今回のエピソードは「とりあえずナツィたちがバトってるシーンを書きたい!」という願望から作りました。
ただそれだけじゃ無理があるので、今まで出してこなかった設定を出すことにしました(ナツィの“保護者”とか)。
まぁまだ謎は多いですが、次のエピソードはメインキャラのかなり重大な設定が出てくる予定ですので楽しみにしていてください。

さて、今回はかなり短いですがこの辺で…と言いたい所ですが、少し言っておきたいことがあるので少し。
いつも「ハブ ア ウィル」と「造物茶会シリーズ」を交互に投稿してきたので、「造物茶会」を投稿した次は「ハブ ア ウィル」を投稿しようとしているのですが…
なんと、次のエピソードを全く執筆できてないんですよね〜(笑)
ここ最近、大学での所属サークルの会誌の原稿のネームを描いたり、身内が危篤になってお見舞いに行ったり(ちなみに今は持ち直した)したので全然執筆している余裕がなかったんですよ。
あと今後も夏休みの最終盤になってゼミの発表会が2日連続であったり、学園祭実行委員会の活動があったり、実行委員会の仲間と遊びに行く約束してたりと怒涛の展開が待っているんです。
今さっきだって、学園祭で実施するスタンプラリーの台紙のデザインの下書きを急遽作ってたし…
まぁだいぶ忙しくて書いてる余裕がない訳です。
そういう訳で、次は結構前に書いた「ハブ ア ウィル」の番外編を投稿しようと思います。
いわゆる「過去話」ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

という訳で、今度こそこの辺で。
「造物茶会シリーズ」第9弾もお楽しみに。
それでは、テトモンよ永遠に!でした〜

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