この季節になると
この季節になると
うまくいかないことは
当たり前で
うまくいくことは
大体まれで
節目感じる事で
一段落した
みたいな気になるが
何も変わらない
春の嵐 夏の日差し
秋の木枯らしに首をすくめて
冬に骨身をさらけ出し
愛し合いたい右手は寒いし
この世界にはもう居ないと
いう事はこの身に染みてる
容赦なく日差しがいたいし
死んだ君の写真は眩しい
ホントはしがらみ
脱ぎ捨てたいが
さらせるような中身は
どこにもない
変わりゆくネオンの
街の隅に
放り投げた気持ちが
流されてく
不確定な未来のわだち
不安だらけの危ない橋
ガキの頃みたいく
行くわけなんかなし
まなんだ経験、白々しい
上を見ても届かない星々
立ち止まってる、動け 俺の両足
追い越されてばかりの愛の意味
生き抜いて集める冥土の土産話
この季節になると
誰にも声を
んー
出したくはない
この季節になると
言葉がこんなに
んー
あふれてるのに
この季節になると
誰かと手を
んー
つなぎたくなる
この季節になると
何かを始めようと
んー
もがいてる