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出逢い

出逢いは一機なり
出逢いは一季なり
出逢いは一筋なり

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LOST MEMORIES ⅡCⅨ

「そうは言っても10年前だし、細かいところまでは僕も覚えていない。瑛瑠の話を聞いて、そんなことがあったかと思うくらいには、記憶も薄い。」
まっすぐ英人は見つめてくる。
「僕が、そのエルーナだ。10年前に会ったこと、僕は覚えている。
――僕のことは忘れた?“パプリ”。」
パプリ。そう、呼ばれた。
心臓が、どくりと波打つ。
でも,と言う英人の顔は明るくはない。
「大人は、都合の悪いことは隠したがる。僕はまだ、何もわからなかったから。」
たぶん、大人にいいように言いくるめられたのだ。だから今では、何が自分の本当に見たものなのか、覚えていることなのか、わからないと言う。
「でも、ひとつだけ確かなのは。」
目元がふっと緩んだ。この顔は、見たことがある。
「君は、僕が10年前に守ると誓ったお姫さまだってことだ。」

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付き合い。

相手の機嫌が悪い時ってあるでしょ
なんか話しかけないでオーラを出してるでしょ
なんか近寄りがたいでしょ
なんか面倒くさそうだからほっとこうって
どこかに行ってしまうでしょ

それがお互いのすれ違いの始まり。
その人の最低な所と向き合えなきゃ

最高の付き合いはできないんだよ。

0

光る

光ったって付加価値あまり無いよね。きらきら光る水晶だって二酸化ケイ素の塊だし、ダイヤモンドにいたっては、ただの炭素。カーボンですよカーボン。白熱電球?所詮はガラスとタングステン鋼の複合体じゃないですかw
ところでいぶし銀って良いですよね。
人間だって同じようなもんです。(主観)

2

No music No life #1 Adventure

美月視点


通り魔は無事に結月姉さんによって確保された。
で、そいつの取り調べを時雨さんがしている。
私たちは隣の部屋でその様子を見ていた。
「やりたくなった。」
そう通り魔が言った。その時結月姉さんは悲しそうな目をしていた。気になったけれど、聞く勇気がなかったため聞いていない。悲しそうな目の理由を。あの日、私を助けてくれたこの人がそんな顔をしているところを直視することができないので、私は部屋を後にした。














思い出すあの日の事。とある事件によって親を失い、兄もいなくなってしまった、私は雨にうたれてた。
(このまま私は死ぬかな?)
そんなことを考えていた時、あの人は現れた。

4

ねぇ、

ねぇ、

あの月は

半分欠けているの?

それとも

半分残っているの?

どっちなんだろう。

だれか、教えてくれないか。

4

LOST MEMORIES ⅡCⅧ

「覚えてないのか、とはどういうことですか。」
先のお姉さんの台詞が垣間見えたためか、英人は少し顔をしかめた。
「“高圧的な態度はタブー”。」
瑛瑠も同じ表情を浮かべる。
「“最後まで話す気がないなら、思わせ振りな発言はNG”。」
切り返し、そんなやりとりをして、少し笑う。
「これ、僕たちには難しいんじゃないか?」
「そうかもしれません。」
瑛瑠は紅茶を口にし、ほっと息をついた。
「さっきの、言うつもりのなかった、出てしまった言葉なのでしょう。
聞かなかったことにしましょうか?」
でないと、しつこく聞いてしまいそうだから。
英人は首を横に振る。自嘲じみた笑みを浮かべていた。
「いや、自分の言葉には責任を持つ。」
お姉さんの影響は大きい。
「それは、実際にあったことだ。」
瑛瑠の心臓が跳ねた。

1

ふと外を見れば

もう暗くなってるね

この前まで夏だったのにな

おかしいななんて言いながら

今日も家へ

帰ろうか

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ポップにキスした

higherなラブにlikeをして
リズム合わせて君とテレポート
やっぱりloveだ、キスを贈ろう
スキップで振り返ってほら
笑ったのラブソング口ずさんで
おかしいかしら明日も未来も
いらなくなった捨てちゃいたい
飛び出したベランダ
BGMは君がよく歌うあの歌
リップサービス弾んじゃう
だってラブもキスもステップも
魔法が解けたシンデレラのように
まぼろしだった、あいもかわらず
やっぱりlieだ、キスをして

0

とある街にて

 超未来カグラ。

世界最先端の科学技術を持つ、超巨大都市。
地方からの若者の著しい人口流入のおかげで人口は現在億を超えるともいわれており、その経済はめまぐるしく上昇を続けている。無尽蔵なポテンシャルを持つ怪物都市、との異名も。
街を貫く高速交通網。天を貫かんと聳え立つ巨大ビル群。あちらこちらに人ならざる無機質な体を持つ者――自立型AI搭載ロボットの姿。道の脇にはホログラムの掲示板。眺める人の眼鏡には、AR機能が搭載されている。道行く人々の表情は明るく、そこには塵の一つさえ落ちていない清潔感のある街並み。どの店にも活気があり、働く人の目には未来への希望と憧れで満ちている。
まさに世界第一位の経済力と推進力を誇る、”怪物都市”だ。


――だった。15年前までは。


超未来カグラはただ唐突に、その世界一位の玉座から引き下ろされた。
それは超未来カグラの科学力が落ちたわけでも、他国の勢いが上回ったわけでもない。
争っていた相手がいなくなってしまったのだ。彼らの世界から。
いや、超未来カグラだけがいなくなったというべきか。
15年前のある日、超未来カグラは謎の違和感に包まれた。いつもとは空気が違うような、天がいつもより青く高く見え、都市外周部から吹く風は変に荒んでいる、ボタンを一つ、いや、その半分を掛け違えたような、妙な違和感。まるでもともとここにはいなかったような、世界に自分たちだけしかいないような、不思議な孤独感。
誰もが不安そうな顔で空を見上げ、何が起こっているのかを知りたがった。
小さな女の子が、不安がる小さな手を母親の手に隠す。
抜けるような快晴が、逆に気味悪く感じられた。


―――――
世界観の説明回なります。次回で終わる予定。
舞台は巨大都市、超未来カグラ。どのような環境で白鞘君と八式先輩がこの世界を生きているのか。興味がある方は是非。

1

プロジェクト・ゼロ 下

「さて、仕上げといこうか。これで俺達は冥界の楽園には行けねぇな...最後の海で氷付けか、悪夢の空でさ迷うか...」
「ここまで来たんです、覚悟はできてます」
一人がベルトと試験管を持ってきた。
...あれだ!
先に試験管を注入し、経過を見る
おぉ...力がみなぎってくる...
「こんなもんでいいか...おい、エボルドライバーに入れろ」
エボルドライバーと呼ばれるベルトに「それ」が落ちる
刹那、強烈な光と共に「それ」が人の形になっていく
「な...なにが...」
「こいつは驚いた...」
次の瞬間、二人の意識はどこかへ落ちていった...


ロック!ロック!エボルロック!
フッハッハッハ!

電子音と共に形の形成が完了する
「まだ不安定か...」
コアを取り戻し、全てを取り戻した「それ」がそこにあった紙束に視線を落とす。
Iris...イリスか...それが私の名前...
そこにはこう記してあった

完全寄生生命体Iris
ネフェリムの血と下級天使の肉体3体を結合
5日後、被験体の安定化を確認

そして一番下に手書きのラテン語で

Lets dare virtutis est domina. Ut ex me.
(貴女に力を与えましょう。私のもとへ)

イリスは研究員一人の肉体を奪い、命令に従ってネフェリムのいる場所を目指した...





その日、全ての次元を脅かす悪魔が誕生した
そして同時に、創造主の分身...ノアの手によって神への反逆者...ネフェリムが力を削がれて地上へと封印された

2

ほっと

白いカップに
あたたかなカフェオレをつくる。
毛布にくるまって
窓からさす朝日を浴びながら
ひとくちすする。

熱いから、それを冷ますように
カップ内にさざ波を立たす。

飲み終えたカップに残るあたたかさが
愛しい。

そんな寒い朝をたのしむ季節がやってきたね。

0

好かれること。

あの唐揚げでさえ
あのカレーでさえ
嫌いな人がいるんだから
皆から好かれるっていうのは
無理な話なんだ

1

いつまでもへたくそ

夏だった。ある日を境に友達がいなくなった。
正確に言うと 友達だと思っていた人たちが、友達じゃなくなった。

高校生になって、ちゃんと自分を探して みて 誰かを見つけて 一緒に泣いてくれた君、居心地のいい場所に出会えたとき ほんとにほんとに嬉しかった。

だから調子に乗ってたのかも。
すきなものにすきって言って、自分のすきな自分でいたら大丈夫。もし誰かに嫌われても大丈夫って過信していたのだ。

1

どこまでも、果てしなく子供な私。

何度も何度も 心だけは大人になりたくて
必死に手を伸ばして
憧れてたあの人たちから必死で学んで
目で見て 耳で聞いた 恩人の言葉
一見くだらない話をしているだけの彼ら
だけど、その言葉一つ一つが力を持ってて
面白くて 楽しくて 背中を押す力を持ってる。

沢山のリスナーが言う「尊い」とはまた違う
そんな視線で彼らを見つめたい
そう私は思うんだ。

母は言う
「貴方が憧れている人が
見せているものは一番輝いているものなので
裏で磨かなければ人前でも輝けない
人を見る目をつけなさい」


それを聞いた私は
あの人達みたいになりたい
そう思った

彼らのように
歌は歌えなくても
綺麗な声が出なくても
花が「好き」っていうだけで
茨の道を愛せそうな気がしたんだ

1

とある街にて

「あ、白鞘」
とある日の放課後。ひとりで帰路についていた僕――白鞘凪にひとりの生徒が声をかけてきた。歩道橋の上である。
「おや、先輩。こんにちは」
若干の小走りで横に追いついたその人に、僕は軽く挨拶をする。
「もしかしてボッチで帰りたかった?邪魔して悪いね」
「追いついて早々何言ってるんですか」
「なはは、ごめんごめん」
からかうように笑う横顔。馴れ馴れしい態度で話しかけてくるこの人は、高1である僕の一個上の先輩である。
黒髪のロングにまっ黒な目。思わず二度見したくなるような美貌を持つこの先輩の名は八式永里という。
「で、どうしたんですか?八式先輩」
「む、永里でいいって言ってるのに。……今日ちょっと集まれるかな。面白そうな噂が見つかったんだ」
「上機嫌ですね。いいですよ。場所はいつものところで?」
「うん。美澄も呼んだから、三人揃ったところで”それ”を発表するよ」
「僕は先輩がどんな噂を拾ったのか楽しみです」
「ふふん。楽しみにしておいてね。じゃ、また向こうで」
そういうと、八式先輩はとっとと先に行ってしまった。話したいことは向こうで話すつもりなのだろう。
僕は少しだけ胸を高鳴らせると、歩く足を速めた。

――――――
みんなが小説書いてるの見たら自分も書きたくなってきた、ミーハー体質な月影です。これから連載できたらいいんですけど、いかんせん一つ書くのにとんでもなく時間がかかります。忘れたころに投稿するかもなのでご容赦を。
登場人物を少しだけ。
 白鞘凪……千ヶ暮高校1年。目立たない方の人間。
 八式英里……千ヶ暮高校2年。成績はトップクラス、眉目秀麗、周りからの人気
       絶大と三拍子揃ってる人。