おやすみ、今夜の即興詩。
まどを揺らす風が冷たい九月、黄色い電燈に照らさせた机。
小指のリングを抜いてグラスに沈めたらきっと、きっぱり冷えた氷の色で
ぼくの左手はとうめいに染まってしまうから。
黄色く燃える電球を外して口に含めばきっと、火傷した唇はもう
きみに放すことばも知らないままくっついてしまうから。
影の浮いた手のひらを、ひとり握りしめたらきっと
ぼくはそのまま動けなくなってしまうから。
今日はこのまま、目を閉じさせて。
ちっぽけな世界に、おやすみと。
(なんだろう、ちょっとアブナイ感じ…笑)
(体調もすぐれないのでそろそろベッドに上がります。みなさんおやすみなさい。)