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翠精造物帰路

すっかり日が暮れた商店街にて。
辺りが暗くなっても人で賑わう商店街を、1人の女と5人のコドモたちが駅に向かって歩いていた。
「でねー、そのトゥイーディアって子が助けてくれたんだよ〜」
金髪にカチューシャをつけたコドモ、キヲンがマスターである女…寧依と腕を組みながら話している。
その様子を後ろから青い長髪のコドモ、ピスケスと赤髪にキャップ帽のコドモ、露夏が見守りながら進んでおり、その数メートル後方で黒髪のコドモ、ナツィとジャンパースカート姿のコドモ、かすみが歩いていた。
「…なぁ」
「?」
ナツィに呼ばれて、かすみは隣を歩くナツィの方を向いてどうしたのナツィ、と尋ねる。
ナツィは前を向いたまま続ける。
「お前、“商会”の魔術師を止めるために“翼”を使ったんだって?」
ナツィにそう聞かれて、かすみはあ、うん…と気まずそうに頷く。
「きーちゃんを上から探してたら、露夏ちゃんが危ないと思って…」
それで咄嗟に、とかすみは苦笑いする。
ナツィはふぅんと返して沈黙した。
暫くの間、2人の間に静かな間が空いたが、ふとかすみがもしかして、と呟く。
「自分のこと心配してる⁇」
「⁈」
ナツィは驚いて立ち止まる。
「えっ、えっと…」
振り向きながら顔を赤らめるナツィに対し、かすみはなんとなくだよ、と笑いかける。
「ナツィは自分が滅多にしないことをすると心配するの、分かってるから」
かすみの言葉に、ナツィは顔を背けるように前を向く。
それを見てかすみはふふ、と微笑みナツィの手を取った。
「…大丈夫」
自分は自分の身を傷つけたりしないから、安心してとかすみはナツィの顔を覗き込む。
「…うん」
ナツィはかすみの方をちらと見て、その手を握り返した。

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飛龍造物茶会 あとがき

どうも、テトモンよ永遠に!です。
毎度のごとく「造物茶会シリーズ」のあとがきです。

今回のエピソードは、”今後”への布石として書いたものでした。
元々はナツィたちがいつもの街の外でワイバーン的な人工精霊やその仲間に出会って戦う…みたいな話を書きたい!と思うところから始まりましたね。
ただ実際に書いていく過程で、トゥイーディアは「人間を嫌いつつも憧れる矛盾した子」にするつもりが、「弱い子に意外と優しい姉御肌っぽい子」になってしまったので「あれ?」って感じです(笑)
でも”今後”への布石にするつもりで話の内容を詰めた結果なので「まぁいっか」と思います。
…だけどちょっと粗削りすぎた気もする。

ということで、今回はここまで。
造物茶会シリーズ第11弾もお楽しみに。

最近は想定よりも忙しくなってきちゃって、自分で始めた企画の作品の執筆が進まず悶々としてます。
あと最近はなんだか遅筆になってきちゃって、(遅筆なことは考えて書けていることかもしれないけど)逆に困ってますね。
まぁ今月中に書きあげて投稿を済ませたいので頑張ります。
それと、今は執筆を止めているけど「造物茶会シリーズ」第10弾の記念エピソードを書きかけています。
こちらはナツィとかすみの馴れ初め話なので、お楽しみに。

てなわけで、テトモンよ永遠に!でした~。

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