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関係の矛盾、発言への疑問・怒号、そして関係構築の放棄

ある人は言った、
「先生はお前をある程度1人前にしてから
 学校から社会に出すという信念がある。
 だから、見放すことが出来ないんだ。」と。
 また、嘲笑しながら
「学校に来る理由が新しい知識を得るためって
 格好つけてないで。お前は基礎が身に付いて
 ないんだから、自力でやったって出来っこ
 ないんだから。これも新しい知識を得られる
 から課題を写してこい」と。

別の人は言った、
「先生と生徒は信頼関係で
 成り立っているんだ」と。

またさらに別の人は、
「提出物を出すことは、
 信頼関係を築くことだ」と言った


見放すことが出来ないという発言は、
諦めてるけど、することが出来ない
つまり、信頼していないということ。

その人のことを信頼してなければ、
受け持つクラスの生徒も生徒ではなく、
自分のクラス担任を先生ではなくなる。

提出物で築けるような信頼関係は、
簡単に脆く地に落ちる。
信頼とは本来簡単に落ちるものだが、
提出物で築いているためさらに脆弱さに
拍車がかかっている、
ないのと同意とはいかないにしても
それに類すると思う。

結論としては、
先生と生徒の関係は、

    ①容易に築ける
    ②上部だけしか見ない
    ③簡単に破壊できる
    
そして、生徒の夢、意義等を貶す先生もいる

5

続・旱天慈雨

はっきり言って複雑な心境である
仲が良いのは知ってはいたが、まさかこんな三角関係がリアルに存在したなんて…
しかも自分が中心になるなんて想像もしなかった。

“ねぇ、こんだけ言ったけど改めて…
付き合ってください…”

もちろん断ることも出来る…
でもそうしたら…
多分あの人は彼女の気持ちを知ってたから振った
そう思えばこそ、失恋にも向き合える…
なら…ここの答えは二つに一つ…
「はい…よろしく…って言えばいいのかな?(笑)」

“やった!…嘘みたい…”

「ほんとに僕のこと好きなの?」
あの涙を見ているが、疑わずにはいられなかった…

“あのさぁ、さっきまで下手に出てたからもう言わしてもらうけど、自尊感情無さすぎ!さっきも言ったでしょ?「自分に彼女できない」なんて言わないで”

“自虐は自分だけじゃなくてあなたを好きでいてくれる人も傷つけるんだよ!”

この言葉にハッとさせられた…
あぁ、怖かったんだ…
誰かが傷つくのが…
自分が傷つけば誰も傷つかないと思ってたんだ…

感謝の意も込めて初めて人を抱きしめた。

別に欲している訳ではない…
でも潤いを知ると乾いていたことに気づかされる…

どんなに乾いてもいつかは潤いが巡る
そんな慈悲の雨を待つのも悪くはないか…

fin

1

旱天慈雨

僕に彼女なんか出来るわけない…
そう思ってた(暗示をかけてた)
彼女に会うまでは…(その言葉を言われるまでは…)

あれは…中学2年の時…
4年に渡る片想いが砕け散った頃だった…

小学校の時こそ関わりはなかったが中学1年、2年と連続で同じクラスだったこともあり彼女とはそれなりに話す程度の関係性だった。
あの時も別にこれといった理由があった訳ではなかった。ただすぐに声をかけられるところに彼女がいただけだった。
「明日俺らと一緒に○○行かない?」
いわゆる数合わせだ。
男女比を揃えるために女子を誘ったに過ぎない。
できることなら好きな子を誘いたかった…
その気持ちは当然残ってはいた。
でも彼女とそれを機に連絡先を交換すると
彼女から来たメールは予想だにしないものだった。

“明日、全体が終わったら2人で少し話せない?”

この時僕はまだ信じていない…
まさかこれが彼女の真剣な話だなんて。
だから当然、翌日も大して気にもしないまま
全体はとても盛り上がった。
日も傾き醒める前にということで
全体としては解散した。
その帰り道彼女は僕の左袖を掴んだ。

“ちょっと話せる?”

あぁそうだった…というより本気だったんだ…というのが本音だった。
とりあえずゆっくり話せるところと思ったが、さすがに中学生、喫茶店なんてオシャレなことはできず、近所の公園に甘んじた。
まさかこの選択が幸をそうするとは知る由もないまま

to be continued…