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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード8

宝石のような眼を持つ、陰気な雰囲気を放つタケルと瓜二つの青年がそこに立っていた
「我が友よ...貴方の願いも...これで...これで私と一緒に...」
「供界...ボクは実体を得られた...感謝するよ...」
青年はタケルの方を向いて
「君がこの体の提供者か...」
「お前は...何者だ...?」
「ボクに、決まった名前はない...前は、運命の戦争...とか呼ばれてたっけな...まぁ昔の話だ...それよりも、同じ人間はこの世に2人も要らないんだ...」
何か、寒気を感じる
「だからここで...死 ん で く れ な い か」
寒気は更に増す
この宝石のような瞳を見ていると、どこか違うところに連れていかれる...そんな錯覚さえ覚える
常時静かな口調なのも、恐ろしさを更に際立てる
「確か、こうするんだっけ?」
青年にベルトが装着される
そこには、見たこともないカードデッキが填まっていた
「黒龍...はっ!」
タケルもとっさに構える
青年に黒い影が重なり、漆黒の龍騎士 リュウガとなった
「へ...変身!」
タケルもライアとなる
それでもタケルは、恐怖で体が麻痺していた...

「黒龍か...面白いのが出てきたな」
貴族のような風貌の青年が眺めていた
その手には、蛇のエンブレムが象られたカードデッキが握られていた...

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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード6

木の影に一人、優越感に浸る男が、
「もうすぐだ...もうすぐ...!」
そしてだんだん、それは人を寄せ付けぬ狂気の笑みへと変わっていた...

「こいつら一体、何体いるんだよ!」
タケルはもうじき、50を超えるトルーパーを倒していた
「ん?お前が、ボスか?」
今までとは違う鎧...もとい、ブラッドキウイアームズを纏ったトルーパー
そして...
「あなたも、鏡の祝福を得たか...」
どこかで聞き覚えのある声がした
「どこだ...どこにいる...」
「まずは、試練を乗り越えていただこう...」
再び、トルーパーが10体ばかしと、キウイアームズを纏ったトルーパーが襲いかかった...

王蛇はモンスターとの契約により、蛇の特性を得ていた
そして、その感覚が何かを捉えた...

SWING VENT
「はぁはぁ...これで全部か...?」
誰かが歩いてくる
「すばらしいセンスだ...あなたも、私の救済に加わる気は無いか?」
「誰だ...?そしてなんだよ、救済って...」
男は恍惚とした表情で続ける
「私は神へと至る...私ならば、彼のように愚かではない...彼は、ヘルヘイムを払い除け、人類の進化の道を閉ざした...だが私は...私ならば、人類を見捨てたりはしない...」
「まて、ヘルヘイムって何だ...?払い除けたって...」
「ヘルヘイム...それは、進化の祝福だ。彼は...あの鏡の中の男は、それをみすみす遠ざけた...彼の罪は重い!だが、彼に選ばれたのなら、まだいくらでも手はある...」
「進化?神?お前は...一体...」
「過去の私ならば、なし得なかっただろう...だが、ここにはいいものがある」
彼が取り出したのは、妖艶な輝きを放つ不思議な珠だった
「彼は私の理解者だ」
タケルが2人に分裂する...
「黒...龍...」
タケルがそう呟いた時には、珠と分身のタケルは融合を完了していた...

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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード6

ある男が血に染まった騎士と対峙する
僅かに生き残りはいたが、周りはすでに惨劇と化していた
彼はカードデッキを翳す
「我の魂よ、昇華せよ!真撃符、聖魂転成!」
彼は怪しく揺らめく蛇を纏いし戦士、仮面ライダー王蛇へとその姿を変えた...

タケル達の元にも、惨劇は伝わってきた
その後、襲撃を受けた隊が先発部隊立ったため作戦の見直しも検討された
その時、タケルは...

「なぁ、あんた」
タケルは町の外れにあるここら辺の建物とは全く違うところで神崎士郎と対峙していた
「なんだ...」
低く突き刺さる声が響く
「俺に...力をくれよ。出来るんだろう?あのときのように...」
「ライダーとなった者は、最後の瞬間まで戦い続け無ければならない...その覚悟はあるか...」
「最後の...瞬間...」
士郎はカードデッキを1つ精製してタケルに渡す
タケルは受け取った瞬間、謎の耳鳴りが響いていた
そして...
「このカードで、モンスターと契約しろ」
白いカードを渡された
受け取ったとき、近くにあった鏡からエイの姿をしたモンスター...エビルダイバーが出現した
タケルはエビルダイバーにカードをかざす
エビルダイバーはカードへと入り、カードデッキに紋章が浮かび上がる
「契約成立だ...戦え!」
タケルが振り向くと、そこには士郎は無かった...

FINAL VENT
『バナナオーレ!』『ブラッドバナナオーレ!』
2つの技が激突する...
蛇の目が輝く
王蛇が勝ったのだ...

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幻想仮面倭伝 古墳編 エピソード2

後のヤマトタケル...生名「タケル」と名付けられたその子はすくすくと育った
彼が7歳となった時、すべてが始まった...

銅鏡が爆発した...いや、正確には内側から
人が駆けつけたとき、銅鏡の前に見慣れぬ外套を纏った人が倒れていた
名を神崎 士郎、彼はほとんどの記憶を失っていた
覚えていたことといえば妹(らしい)の名前、ミラーワールドという単語、そして13個のカードデッキの生成方法...
どれもこの世界では理解されなかった...

真っ先に気づいたのは士郎だった
「誰だ...」
いつもと変わらぬ静かな口調で呼び掛ける
「あなたはこの世界の人間ですらない...ましては、私とも違う...あなたは何者なのだ...」
静かに『気配』が答える
士郎が『彼』を捉える
「(やれ)」
そう士郎が念じると『彼』の背後にあった水溜まりから鳳凰型のミラーモンスター...ガルドサンダーが出現し、『彼』に一太刀を食らわせんとする...
『彼』はいつの間にか、士郎の前に立っていた
「残念だ、あなたなら私の理想を叶えられると思ったのだが...」
『彼』は冷ややかな目をして言った
士郎の直感のもとたまたま通りかかった村人にある一枚のカードデッキを投げ、姿を変えさせた
神崎士郎の切り札にして傀儡である黄金のミラーライダー、仮面ライダーオーディン 降臨!
「残念だ...」
『彼』の腰には士郎の見たことのないベルトが巻かれていた
そして...
「変身...!」
『ザクロ!』
『ブラッドオレンジ!』
ロックオン!
カッテングブレードをおろす
『ブラッドザクロアームズ!狂い咲きサクリファイス!』
『ハッ!ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道 オンステージ!』
血に濡れた救済者の名を冠する
アーマードライダーセイヴァー 降臨!
後に、数奇の運命に翻弄された2人が巡り合った瞬間だった...

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幻想仮面倭伝 縄文~弥生編 エピソード7

闇が目覚める...

帰る途中でユウスケは、強烈なデジャブに襲われた
だが、それはその通りだったわけで...

村からの黒煙、そして悲鳴...
『あの日』を思い出させる忌々しき記憶...
ユウスケ、最後の戦いが幕を上げた...

村に着くと血生臭い臭いが鼻を突いた
村は、既に惨劇だった
そして、村の中程...
『それ』はいた

「クウガ...!ジガギ・ズシダバ...(クウガ...!久し振りだな...)」
「お前...皆に何をした!」
「ギラギラ・ギビジヂ...ゴロギ・ダギダ・ルギズグ・ザギス!(忌々しき日々...思い出しただけで、虫酸が走る!)」
「変身!」
ユウスケは感情のままにクウガへとその身を変えた...

ユウスケは『それ』との戦闘に既視感を感じた
「お前...もしかして...」
「クウガ...ジャトド・ビズギダバ...(クウガ...やっと気付いたか...)」
「でも...なんで!あの時、完全に!」
『それ』は戦闘をしながら語り始めた...

あの日、滅ぼされた種族...
そう、『それ』は獣人であった
クウガに王もろとも滅ぼされて奇跡的に生き残った個体、それが今交戦している種
通称、グロンギ
血に濡れた殺戮者である...

「グワァ!」
グロンギは強かった
多少、体の衰えもありとても敵わなかった
気付くと、ヒミコの村まで飛ばされていた
人々が野次馬に来る
「(みんな...逃げろ...)」
そう発そうとして、声がでないことに気付いた
それは、恐怖感故の一時的なことだったりする
「聖魂転生!」
その声が響く
それはヒミコの声だった
「これを使え!」
なにかがアマダムに吸収されていく...
クウガの力、ヒミコの力
2つが合わさり、新たな戦士が誕生する...
クウガはヤマ・マイティフォームとなった...

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幻想仮面倭伝 縄文~弥生編 エピソード6

「俺、行ってきます!」
これがユウスケの日常だった
ユウスケは村の皆のために獲物を狩ったり、力仕事などを率先してやっていた
そんなユウスケの人柄をみんなが愛していた
そんな日々の内の1日...

いつものようにユウスケは狩りに出ていた
そんな時、見覚えのある顔が...
「お主...ユウスケだな...」
「えーと...確か...そう!ヒミコさん!お久しぶりです!こんなところにまでどうしたんですか?」
卑弥呼、ユウスケの村の近くにある、大きな村の村長である
「うーん...説明はできん、ちょっと来てくれ」
「わかりました...」
ユウスケはヒミコの村へ向かった

「いや~ほんとに、いつ来ても大きいなぁ...」
ユウスケは村の真ん中、村長の家に来ていた
ヒミコは早速なにかを始めた
「なにやってるんですか?」
「お前の運命を見たいと思ってな...」
「運命...」
「始めよう」
卑弥呼は目をつむった

ヒミコのみたユウスケの運命...
それはクウガとしての過酷な戦いだった
一人残された悲しみ、ギルスそしてアギトとの戦い...
ヒミコは全てを「見た」
そして、ユウスケから発せられるアマダムの力を使い、ある技を完成させた...

「終わりじゃ」
「うーん...なんかされたって実感ないなぁ...」
「いいのだ...呼び止めてすまない」
「いや、いいんです!では、また」
ユウスケは村へと帰っていった...

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幻想仮面倭伝 縄文~弥生編 エピソード2

クウガに変身したユウスケの肉体は、獣人の攻撃を易々と受け止めた
「なんだよ...これ...」
ユウスケは自分自身の変化に驚きつつも、沸き上がる力を認識していた
「カクセイシテシマッタカ...」
獣人の肉体も変化する
獣人はギルスと呼ばれるモンスターに変身した
クウガに似た形の緑の肉体、天を挟み込むような1対の角...
ギルスは破壊を極めたクウガ、といった感じだった
「なんだよ...それ...」
「クウガ...キエテモラウ...」
ギルスはクウガに襲いかかる
クウガはひらりとかわし、手刀でギルスを叩き落とす
そして、再びアマダムの声を聞く
あいつを倒せ
ユウスケの体は意思に反してギルスに飛び蹴りを喰らわせる
謎の紋様が浮かび上がり、ギルスは消滅した
「なんだよ...この力...」
ユウスケは変身を解き、呆気にとられていた...

とある場所の地下、獣人の住みかのような所で...
「アギトサマ...クウガガアラワレマシタ...」
「クウガ...ワガシュクテキヨ...!シュクセイシテヤル...」
アギト、闇より生まれし、紅蓮の炎を纏う邪悪な戦士である
「エクシード...オマエラニクウガホカクヲメイズル...」
エクシード、ギルスの進化形であり、戦闘の指揮を主に行う
「リョウカイシマシタ...」
エクシードが3体、クウガの元へ向かった...

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幻想仮面倭伝 縄文~弥生編 エピソード1

時は縄文、とある村での出来事...
「獣人だ!みんな、逃げろ!」
獣人と呼ばれる、獣が二足歩行になったような種族がいた
彼らは数々の村を襲い、獲物やら村人やらを貪っていた
彼らは仕留めに来た村の戦士たちをものともせずに薙ぎ倒していく
「やめろ!もうやめてくれ!」
ユウスケ、平和主義者の戦士には向いてないような戦士だ
「オマエモクッテヤル...!」
「ユウスケ!」
村人がユウスケをかばう
だが、意味無く吹き飛ばされる
「ゲンさん!グワァ!」
ユウスケは吹き飛ばされて、気を失った...

声が聞こえる
お前は...戦士か...
「誰?確かに俺は戦士だ」
お前に宿命を背負う強さはあるか?
「わからない...あなたは誰なんだ...!」
試してやろう...我が名はアマダム...宿命の戦士...
ここで声は途切れた...

ユウスケが目を覚ますと、そこは家だった
ユウスケが体を起こすと、痛いくらいの静けさが広がっていた
「あれ...?みんな...?」
取り合えず外に出てみる
獣人に荒らされた後、生臭い臭いが鼻をつく
横を見ると獣人が一人、こちらを凝視している
「なんでだよ...何でこんなことをするんだよ...!」
「ダマレ...!」
獣人はユウスケに向かって襲いかかってきた
その時...
何かが体を守った
良く見ると、腰に何かが巻き付いている
「なんだ...これ...」
「オマエガクウガ...ダト...」
「クウガ?これの名前かな?」
「クウガは...シュクセイスル!」
再びユウスケに襲いかかる
ユウスケが死を覚悟した時、ベルトが光る...
ユウスケはなにか大きな力に包まれるのが分かった
肉体が変化し、ユウスケは仮面ライダークウガとなった...