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輝ける新しい時代の君へ XⅢ

「大きくなったら読めるようになるよ。君は頭が良いからね、あっという間にね」
「それなら早く大きくなりたい」
「でもね坊や、もっと頭良くするには勉強しなくてはならないんだよ。俺はあんまりお金がなかったから小学校までしか行かなかったのだけれど、いやー、今でも後悔してるね。だってね、もう九つも下の、帝大出の二等兵がいたのだけれど、俺より年も階級も下なのに、俺より計算が早いんだ。俺が全然知らないことばっかり知っているしね。だからすぐ将校さんになったけれど。アレすごく悔しいんだ。だからね、勉強はしないといけないよ」
 少年が聞くにはあまりに長い話だったので、無表情のまま内心うろたえて、話している間、男の方を向いたまま固まってしまった。話が一段落するとやっと、かろうじて首を数度傾げた。男はその様子を不思議そうに眺め、意味が分かると慌てて「ごめん、長かったね。喋るの楽しくて」と苦笑した。
 その後も取り留めのない会話をして、少年は伯母の家に向かい、男はいつも通り手を振って見送った。

 雨が散々に降る季節もやっと終わったかと思うと真っ白い太陽の光がかんかん照り付ける季節がやってきた。まだ朝だというのに逃げ出したくなる暑さだ。これからもっと暑くなると思うと気が滅入る。音源の特定できないやかましい無数の蝉の声が、暑さを助長する。
 それでも今日も、ベンチで二人、くだらない会話を楽しんでいた。
「……あつい」
 四季の変化は基本的に楽しんでいる少年も、うだるような暑さには負けるようだった。白いブラウスの襟元をハタハタさせる。
その中でも少年は、幼心に空の美しさを楽しんだ。白く鋭い光と、終わりを感じさせない青空を映し色づく積乱雲、深緑の木々とのコントラストは、彼の心を奪うには十分だった。
「空はこんなに綺麗なのにね」
 男も少年の意見には同意しているようだったが、涼しい顔をしてにこやかに笑っている。
「……さいきんおもってたけど」
「どうしたのかな?」
「それは、あつくないのか」
 少年は男を指さして言った。『それ』というのは、男の服装の事だった。春に出会った時と同じ、くすんだ緑色の服。生地もあまり薄いようには見えない。それなのに彼は汗一つかいていない。

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アイスクリーム

 こーんにーちわー。ほんとあのコ可愛いよねっつってから、らぶたんも可愛いよ、または、らぶたんのほうが可愛いよってゆーセリフを待ってたけど言われなかったJKのらぶたんだよー。
 ところでみんなゎアイスクリームにウエハースをそえるのって、どうしてか知ってる?
 そーだよー。冷えてマヒした舌をリセットして最後まで美味しく食べるためだよっ。
 って、はあ?
 実際アイスクリーム食べてるとき、よさげなころあいでウエハースかじってみたことあるけど大して変わんなくない? むしろ口んなかぱさぱさになっちゃってアイスクリームの食感邪魔するだけじゃない?
 言われてみれば、じゃね?
 ほんとのこと教えちゃうね。
 ある日ぃ、アイスクリームを売ってたぁ、あたしのおじいちゃんのとこにぃ、知り合いのウエハース受託製造メーカーの社長がぁ、注文がなくて困ってる。よかったらアイスクリームと一緒に出してみてくれないかって言ってきたのぉ。
 おじいちゃんはしぶしぶだったみたいだけど、やってみたらおしゃれなものに敏感な層にばかうけ。それが広まって現在にいたってるってわけ。
 なんてね。うそうそー。
 そもそもウチのおじいちゃん、アイスクリーム売ったことねぇし。
 あ、ところでこのエピソード、きいたことある?
 コーンにアイスクリームをのせるようになったのゎぁ、アイスクリーム屋さんがアイスクリーム売っててぇ、アイスクリームのせる紙皿がなくなっちゃったときにぃ、隣のワッフル屋さんの人が紙皿代わりにワッフルで巻くのをすすめたからってゆーやつ。
 これはほんとだよー。
 かなぁ?
 アイスクリームの量に見合った数の容器用意してないなんてずいぶん間抜けな話じゃね?
 商売人として失格じゃね?
 いったい何が言いてーんだって?
 もっともらしい説をすぐうのみにしちゃ駄目だってことをるなは言いたいのだ。かといってやみくもに疑うのも駄目。疑ってみてちゃんと考えて、妥当だってこたえを選ぶのがベストなんだよっ。
 それじゃこのへんで。バイビー。
 閲覧数は少ないわいいねはないわですさんでいたのでJKを装ってブログを発信したら、いいねが100万件ちょっと。コメントが30万件ちょっとついた。

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