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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 13

「そう、壊滅した」
ゲーリュオーンを除いてとデルピュネーが言うと、イフリートとビーシーが目を見開く。
「ゲーリュオーンを除いて…」
ビーシーがそうこぼすと、そうなのとデルピュネーは頷く。
「あの時、ゲーリュオーン以外のモンストルムはみんな戦死した」
その時、ゲーリュオーンはショックの余り暴走したらしいのとデルピュネーは淡々と続ける。
「ゲーリュオーンは仲間を倒したインバーダたちを瞬く間に一掃した」
街が壊れるのもお構いなしにね、とデルピュネーは言う。
「幸い一般市民への被害はなかったらしいけど、ゲーリュオーンはこの時のことが今でもトラウマみたい」
街を余計に壊しているから、市民からの反感も買ってしまったしねとデルピュネーは目の前で暴れる怪物を見上げる。
怪物は未だに目の前のインバーダを殴り続けていた。
「じゃあ、アイツが怪物態への変身ができないのって」
そういうこと、なのか?とイフリートはゲーリュオーンの方を見た。
「まぁそういった所ね…」
デルピュネーがそう呟いた時、インバーダを殴っていたゲーリュオーンが3人の方をゆっくりと見た。
そして不意に雄叫びを上げたかと思うと、3人に向けて拳を振り下ろした。
「⁈」
デルピュネーがとっさにバリアを張ったことで拳は弾かれたが、突然のことにビーシーが腰を抜かしてしまった。

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我流もの書きスタイル “書き溜め”のすゝめ

随分前になるけど、「(ポエム掲示板に作品を)コンスタントに投稿し続けられる人はそうそういない」と言われたことがある。
自分からしてみれば先駆者がいたので驚くことでもないのだが、なぜコンスタントに投稿し続けられるのか、ちゃんと理由がある。
それは、「ある程度“書き溜め”を行っている」から。
自分が書く物語はいくつかのエピソードに分かれているのが基本だが、最低でも1エピソード分(1ヶ月分)は“書き溜め”ておいているため、忙しい時期でもコンスタントに投稿し続けることができるのだ。
あとそもそも、掲示板の投稿フォームで直接文章を作るようなことはしないようにしていることもある。
単発の読み切り作品ならともかく、長編作品はその場その場で文章を書いていると前後の文との整合性がとれなくなったりするため、それを避けるために事前に文章を書き出すようにしているのだ。
また、“書き溜め”を行うことで書いた時から投稿するまでに時間を置くことができるため、投稿前に文章におかしい所がないか確認することもできる。
面倒なようにも見えるが“書き溜め”はメリットが大きいのだ。
という訳で、「コンスタントに投稿することが難しい!」という方はまずある程度“書き溜め”ることをおすすめする。

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指定席

三両目、一番前のドアから電車に乗る。
この時間はどの席にもいつも同じ人が座っている。
不思議なものだな、と思いながらもいつもの『自分の席』に座る。
四人掛けシートの窓側。進行方向と反対側の席。この席は朝日を眺める特等席だ。

単語帳を広げてもやる気が起きない。赤シートに朝日が反射して眩しい。あの朝日をうっとうしいと思ったのはこれが初めてだ。今まではぼーっと朝日を眺めながら音楽を聴くのが楽しみだったのに。頭に入らないアルファベットの羅列を眺めながら、私は何がしたいんだろう、と考える。
したいことが見つからない。行きたい高校が見つからない。好きなことも見つからない。学校に行って、部活に行って、友達付き合いも忘れずに。そうして家に帰ればまた次の日も学校だ。全て誰かに敷かれたレールの上を進んでいるようで、ぞっとする。私でなくても私という存在が成り立ってしまうのではないかと、矛盾しているような想像をしては一人で落ち込む。その頃には、気づけば手元の単語帳は閉じられていて、車内放送が最寄り駅に到着したことを告げる。

慌てて「すみません」と言いながら席を立つ。隣の高校生の男の人は軽く会釈しながら長い脚を折りたたんで、私が通れるように最善を尽くしてくれる。
電車から降りると笑顔でいなければならない。
いつも通り、後ろから軽快な足音がする。
「和花ちゃんおはよー」
「おはよー、今日寒いね」

悩みを悟られないように、明るく。



【和花 Sakura Nodoka】
中学三年生
吹奏楽部員
高校受験に悩む

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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 11

「2人共!」
バリアを展開するデルピュネーと共にビーシーが2人の元へ駆けつける。
「小型種はみんな片付けたよ」
後はあの大物だけ、とビーシーはゲーリュオーンとイフリートに声をかける。
「…ゲーリュオーン?」
ゲーリュオーンの暗い顔を、心配そうにビーシーは覗き込む。
ゲーリュオーンはハッとしたように顔を上げた。
「大丈夫?」
ビーシーの問いかけにゲーリュオーンはあ、ああと答える。
その瞬間ガシャーンとインバーダにワイバーンが押し倒された。
「うおやっべ!」
ワイバーン押されてるよとイフリートは呟く。
「やっぱしおいらのでば…」
「いやいい」
イフリートがそう言って前へ出ようとした所を、自分が行くとゲーリュオーンが止める。
「じ、自分が行くって…」
お前怪物態は…とイフリートは言いかけたが、ゲーリュオーンは大丈夫と返す。
「別に使えない訳じゃない」
ただ、少し暴走するかもしれないだけと歩きながらゲーリュオーンは携えた槍を投げ捨てる。
「だから、その時は、頼む」
ゲーリュオーンはそうとだけこぼすと目の前の敵に向かって駆け出した。
「ちょ、ちょっと待て!」
頼むって…とイフリートはその後を追い始めたが、その時にはもう目の前のモンストルムは3つ首の翼の生えた巨人に変貌していた。

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CHILDish Monstrum:CRALADOLE Act 10

「*]‘;・’{‘;’}<}+[‼︎」
飛竜はそのままインバーダに飛びかかった。
「いっけー‼︎」
ワイバーン!とイフリートは拳を突き上げて飛び跳ねるが、ゲーリュオーンは呆れたようにワイバーンの様子を見ていた。
「ワイバーン…指示はまだなのに」
「えーいーじゃんそれくらいー」
今回の出撃自体命令が出る前だったし、これくらい許してくれるだろーとイフリートはゲーリュオーンの方を見る。
「確かに命令が出る前の出撃だったが、それはまだいいとして指示前の怪物態使用は…」
「なんだよおめー真面目だな」
イフリートは長剣を地面に突き立てながら言う。
「アレか、お前作戦失敗が怖いんだ…」
イフリートはそう言いかけて言葉を止める。
なぜならゲーリュオーンが黙って俯いていたからだ。
「お前」
イフリートが思わず呟くが、ゲーリュオーンは黙ったままだ。
「…」
2人の間に沈黙が流れる。
しかしその沈黙は近くの建物にインバーダがぶつかり建物が崩れたことで破られた。
「危ない‼︎」
高い声と共に2人の頭上にバリアが張られ、頭上から落ちてくる瓦礫は弾かれた。
「2人共!」
バリアを展開するデルピュネーと共にビーシーが2人の元へ駆けつける。