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Pretty U (リクエスト)

「あ、あのさ…」
「ん?何?」
「い、いや…なんでもない…」
「なにそれ‪w」
言いたい。
言いたいけど…言えない…
言いたいことが多すぎて…
整理がつかないんだ。
僕の心は伝わんない…
僕の心を取り出して君にコピー出来たらどれだけいいか。

「好き」
この2文字を言うだけなのに…
妙に緊張して言葉が上手く出ないんだ。
顎まで出かかっているこの言葉。
出したらこの関係が壊れてしまう気がして。
怖くて言えないんだ…

今目の前で話して、笑っている君はどう思ってる?
他の人がいい?…やっぱりそうかな…?
僕なんてただの友達なのかな?

キレイな言葉をすべて集めて表現しても、
僕にとっては君だけなんだ。
君しか見れないし、こうゆう風に話せるのも君だけ。
僕にとっては特別な君。
…よし。
明日、必ず言おう。
君に僕の気持ちを全部。


「急にどうしたの?」
「あ、あのさ…僕は君のことが…」





「好き!!」



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みー♪さん(今は稀星-キセ-さん)!!
リクエストありがとうございました!
遅くなってごめんなさいー(><)
どうですかね?
2日連続企画第1弾!!
感想お待ちしております!
明日も書きます!
もしかしたら、もう一個書くかも…?

13

今を生きる辛いひとに幸を(下)

私の前に、やたらと元気な妖精さんが現れた。どこかあどけなくて、笑顔の似合う、私とは正反対の妖精さん。
私には友だちがいない。上司も同僚も嫌い。家族ともしばらく会ってない。毎日嫌い。嫌い嫌い嫌い。でも、そんな自分が一番嫌い。
何が元気よ,はじめはそう思った。元気とかバカみたい。誰も認めてくれない。楽しくない。ただ、妖精さんは、私の想いをすべて受け止めてくれた。
それから私はたまに笑うようになった。正反対の私たちだけど、ひとつだけ、好きな食べ物が一緒だった。それが、プリン。一緒にプリンを食べているときが、一番笑ったかもしれない。

外に出るようになった。
上司から褒められるようになった。
同僚と趣味が同じだった。
家族はあったかかった。
妖精さんに元気をもらった。


カーテンを開けたある朝、いつも元気な妖精さんが泣きそうになってた。一瞬ためらって、もう会えない,そう言われた。
私は君を元気にするために来たの。もう君は、ひとりでも自分を奮い立たせることができる。そう言って、微笑んだ。
訳がわからなかった。違う、まだ私はあなたがいないと生きていけない。
すると妖精さんは悪戯っぽく笑った。
私は、君がこれまでに捨ててきた元気なの。私は君、君は私。君にはちゃんと元気がある。一度は捨てた元気を、私を、もう一度拾ってくれて、本当にありがとう。
――姿が見えなくなった。

元気になったはずなのに涙は止まらなかった。けれど、私は仕事へ行く準備を始めた。
テーブルにメモと一緒にプリンが置いてあったから。

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