掴め、
5年という時間軸の上を歩いてきたこと
酸いも甘いも
悲しいも嬉しいも
切ないも愛してるも
それなりに味見して
全てこの身ひとつで乗り越えてきたんだ
不安を抱いて眠れない夜に
ことばひとつでなみだを泳がせて
迎えた朝の美しさを
悔しさに塗り潰されて
泣きながら食べたおにぎりの味を
頑張ってね、と
握ってくれた手の柔さとあたたかさを
きっと忘れないよ
夢という言葉じゃ括りきれないほど
もう綺麗なものじゃなくなったけど
愛おしい記憶は、貰ったことばは、
きっと明後日、わたしの脳を突き動かす力になる