君のオト、私のコト
夏祭りに行って
演奏してる 君の音を探した
君が奏でるオンガクを
君のトロンボーンの音色が
私にはすぐ分かるはずだと信じつつ
だけど 君の姿は分かっても
君のオトは分かんなくて
他の吹部のオトと混ざってこそ
良いオトが奏でられる
分かってるよ 私は音楽が好きだから
でも
それはまるで 君の私への想いが
分かんないのと一緒みたいで
ちょっと悲しい。
君と花火は見れないし
きっと自習でも会えないから
もう寂しいんだ
今はただ君のトロンボーンのオトを
耳に焼き付けつつ
目の前の 参考書に 向かうだけ
夏休み明けに 成長した 私のコトを
見ててほしいから
寂しくても きっと大丈夫
ほら 今日も君のオトが 聞こえてる
ほら 今日も私のココロが 震えてる