なまいとつむぎ #2
君らは過去に広がっているパラレルワールドについて考えたことはあるだろうか。
つまりこう言う事だ。
私達が知らない内に、何者かによって過去を改竄されているのかもしれない、と。
はじめにこれを読んでいる諸君はこう感じたであろう。
「過去など改竄されているはずは無い、私の感じた一分一秒リアリティのある記憶があるのだから。」
と。
こういう事を考えるのはある意味悲しい事かもしれないが、私はこう考える。
「自分の記憶など主観的観測過ぎて信じるに価しない。そう言う存在が居る可能性が0とは言えない状況だから疑って掛かるべきだ。」と。
考えた事があるであろうか。
自分が昨日食べたのはそれだろうか。
自分の出た学校はそこだろうか。
自分の友達は彼ら彼女らであろうか。
.........止めよう。
自分の記憶程批判的に見なければならない物も無いかもしれない。
そう思って無駄な時間を過ごした日付変更線であった。