刻印のくちづけ
きみを統べる紅のハートが
鳥籠のなかで脈を打つ
触れた肌はひどく熱く
まるで命を燃やすかのようだ
きみはなにが好きなんだっけ
どんなふうに笑っていたっけ
僕が24個目の鍵をかけたとき
きみはどんな話をしていたっけ
火をともしたその瞬間から
消えてしまう日を恐れていた
どうしようもないぼくだから
閉じ込めておくしかなかったの
無機質な管で縛りあげて
それでも響くきみの歌
折れた風切羽を抱いたまま
ゆりかごでさえずるきみの魂
いくら自由を奪ったって
きみは夢を紡ぐのをやめなかった
そんな無垢なきみだけが
ぼくの生きるすべてだった